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ITの意味とは?子どもにもわかりやすいように解説

IT社会で生活するために、親子で知識を身につけよう

私たちは、さまざまなITデバイス・ITサービスに囲まれながら生活しています。パソコンやスマートフォンなどのIT機器の所持が当たり前になった現代では、インターネット環境やオンラインサービスを手放すことは困難です。

IT社会は、今後もさらなる進化を遂げると予想されます。今回は、IT社会で生活するために必要な知識をご紹介します。子どもがIT技術に慣れ親しむ方法や、おすすめの習い事なども解説するので、デジタル時代における教育に役立ててくださいね。

ITの意味とは?わかりやすく解説

ITとは、Information Technologyの略称です。インターネット・パソコン・スマートフォンなど、デジタル技術(情報技術)の総称を指します。

そもそもデジタルとは、連続的な量を段階的に区切り、数字で表すことです。よりわかりやすくいうと、コンピューターの計算結果や計器(物の長さ・重さ・量などを測る機械の総称)の測定値を数字で表すことでもあります。

つまり私たちが触れているITサービスは、内部情報を分析すれば、すべて数字によって表されるものなのです。幅広いデジタル技術が生活やビジネスに落とし込まれ、便利で効率的なサービスとして機能している社会をIT社会と呼びます。

今やITは、私たちの生活に欠かせません。情報収集・経済活動・自己表現・コミュニケーション・インフラ・物流・ニュースなど、ライフスタイルのあらゆるシーンでIT技術が応用されています。

よく使われるIT用語の意味

ここでは、日常でも耳にすることが多いIT用語についてご紹介します。今後の私たちの生活にとって、IT用語やITの知識はさらに身近なものになっていくでしょう。IT社会における基本的な用語を理解し、世の中のサービスや情報技術についての理解を深めることが大切です。

AI

AI(エーアイ)とは、IT技術によって創られた人工知能を意味します。AIと聞くとロボットやアンドロイドなどを想像する人もいるかもしれませんが、人型をしていたり、必ず目に見えたりするわけではありません。AIは、人間の知的活動をコンピューターで模倣するIT技術です。

人間の脳には、記憶・判断力・推論力・学習能力などさまざまな役割があります。人間特有の能力は、ただ命令されたことを行うだけのロボットには模倣できません。AIはこれらの能力をまねできるように研究・開発されているIT技術であり、今後のIT社会の変容における中心的な存在です。

OS

OS(オーエス)とは、Operating Systemの略称です。パソコンやスマートフォンなどのIT機器を操作したり、アプリを使ったりするために必要になる基本的なソフトウェアを意味します。国内で代表的なOSは、Windows・Mac・Android・iOSなどが挙げられます。

OSは、デジタルデバイスの操作・制御・管理のために必要なIT技術です。たとえば、今このようなWeb上の記事を検索・閲覧することや、SNSのようなアプリを楽しむことも、OSがあるからこそ正常に操作できています。

プログラム

プログラムとは、機械が理想通りに動くように用意される「命令の情報」という意味です。もともとプログラムという言葉には、物事を行うための手順や計画表という意味があります。ITにおいて、プログラムはAIやコンピューターを指示通りに動かすために必要です。

ITにおけるプログラムは、多くの場合アルファベット・数字・記号の羅列で入力・表示されます。プログラムを作成することはプログラミング、作成する人はプログラマーと呼ばれます。とくにプログラマーは、今後のIT社会で需要が高まっていく職業といえるでしょう。

ビッグデータ

ビッグデータとは、人間の力だけでは全体を把握することが困難なほど膨大なデータ群を意味します。IT社会では、ビッグデータを活用することで生活の利便性が向上します。

ビッグデータと呼ばれるために必要なデータ量のボーダーラインは設定されていませんが、ビッグデータは以下の3つの要素を備えていることが特徴です。

  • volume(量)
  • variety(多様性)
  • velocity(速度・頻度)

