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勉強嫌いの子どもに伝えたい魔法の言葉7つ!保護者にできることとは

目次

子どもの勉強嫌いを直したい…保護者ができる声掛けは?

お子さんの勉強嫌いに対する保護者様の声かけは大切な一歩となります。なかなか机に向かえないお子さんに対して「何してるの!勉強しなさい」と言えばやる気をなくし、勉強嫌いになってしまうでしょう。

勉強嫌いのお子さんのなかには、保護者様以上に悩んでいるお子さんもいます。お子さんの気持ちに寄り添い、悩みを把握しようとする保護者様の姿勢を示すことで、お子さんが心を開く場合もあるでしょう。

今回は保護者様がお子さんの勉強嫌いを直したい場合に、どのような言葉をかけて前向きな学習姿勢へと導けるのかについて紹介します。まずはお子さんが勉強を嫌いになってしまう理由について解説します。

子どもが勉強を嫌いになる理由

子どもたちが勉強を嫌いになる理由はさまざまです。まず、わからないこと自体が大きなストレスとなることが挙げられます。

勉強に関するネガティブな経験がトラウマになっていたり、勉強以外に興味が向いたりすることも背景にあるでしょう。ここでは、勉強嫌いの理由を6つ解説します。

わからないこと自体が大きなストレス

「勉強がわからない」と実感するのは、子どもたちにとって大きなストレスとなります。

たとえば、新しい算数の勉強や難しい文章を読む際、何を問われているのか理解できず、回答方法も見つからない場合があります。周囲の子どもたちが簡単に解いている姿を見て余計に焦り「自分はどうして勉強できないんだろう」と悩んでしまうかもしれません。

「わからない」「できない」「ダメだ」といったマイナス的な思いを増幅させながら、さらに勉強がわからなくなってしまう状況にあると考えられます。

頑張っても報われなかった経験がある

子どもたちが勉強嫌いになる理由の2つ目は、努力が報われなかった経験があることです。この場合「どうせ勉強しても無理!」といったあきらめの気持ちが強く働きます。

「テストで100点を取る!」と目標を立て、今まで以上にテスト勉強を頑張った経験があるとしましょう。しかし、結果はあと一歩どころか遠く80点であった場合、子どもたちのなかには挫折感を強く感じるかもしれません。

結果が悪ければ「勉強を頑張っても仕方がない」と結論づけ、その後の挑戦をやめてしまう可能性もあります。

ネガティブな出来事・環境と勉強が紐づいている

子どもたちが勉強嫌いになる場合、勉強に関するネガティブな経験や環境が存在していることが挙げられます。

学校で勉強できなかったり発表で間違った回答を言ったりして、先生から指摘を受け友達から笑われた場合は、勉強に対するモチベーションを低下させてしまうでしょう。

また、家庭内のストレスやサポート不足、学習環境の不適切さなどは、子どもたちを勉強嫌いにさせるリスクを高めます。

勉強よりもやりたいことがある

勉強よりも他にやりたいことがある場合、子どもたちは勉強に集中できず勉強嫌いになります。

成長段階にある子どもたちは、好奇心旺盛でさまざまな分野に興味をもつはずです。勉強と関連づけられる場合は良いのですが、いつもそうとは限りません。お子さんにとって学習対象が魅力的でない場合、勉強に対する意欲が高まる可能性は低いでしょう。

また、テクノロジーやエンターテインメントの発達によって、スマートフォンやゲームなどの娯楽が手軽に手に入ります。勉強嫌いを引き起こす理由には、勉強よりも楽しいと思える活動が身近にたくさんあるわけです。

親や友達の勉強嫌いがうつっている

子どもたちは周囲の影響を受けやすく、家族や友達の態度や価値観は勉強に向かう態度に影響を与えます。勉強嫌いの人々が周囲にいる場合、学習教材や適切なアドバイスも受けにくくなるため、子どもたちの学習意欲は一向に高まらないと考えられます。

たとえば、親が勉強嫌いで勉強に対してネガティブな態度を示せば、子どもたちは勉強を避ける傾向に陥りやすいでしょう。あるいは、一緒に遊ぶ友達が勉強に無関心な態度を示す場合、お子さんもその影響を受け、勉強に対するモチベーションを下げてしまう可能性があります。

