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子どもが勉強にやる気を出す方法7選|やる気を落とす方法も紹介

勉強をしない子どもが不安…

「子どもがなかなか勉強してくれない」「毎日のように勉強しなさいと言ってしまう……」。そんな悩みを持っている保護者様は多いのではないでしょうか。子どもの勉強習慣は、多くの保護者様が頭を抱える課題です。

勉強しない子どもと接していると、保護者としてどこまで介入するべきか迷ってしまいますよね。子どもの自主性に任せたい気持ちもありつつ「ある程度は学習習慣をコントロールしたほうがいいのでは?」と思うこともあるでしょう。

今回は、子どもが勉強に取り組めない理由や、勉強へのモチベーションを上げる方法などをご紹介します。主体的に学習に取り組むためには、今抱えている問題の本質を理解することが大切です。子どもの状態や性質を理解し、具体的な解決方法につなげていきましょう。

子どもが勉強にやる気を出せない理由

ここでは、子どもが勉強にやる気を出せない理由をご紹介します。勉強に集中できない本質的な原因を理解しない限り、対処法も的外れなものになってしまいます。子どもによって異なる原因を分析し、状態に合った対処法を考えていきましょう。

勉強のやり方がわからない

勉強のやり方がわからないと、不明点がいつまでも解決せずモチベーションが上がりません。たとえば算数でわからない問題がある場合、教科書を読み直したり公式を覚えたりしますよね。

しかし公式の意味を理解できなかったり、問題文を読み解けなかったりすると、どれほど時間をかけて教科書を眺めていても内容を把握できません。「どこがわからないのかわからない」という状態になり、何も手をつけられなくなってしまいます。

勉強する意味を認識できていない

勉強する意味を認識できていないと、勉強へのやる気が出てきません。小学生の子どもにとって、勉強は「やらなければいけないもの」です。自分のために必要なものや、将来役立つものという認識は、小学生ではなかなか持てないものです。

何に役立つのかわからないものに時間を費やすよりも、ゲーム・漫画・スマホ・友達との時間など、楽しいことに時間を使いたいと思ってしまいます。刹那的な楽しさばかりを追ってしまい、目の前の勉強に集中できません。

勉強の優先度が低い

子どもにとって勉強の優先度が低いと、いつまでも勉強に着手できないものです。娯楽に気をとられるだけではなく「好きな教科や得意な教科だけをやっていたい」ケースも当てはまります。

また習い事やクラブ活動をしている子どもは、勉強以外の物事の上達に時間を使いたいと思うのも当然のことです。とくに競争心が強い子どもやライバルがいる子どもは「周りに負けたくない」と思いやすく、勉強時間が不安や焦燥感につながってしまいます。

勉強が苦手な自分と対峙したくない

勉強が苦手な子どもは、勉強をどんどん嫌いになってしまいがちです。大人でも、自分が周りより劣っていることを受け入れたり、自分の弱みと対峙したりするプロセスはストレスがたまりますよね。

勉強と向き合うほど「できない」という事実に直面せざるを得なくなり、劣等感やコンプレックスに苦しんでしまいます。つらい現実と向き合いたくないからこそ、勉強から目を背けて楽しいほうへ逃げてしまうのです。

ストレスや不安を抱えている

勉強以外にストレスや不安を抱えている場合も、勉強へのやる気が抑制されてしまいます。たとえば学校での人間関係に悩んでいると、帰宅後も心が重くなるものです。ストレスと対峙するだけでキャパシティが限界になり、勉強のために使える心身のリソースがありません。

とくに感受性が強い子どもは、自分がなぜストレスを感じているのかがわからないことも。言語化できないストレスに苛まれているうえに「勉強しなさい」とプレッシャーをかけられると、すべて投げ出したい気持ちになってしまいます。

「勉強しなさい」の前に…子どもの心身の状態を観察しよう

子どもの勉強に対するモチベーションを上げるためには、子どもの心身の状態を今一度観察してみましょう。心や体に余裕がないときに「勉強しなさい」と言っても、子どもにとってはノイズになってしまいます。場合によっては、保護者様に対して心の扉を閉ざしてしまうこともあるでしょう。