IT社会では私たちの行動が多くの企業によってデータ化され、保持・管理・活用されます。たとえばWebの行動履歴・Web上のメディアデータ・GPSや温度などのセンサーデータなどが挙げられます。今後も増え続ける巨大なIT情報を管理するために、さらなるIT技術が求められるのです。

IoT

IoT(アイオーティー)とは、Internet of Thingsの略称です。IT技術の進化前まで「インターネットに接続されていなかったモノ)が、ネットワークを通じて情報交換をする仕組みを意味します。

たとえば家電製品・電子機器・建物・車などは、それぞれ独立したモノとして人間の生活を助けてきました。IT技術の進化によってネットワーク環境が整った現代では、さまざまなモノたちの情報がサーバーやクラウドサービスに接続され、利便性が高まっています。

ITを使いこなすために必要な要素

ここでは、ITを使いこなすために必要な要素をご紹介します。デジタル機器やオンラインサービスに囲まれている現代では、IT技術を避けて生活することは困難です。IT技術の利便性を受け入れて生活するために、私たちに求められているものを学んでいきましょう。

ITリテラシー

ITを使いこなすためには、ITリテラシーが必要です。ITリテラシーとは、通信・ネットワーク・セキュリティなど、IT技術に関連する要素を理解・活用する能力を意味します。ITリテラシーの具体的な概要は、単純なIT機器の操作から、ITを駆使したマーケティングまで多岐に渡ります。

ITを安全に使いこなすためには、ITが与えてくれる恩恵やITがもたらす危険性について理解しておくことが大切です。ITリテラシーは、ITの仕組みを理解したうえで、リスクを冒さずに利便性を享受するために必要になります。

ネットワーキング

ネットワーキングも、ITを使いこなすために必要な要素です。ネットワーク化とも呼ばれ、機器・人・組織などをネットワークによってつなげることを意味します。一般的なユーザーの目線でいえば、「すべてのモノ・コトはネットワークでつながっている」と意識できているかが大切です。

またIT技術においては、インターネット環境への知識も含まれます。たとえば、家庭用の回線・企業内の回線・チェーン店の回線・街中の回線では、それぞれ用途や危険性が異なります。ネットワークにおけるメリット・デメリットを理解して活用することも、重要なIT知識なのです。

セキュリティ意識

ITを安全に活用するためには、セキュリティへの意識の高さが求められます。子どもへの教育の場合は、自分の個人情報を公開しないことや、不審なサイトを見つけたらまず保護者に相談することを徹底していきましょう。

子どもの頃からITに関するセキュリティ意識を高めれば、IT犯罪の加害者・被害者になることや、犯罪者にデータを漏洩する事態を防げます。

情報収集能力

ITを上手に使いこなすためには、情報収集能力が必要です。情報収集能力とは、効率的に良質な情報を手に入れる能力を意味します。つまりITにおける情報収集能力は、リサーチ力に起因しています。

目的の情報を得るために必要なキーワードを入力する知識、必要なときに適切な知識を活用する記憶力や発想力、キーワード同士を組み合わせるセンスなどが必要です。

さらに見つけた情報の真偽を確かめるためには、ITリテラシーやモラル・常識だけではなく、先入観を手放す意識も求められます。情報収集能力は、IT社会でIT技術・IT機器を使いこなすための総合的な能力でもあるのです。

子どもが楽しくITと触れ合う5つの方法

ここでは、子どもが楽しくITと触れ合うための方法を5つご紹介します。現代の小学生にとって、IT技術やIT機器は物心がついた頃から身近な存在です。ITを楽しみながらさらに慣れてもらいつつ、注意点やマナーも教えていきましょう。

自分でスマホやパソコンをレイアウトしてもらう

お子さんに楽しくITと触れ合ってもらうためには、自分でスマートフォンやパソコンをレイアウトしてもらう方法がおすすめです。たとえば好きな芸能人やキャラクターの画像を検索・保存してもらい、壁紙やホーム画面に設定してもらいましょう。