真面目に勉強することをカッコ悪いと思っている

勉強嫌いな子どもたちのなかには、真面目に勉強することがカッコ悪いと思っているふしがあるかもしれません。勉強についてネガティブな価値観をもった友達が多い場合は、かえって勉強することで仲間外れにされないかと心配するお子さんもいるでしょう。

また「勉強だけがすべてではない」といった考え方を取り入れる場合、勉強の重要性や将来のメリットよりも「今が楽しければいい」「若いうちは勉強以外のことをやったほうが良い」といった価値観に押されてしまう可能性もあります。

勉強に集中できない場合は、心身の疲労が原因かも…

勉強嫌いになる理由が組み合わさる場合もあれば、一つだけの場合もあります。また、勉強の大切さを理解しながらも、ストレスが原因で勉強に集中できないケースもあるでしょう。

勉強に集中できない場合、心身の疲労が影響している可能性があるため、お子さんをよく観察することが大切です。勉強になかなか向かえない理由として、以下の4点が挙げられます。

  • 身体に違和感や痛みがある
  • 十分な睡眠がとれていない
  • 以前よりも食欲が落ちている
  • 「疲れた」「眠い」「だるい」といった言葉が多い

睡眠不足や過度のストレスは、勉強に対する意欲や集中力を低下させる要因となります。お子さんが心身の疲労で学習に支障をきたしている場合は、周囲の大人が適切にサポートすることが大切です。

子どもが勉強を好きになる方法

お子さんが勉強嫌いから勉強を好きになるための方法はあります。お子さんの自主性を尊重し、保護者様の助言や言葉かけを適宜入れながら、勉強しやすい環境をつくりましょう。また、お子さんの自信や達成感を高めるための工夫が必要です。

スマホやタブレットを勉強道具にする

スマートフォンやタブレットは、生活や娯楽に欠かせないツールですが、勉強道具として活用すれば、子どもたちの学習をより魅力的にできます。

教育アプリは勉強をゲーム感覚で楽しめる手段です。たとえば、算数アプリや言語学習アプリなどは、子どもたちが自分のペースで勉強するためのサポート役となるでしょう。

また近年、オンライン学習も数多く提供されており、自分の興味や課題に基づいて勉強することが可能です。時間や場所に制約されず、自分のペースで勉強できるため、学習へのストレスを軽減できるでしょう。

子どもの関心がある物事を学習に取り入れる

関心や興味がある分野を勉強させれば、子どもたちの勉強に対するモチベーションを高めます。たとえば次の順番で、お子さんの関心事を日々の勉強に取り入れていきましょう。

  • 子どもの関心事をよく観察する
  • どの分野に興味を示すのか把握する
  • 子どもの興味に合う勉強法や教材を提供する

動物や自然に対する興味が高いお子さんは、科学的分野の教材を提供したり科学実験の機会をつくったりします。スポーツやアートに興味がある子どもたちには、体験の機会を与えながら自然科学との関連性などを勉強させても良いでしょう。

将来の夢と現在の勉強の関連性を伝える

子どもたちに将来の夢と現在の勉強の関連性を伝えることで、勉強に対するやる気を高めます。つまり将来の夢や目標を実現させるためには、今の勉強がどれだけ大切な役割を果たすかを説明するのです。

次の例を参考にして勉強との関連性を伝えてみましょう。

  • 医師や看護師:算数や数学、理科、語学力などの必要性を示す
  • デザイナー:色彩理論や絵画の技術、グラフィックアートなどにも言及する
  • スポーツ選手:身体の仕組みや栄養などの学習も必要であると伝える

どの職業においても多様な視点やスキルが求められるため「〇〇だけやっていればいい」といった考え方はリスクが伴います。幅広い勉強が、将来の夢を実現させるうえで大事なステップである点を認識させましょう。

勉強の成果を可視化できるシステムを作る

子どもの勉強嫌いを回避し勉強を好きになる方法の一つとして、成果を可視化できるシステムを作ることがあります。目に見える形で勉強の成果を確認するのは、モチベーションを高める助けとなるでしょう。

たとえば、勉強の進捗や成績を表やグラフに表したりポイント制にしたりすると、学習意欲を向上させる可能性が高まります。また、勉強の課題や目標を達成した際は、スタンプやシールなどを付けていく仕組みも効果的です。