問題の本質は、子どもの口から説明してもらわないとわからないものです。しかし状況から状態を推察し、思いやりをもって接することは可能です。まずは保護者様自身も余裕を持ち、子どもが安心して相談できるような信頼関係を築きましょう。

子どものやる気を削いでしまうNG行動

ここでは、子どものやる気を削いでしまう保護者様のNG行動をご紹介します。保護者様が良かれと思ってとった行動が、子どもとの精神的な距離感を広げてしまう可能性もあります。子どもの性質や感性と自身の言動を照らし合わせ、適切なコミュニケーションを心がけましょう。

先回りして指示する・子どもを管理する

子どもがやろうとしていることを先回りして指示すると、勉強のやる気を削いでしまいます。同じ勉強習慣でも、子どもが自主的に計画して行動に移した場合と、保護者様の指示を受けて従った場合とでは、当人のモチベーションが異なるものです。

とくに、子どものスケジュールややる気を管理しようとする習慣は、子どもが心を閉ざす原因になります。「自分は親に信用されていないんだ」「子ども扱いされている」と感じ、勉強や家事などの義務や役割に対して反抗的な気持ちを抱いてしまうのです。

友達と比べて競争心を燃やそうとする

ライバルや仲間の存在は勉強へのモチベーションを高めますが、子どもの性格によっては逆効果になってしまう可能性があります。競争や闘争にストレスを感じるタイプの子どもは、勉強で勝負すること自体に心を痛めてしまうでしょう。

とくに仲良しの友達やクラスメイトと比べられると、勉強だけではなく友達にも嫌悪感を抱いてしまうケースも。競争心を煽る手法は、子どもの性格や性質によって使い分けるべきでしょう。

勉強に関連する内容で怒鳴る・叱る

勉強に関する内容で怒鳴られたり叱られたりすると、ただでさえ苦手な勉強がさらに嫌いになってしまいます。勉強に対するネガティブな記憶が増え、心を守るために勉強を遠ざけてしまうでしょう。

子どもが主体性をもって勉強に臨むためには、勉強に対するポジティブなイメージを与える必要があります。怒鳴りたくなる気持ちを抑えるためには、保護者様自身の心の余裕も求められるのです。

過程よりも結果ばかりを評価する

過程よりも結果ばかりを評価されると、勉強へのモチベーションが下がるものです。長い人生では、年齢にかかわらず「どんなに頑張ってもなかなか結果が出ない時期」があります。勉強だけではなく仕事や芸事でも同じですよね。

結果が出ないからといって、本人が努力していないわけではありません。結果ばかりに着目されると、子どもは「自分が頑張っている姿は見てもらえていない」と感じてしまいます。自分の本質を見てくれない親に失望し「頑張っても褒められないならもういいや」と努力を投げ出してしまうでしょう。

子どもに勉強のやる気を出させる7つの方法

ここでは、子どもに勉強のやる気を出させる方法を7つご紹介します。本来、勉強自体は楽しいものでもつまらないものでもありません。子どもが勉強を「楽しい」と思える環境づくり・主観の形成が大切です。一つの方法に縛られず、複数の方法を取り入れながら勉強への好奇心を引き出しましょう。

楽しい予定を勉強の後に回す

子どもに勉強のやる気を出させるためには、楽しい予定を勉強の後に回すように心がけてください。あらかじめ勉強時間を決めていても、楽しい予定はつい長続きしてしまうものです。予定の時間よりもゲームやスマホで遊んでしまうお子さんに、悩まされている保護者様も多いのではないでしょうか。

「遊びの前に勉強を終わらせなさい」と厳しく伝えるよりも「勉強が終わった後に遊べるように、ゲームの準備しておいてあげるね」と、優しい声かけを取り入れてみましょう。

学習空間を自分でレイアウトしてもらう

学習空間を自分でレイアウトしてもらうことで、勉強のモチベーションにつながります。子どもの性格によって、集中できる学習環境の条件は異なります。物が少ない環境のほうが集中できる子どももいれば「好きなものに囲まれていたい」という子どももいるでしょう。