アプリやアイコンの並べ替えや、バーのカラー設定なども自由に変更して構いません。IT機器を通して、自分好みにカスタムする楽しさを感じられます。

セーフサーチのうえで、自由に情報を調べてもらう

子ども用のセーフサーチを設定したうえで、IT機器を使って自由に情報を調べてもらいましょう。知的好奇心を存分に発揮し、ITの海を泳ぐようにどんどん情報に触れ合ってもらいます。

調べる楽しさ・探すワクワク感・知る喜び・新しい疑問が生まれる興奮は、自分でIT機器に触れてみないとわかりません。子どもから質問をされたときもすぐには答えず、ヒントを教えて自分で調べてもらう習慣も大切です。

動画やゲームを通してデジタルデバイスに慣れる

子どもがIT技術やIT機器に慣れるためには、子ども自身が大好きなコンテンツを取り入れましょう。たとえばYouTubeでお子さま好みのチャンネルを視聴したり、ブラウザゲームで遊んだりなどがおすすめです。

ITを用いた遊びのなかでは、操作方法・検索方法などのITリテラシーも養われます。とくにタイピングゲームで身につくタイピング力は、今後のIT社会やIT教育のために欠かせない基本スキルです。小学生の頃からタイピングが得意になると、自己肯定感アップにもつながりますよ。

デジタル上でクリエイティブなチャレンジをする

お子さまがIT機器に少し慣れてきたら、デジタル上でクリエイティブなチャレンジをしてみましょう。以下に、IT機器で実現できる創造性あふれる課題例をご紹介します。

  • お絵描きツールでイラストを描く
  • ブログを開設して記事を作る
  • 無料サイトを使って自分のHPを作る
  • プログラミングを使ってゲームを作る
  • 簡単なDTMでメロディーを作る

もしもお子さまがIT機器を用いたクリエイティブ活動に興味を持っている場合は、環境を整えるためのサポートを行いましょう。たとえばDTMでは、無料のDAWソフトも多数展開されています。

家族でIT関連のアクティビティを行なう

子どもが楽しくITと触れ合うためには、家族でIT関連のアクティビティを楽しむ方法をおすすめします。たとえば、家族それぞれの写真を集めたデジタルフォトアルバムの作成はいかがでしょうか。

スマートフォンやパソコンに保存されている写真データを何枚か選んだうえで、お子さんと一緒に見ながらフォトアルバムに挿入する画像を選択していきます。ITに慣れ親しむだけではなく、家族との素敵な思い出作りにもなりますよ。

ITを身近に感じる方法は、プログラミング学習がおすすめ!

子どもがITを身近に感じるためにおすすめの習い事が、プログラミング学習です。プログラミング学習では、IT技術の利用に欠かせないITリテラシーや論理的思考力、問題解決能力、想像力など幅広い能力が養えます。

プログラミングは、2020年に開始されたプログラミング必修化によりあらためて注目されています。学校の授業だけではプログラミングの専門知識は覚えられないケースが多いため、さらなるITリテラシーを養うためには家庭学習や習い事でフォローする必要があるのです。

プログラミングはIT社会に欠かせない知識・技能であるだけではなく、お子さまの職業選択の幅やキャリアアップのチャンスを広げる習い事でもあります。

ITを楽しく学べる習い事なら「プロクラ」

今回は、ITの意味やITの基礎知識、子どもが楽しくITに触れる方法などをご紹介しました。

ITを身近に感じてもらうためには、プログラミング学習が推奨されています。しかしプログラミングに興味がない子どもにとって、学習書による独学はややハードルが高いものです。

プロクラは、子どもが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「子どものITリテラシーを高めたい」「楽しくITの世界に触れてほしい」と思っている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求などから始めてみてはいかがでしょうか。

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