英進館 天神校教室ブログ

2021.01.06

大学入試もプログラミングが必修化!

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
2020年はプログラミング教育元年とも言われておりましたが、これからのプログラミング教育の流れについて多くの質問をいただきますので、今回ここにポイントを整理いたします。

学校教育における今後の流れ

2020年に小学校でプログラミング教育が導入されました。
今後、2021年には中学校の「技術・家庭」科目の技術分野でプログラミングの内容の拡充、更に2022年には高等学校にて「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」の教科が新設されます。
また、「情報Ⅰ」については文理選択に関わらず、共通の必修科目となる予定です。

大学入学共通テストの必修科目に!

そして、2022年から「情報Ⅰ」を学び始める高校1年生が大学を受験するタイミング、つまり2025年より、大学入学共通テスト(センター試験の後継)に文理共通の必修科目として「情報」が新設される見込みです。

大学入試の「情報」科目とは?

大学入学共通テストの問題作成を担う大学入試センターから、試作問題が公表されました。
内容は多岐に渡り、画像や動画のデータ処理に関する事項や、著作権やセキュリティ、ネットワークなど、幅広い知識を要求されます。

https://www.ipsj.or.jp/education/edu202012.html
※上記は、「一般社団法人 情報処理学会」のサイトです。こちらに試作問題が公開されております。

今回公表された試作問題の第5問がプログラミングに関する内容です。(プログラミングを用いて暗号を解読する、という会話形式の問題です。)

安心してください。プロクラで学べます。

問題をご覧いただけたでしょうか?
この内容が文理共通の必修学習項目だと思うと、私も正直驚きました。
しかし、安心してください。問題中に登場する語句やアルゴリズムは、プロクラで学ぶ内容が多く含まれております。

例えば第5問の問2の文中に登場するアルゴリズムは、「分岐」や「繰り返し」という処理で、プロクラの初級コースで学習します。
「要素数(要素番号)」や「配列」「変数」といった用語は、プロクラの中級コースで扱います。
中級コースにお通いのお子様におかれましては、まだこのレベルを解くことまでは難しいかと思いますが、少なくともこれらは授業内でプログラムを作成していますので、言葉に対して抵抗感は無いと思います。(勘の良い子は、解けるかもしれません!)

おわりに

プログラミング技術、また、それを扱う思考は必ず将来に活きてくる、お子様の無形の財産となると考え、当教室では愛情を持って日々子供たちに接しております。
大学受験の為にプログラミング指導を行っているわけではございませんが、今回の大学入試試作問題を拝見し、我が国の教育方針にも沿う内容をご提供出来ていると改めて感じました。
これからも、「楽しく」プログラミングを学んでいって欲しいと思います。