ホームセンターや通販サイトを一緒に見ながら、学習空間をデコレーションできるアイテムを探してみましょう。観葉植物やフォトフレームなど、一見学習に関係なさそうなアイテムも、楽しく勉強するために必要な場合はぜひ取り入れてください。

兄弟や家族も同じ時間に勉強する

子どもが自発的に勉強するためには、兄弟や家族も同じ時間に勉強してみましょう。家族が全員勉強と向き合っているのに、自分だけゲームや漫画を楽しむのは居心地が悪いものです。何より、一緒に励む仲間がいることが勉強のモチベーションにつながります。

リビングやダイニングで向かい合って学ぶのもよいですし、家族みんなで「〇時までは勉強しよう」と決めるのもよいでしょう。「頑張っているのは自分だけじゃない」という気持ちが、忍耐力や集中力を引き出します。

夢や目標と勉強を結びつける

夢や目標と勉強が結びつくことで、勉強へのやる気が湧いてきます。大人になると、あらゆる勉強が仕事や生活を豊かにすることがわかりますよね。しかし子どもにとって「将来」は遠い概念であり、今の勉強と未来の人生がなかなか結びつかないものです。

お子さんのなりたいものややりたいことを聞き出し、夢や目標を実現するためにどのような勉強が必要なのかを伝えましょう。国語や算数の勉強が人生にどのような影響を与えるのかを実感できると、学びへの好奇心も湧いてきます。

自由時間では極力口を出さない

子どもが勉強にやる気を出すために、自由時間では極力口を出さないよう心がけましょう。「遊びと勉強にはメリハリが大切」と言いますが、これは勉強に限ったことではありません。自由時間に後悔なく遊ぶからこそ、勉強中の誘惑にも耐えられるのです。

遊んでいる最中に「早く勉強しなさい」「いつ勉強を始めるの?」などの言葉をかけられると、モヤモヤ感を抱いたまま自由時間が終わってしまいます。遊べる時間は思いきり遊ばせ、勉強時間に遊びへの未練を引きずらせないようにしましょう。

終わりの時間や目標を明確にする

勉強に集中するためには、終わりの時間や目標を明確にすることが大切です。闇雲に「勉強しなさい」と言われても、子どもは「どこからどこまでやればいいの?」「いつまで頑張れば、ちゃんと勉強したと認めてもらえるの?」と困ってしまいます。

「〇時まで頑張ったら終わりにしよう」「今日はドリルを〇ページ終わらせたら遊んでいいよ」などのように、目標を定量化させることでやる気が引き出されます。毎日の勉強を習慣化させるためには、短時間でもタイマーを設定する方法もおすすめです。

努力や学習のプロセスを肯定的に評価する

小学生の子どもが勉強する動機には「親に褒められたい・認められたい」という気持ちが含まれています。結果だけではなく過程を評価し、努力や工夫に対して肯定的な言葉を与えましょう。

勉強のプロセスを褒められると「頑張っている姿をもっと見てほしい」「努力すればもっと褒めてもらえるかもしれない」と思えます。なかなか結果につながらなくても否定的な対応は控え、現状を褒めたうえでもっと上を目指すために必要なアドバイスをしましょう。

楽しく学習する習慣をつけるなら「プロクラ」

今回は、子どもが勉強を避ける理由や、楽しく勉強する習慣を身につける方法をご紹介しました。多くの子どもにとって勉強は「義務」としての感覚が強いものです。保護者様が勉強を楽しませようとするほど、拒否反応が生じてしまう場合もあるでしょう。

勉強を楽しむためには、子ども自身が勉強にゲーム性や創造性を感じてもらうことが効果的です。そこでおすすめしたい習い事が、プログラミングです。プログラミングでは、学習効果の向上に役立つ幅広い能力が養えます。

プロクラは、子どもが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。ゲームでミッションをクリアするプロセスで、能動的な学習習慣が身につきます。

「子どもに楽しく勉強に取り組んでもらいたい」「楽しみながら勉強の習慣を身につけてもらいたい」と思っている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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