一緒に勉強する友達・仲間をつくる

勉強を好きになるためには、一緒に勉強する友達や仲間も前向きな姿勢で勉強に向かうほうが効果的です。共に頑張れる人が身近にいるのは、勉強に対するポジティブなイメージを促し、学習効果を高めることでしょう。

そのほか、友達と一緒に勉強する利点として以下の3点があります。

  • 励まし合い、勉強の成果が見えた際は喜びを共有できる
  • わからない点を質問したり解決の糸口を見つけたりできる
  • 勉強内容を共有する過程で新たな発見がある

勉強のやり方がわからないお子さんにとっては、学習仲間から新たなアプローチを見つけられ、勉強の楽しさを感じるようになるでしょう。

子どもの努力に対してポジティブな評価を与える

保護者様は勉強嫌いの子どもたちの前向きな姿勢をほめ、成果を認めることが大切です。認められたお子さんは、自信やモチベーションを向上させるでしょう。

努力を大切にするメッセージを送る場合、たとえば「勉強頑張っているね」「こつこつ続けているから、きっと成果につながるよ」といった言葉で励ますのがポイントです。

ただし、勉強の努力が十分に報われない場合もあります。その場合は、お子さんの気持ちに寄り添いポジティブな言葉をかけることで、失敗や挫折を乗り越えるサポート役を担います。

勉強する環境を子どもの自由にさせる

勉強嫌いな子どもたちが勉強を好きになるためには、自分自身が選んだ環境で学習することが重要です。保護者様はお子さんに対し、勉強する環境を自由に選べるよう支援しましょう。

たとえば、勉強する環境を整える際、次のような要素が自由な選択の対象です。

  • 勉強机や椅子の配置
  • 勉強に必要な道具や教材、ツール
  • 勉強する時間や生活リズム

お子さんが前向きに勉強できる環境づくりをサポートしましょう。保護者様としては口出ししたいところですが、アドバイス程度に留め、まずはお子さんの思いを尊重することが大切です。

勉強嫌いの子どもに伝えたい魔法の言葉7選

魔法のような言葉をかけることは、お子さんの成長と自信を育むために大切なアプローチです。ここでは、勉強嫌いの子どもたちに伝えたい魔法の言葉を7つ紹介します。

勉強に関する具体的な場面についても紹介しますので、勉強嫌いのお子さんをもつ保護者様は参考にしてみてください。

今日の成果は、過去の努力の結果

「今日の成果は、過去の努力の結果」の意味は、日々の勉強や取り組みが実を結ぶことを示しており、とくに学習意欲を高めるポイントを伝えるものです。

たとえば、勉強嫌いのお子さんが算数の問題を頑張って解いている場面で、保護者様は「最初はわからなくても、今日の成果は、過去の努力の結果だから、少しずつ勉強を続けていけばきっと上手に解けるようになるよ」と話します。

勉強嫌いのお子さんであっても、自分の努力に価値を見出し前向きな気持ちで勉強に取り組めるでしょう。

わからないことは恥ずかしくない。わからないのを隠すことが恥ずかしい

わからないのを隠さないことが成長への一歩であるといった意味の言葉によって、勉強嫌いのお子さんは勉強に対するマイナスの感情を和らげます。また、わからない点があれば調べたり質問したりするようになるでしょう。

小学生のお子さんにとって、勉強する過程で理解できないことに出あう場面はあります。しかし、保護者様は次のように伝えてみてください。

「わからないことって大人でもあるのよ。知らないことを知ろうとすることが勉強。わからないことがあるほうが成長できるわ。」

この言葉を通じて勉強嫌いのお子さんは、勉強でわからないことを恐れずに挑戦する大切さを理解し、勉強への意欲を高めることでしょう。

やる気がなくても、始めれば終わる

お子さんが勉強嫌いで、なかなか勉強に取りかからない姿を見て保護者様がやきもきする場合もあるでしょう。「やる気がなくても、始めれば終わる」という言葉は、行動の大切さを示し、モチベーションへつなげるきっかけになります。

最初は勉強に張り切っていても意欲が湧かない場合もあります。その際、保護者様が「勉強って面倒だし嫌だと思うこともあるよね。でもね、まずは机に座って教科書を開くことから始めたらどう?」と伝えてみましょう。

