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子どもの個性を伸ばす方法5つ!個性がない人の特徴も解説
子どもの個性を伸ばしたい…保護者としてできることは?
私たちは、一人ひとり異なる個性を持っています。個性は、生まれたときから与えられている先天的なものと、環境によって養われる後天的なものの2種類に大別されます。保護者様としては、後天的な環境を活用しながらお子さんの個性を引き出したいものですよね。
今回は、個性がない人が被ってしまうデメリットや、お子さんの個性の伸ばし方をご紹介します。お子さんの個性を引き出すためには、本人のありのままの姿や価値観を尊重することが大切です。お子さんが無理なく個性を伸ばせるように、保護者様としてできるサポートを探していきましょう。
個性とは|簡単に意味を解説
個性とは、その人特有の性質・性格・特性を指します。たとえば空を見て「広い」と感じるか「青い」と感じるかは、人によって異なりますよね。同じものを見たり同じ環境にいたりするときに、滲み出てくる「差異」が個性です。
そのため、意図的に奇抜な行動をとること自体は個性ではありません。たとえば習字の授業では、みんなが同じように美しい字を書けるように、トメやハネなどを習いますよね。ここで「僕は自分らしく自由に書く!」と好き勝手な書き方をしても、それは個性とは言い難いものです。
教科書や先生の教え通りに書いても、完全なトレースはできません。微妙な揺れや震え、隠しきろうと思っても隠しきれないこだわりや美的感覚などが、すべての生徒の作品にそれぞれ現れます。お手本通りに書こうとしてもなお滲み出てしまう差異こそが、個性なのです。
個性がない人が被るデメリットの例
ここでは、個性がない人が被るデメリットをご紹介します。無個性自体は悪いことではありませんが、社会生活では小さな不便や不利益を感じやすいものです。デメリットを理解したうえで、子どもの将来がより豊かになるような教育方法につなげていきましょう。
周りに記憶されにくい
個性がない人は、周りに覚えてもらいにくくなります。たとえば顔に大きなほくろがある人(外面的な個性)や、独特な感性を持っている人(内面的な個性)は、初対面でも名前や顔を覚えてもらえる可能性が高いでしょう。
しかし内面にも外面にも個性がない場合は「その他大勢」のような覚えられ方をされてしまいます。何度会っても「初めまして」と言われてしまったり、何度も名前を聞き返されてしまったり。無個性が原因でビジネスチャンスを逃してしまう可能性もあるでしょう。
自分のアイデンティティについて悩みやすい
個性がない人は、強い個性を持っている人と比べて、自分のアイデンティティについて悩みやすい傾向にあります。「自分の長所って何?」「私じゃなきゃできないことってなんだろう……」と、一人で悩みを抱え込んでしまうのです。
見た目や性格に個性がなくても、突出した能力やセンスを持っていれば、自分に個性を感じられます。しかし自分の才覚を発揮できる対象と出会えないままだと、いつまでも「自分には代わりがいる」と感じてしまうのです。
劣等感を抱きやすい
劣等感を抱きやすいことも、個性がない人のデメリットです。たとえば子どもの頃から勉強も運動も平均・平均以下だったり、成功体験に恵まれていなかったりすると、大人になっても自分に自信が持てないままになってしまいます。
「特別な能力がなくても自分は自分」と思えていれば問題はありません。しかし、自分に突出した魅力がないことに悩み始めると、途端に心がつらくなってしまいます。個性豊かな友達と自分を比べて「どうして自分には何もないんだろう」と惨めな気持ちになってしまうのです。
「個性がない=悪」ではない!子どもの特性を尊重しよう
保護者様が「お子さんには個性を持ってほしい」と思うのは自然なことです。事実、社会に出ると個性があるほうがチャンスに恵まれたり、自分らしく活躍できたりするケースも多いものです。
しかしお子さんに後天的な個性を求める前に、お子さん自身が生まれ持っている先天的な個性に目を向けてみましょう。すべての子どもたちには唯一無二の個性があり、一人ひとりの個性は他の誰にもまねできません。
「個性を出しなさい」と強要されたお子さんは、自分らしさを見失っていきます。「自分らしく生きたら否定される。みんなが求めるような個性的な人にならないと」と感じ、本当の自分を心の奥に封じ込めてしまうのです。
生まれ持った個性を殺し、周りから求められるような個性的な姿で振る舞うお子さんは、とても健全な状態とはいえませんよね。強い個性がないことは、決して悪ではありません。まずはお子さん自身の自然な感性や価値観に着目し、無理のない形で引き出していきましょう。
子どもの個性を伸ばす3つの方法
ここでは、お子さんの個性を伸ばす方法をご紹介します。子どもたちにとっての学習のモチベーションは、ワクワク感や知的好奇心です。お子さんの興味や関心を引き出す方法を探しながら、自分で「自分らしさ」を見つけてもらいましょう。
子どもが興味を持っているジャンルをさらに引き出す
お子さんの個性を育むためには、すでに興味を持っているジャンルへの関心をさらに引き出します。特定の物事に集中・没頭する時間が増えていく過程で、子どもは自分らしさを獲得していくのです。
たとえばゲームが好きなお子さんには、自分で簡単なゲームをつくるための教材を与えるのもおすすめです。「自分は何が好きか」「何をおもしろいと思うのか」を自覚する機会を増やし、アイデンティティを確立させていきましょう。
幅広く体験させて視野を広げる
お子さんの個性を引き出すためには、学校や家庭以外でも幅広く体験させることが大切です。なぜなら狭い社会だけでは、お子さんの興味や関心を引き出すきっかけと出会いにくいからです。
子どもにとっての「好き」や「おもしろい」は、学校や家庭のなかにあるとは限りません。社会経験やレジャーなどを通して、いろいろな価値観を取り入れてもらいましょう。場所や体験だけではなく、価値観が違う人たちとの交流の場をつくることも大切です。
短所を非難せず、長所に変えるようサポートする
すべての個性は、長所と短所が表裏一体です。お子さんの個性を育てるためには短所を非難せず、長所に変えるようにサポートしていきましょう。たとえば「引っ込み思案」という短所は「自分の世界観を持っている」や「周りの空気や他者との距離感を保てる」という長所でもあります。
安易に周りの子どもたちと比べずに、お子さんが持っている特性に対して肯定的になることが大切です。「臆病」は「思慮深さ」「おしゃべり」は「コミュニケーション能力の高さ」。まずは保護者様がお子さんの見方や捉え方を変えることで、お子さんの個性はどんどん磨かれていきます。
子どもの持っている力を引き出す習い事なら「プロクラ」
今回は、個性がない人の特徴や、お子さんの個性を引き出す方法をご紹介しました。個性を育むためには、知的好奇心や想像力、創造力が求められます。個性の獲得のために注目されている習い事の一つが、プログラミングです。
プロクラは、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べる習い事です。仮想空間でカラフルなブロックを並べたり組み合わせたりすることで、子どもが内包している個性が引き出されていきます。
「お子さんには個性を持ってほしい」と思っている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
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