「やる気がないから勉強できない」のではなく「勉強すればやる気も生まれる」と解釈させるのです。勉強に取り組む最初の一歩が、学習の興味や持続性につながると考えられます。

できないことよりも、やらなかったほうが後悔する

勉強嫌いの子どもに伝えたい魔法の言葉の4つ目は「できないことよりも、やらなかったほうが後悔する」です。チャレンジする意義を伝え、勉強に向かう姿勢を育みます。

勉強ができなくて嫌いになるケースが多いなか、最初から勉強を諦めてしまう子どもたちもいます。その気持ちに理解を示しながら「できないことがあると嫌だよね。でもね、できるかできないかよりも、挑戦してみるほうが大事なの。あとで後悔するのは、やらなかったときのほうだよ」と話してみましょう。

この言葉を通じて、お子さんは失敗しても後悔するほうがつらいことを理解し、勉強に対して前向きに取り組むヒントを得られるでしょう。

自分の敵は自分

勉強嫌いのお子さんに対して「自分の敵は自分」と教えるのは、自己管理や自己成長の大切さを伝えるものです。

子どもたちのなかには、勉強に関するネガティブな経験が基になり「どうせ自分はできない」と思い込んでしまう子もいます。他者との比較が影響しているかもしれません。

この場合、保護者様は次のようなメッセージを伝えましょう。

「誰かと比べるのは重要じゃないよ。自分のことを見て、自分がどれだけ勉強して成長できるか考えてみるのが大事」

お子さんは他者との競争ではなく、自分自身と向き合いながら「昨日よりも今日の自分」の成長に目を向けるようになるでしょう。

種は撒かなければ生えない

子どもたちが小学生のころに、新しいことにチャレンジする大切さを伝えるのは重要です。「蒔かぬ種は生えぬ」という言葉は、子どもたちに行動の大切さを伝える魔法の言葉といえるでしょう。

勉強嫌いの子どもたちにとって、難しい問題や苦手な教科に取り組むのはつらいことですが、何もしなければ何も変わりません。保護者様は「やらなければゼロ。でも、やってみることで必ず1(イチ)の経験が待ってるよ」と説明してみましょう。

子どもたちが「どんな小さな一歩でも行動することで成長や変化が訪れる」と信じるのは、前向きな学習態度につながります。

成功すればヒーロー、失敗してもチャレンジャー

小学生の子どもたちにとって、成功だけでなく失敗も人生を豊かにする経験となります。成功だけでなく、失敗しても挑戦をする姿勢が素晴らしいのだと認識させましょう。

頑張って勉強して良い成績を取ったときは努力と成果を認めますが、集中して勉強したのに大きなミスをしてしまう場合もあります。保護者様は「成功すればヒーローのように感じるよね。でも、失敗しても諦めずに立ち向かっていくのは本当の意味でチャレンジャー」

と伝えます。

魔法の言葉で勇気をもらったお子さんは、勉強以外の場面でも挑戦し続ける強さを見せることでしょう。

子どもが勉強を嫌う理由を理解することから始めよう

子どもたちが勉強嫌いになる理由は実にさまざまです。勉強内容が理解できずにストレスを抱えるケースや、過去の苦い経験が尾を引いている場合もあります。

保護者様は、お子さんが勉強嫌いになる背景を理解することが大切です。お子さんがなぜ勉強を嫌うのか客観的に観察し、お子さんの気持ちに寄り添うなかで具体的な要因を探ってみましょう。

そのうえで、自主性を尊重したサポートやポジティブな学習環境づくりを心がけ、お子さんのモチベーションを育てる言葉かけをする取り組みが大切です。

楽しく勉強する習慣をつけるなら「プロクラ」

お子さんに楽しく勉強する習慣を身につけさせたい場合の選択肢として「プロクラ」があります。プロクラは、勉強嫌いな子どもたちでもポジティブな感情をもちながら楽しく学べる教室です。

プログラミングを通じて創造性と表現性、問題解決能力を養ったり、柔軟で独創的なアイデアを伸ばしたりできます。

また、プロクラの教育には日常生活におけるマナーからチャレンジ精神まで幅広い要素が含まれています。勉強し合う仲間づくりや学習意欲の向上にも役立ててもらえるでしょう。


お子さんの可能性を広げ、自信をもって勉強し続ける取り組みの一環として、プロクラのプログラミング教室に参加してみてください。

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