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子どもが「勉強めんどくさい」と言う…。勉強嫌いの子への接し方は?

子どもに「勉強めんどくさい」と言われた…どう対応すればいい?

大人が時に仕事を面倒くさいと感じるように、子どもも勉強にネガティブなイメージを持つ場合があります。学校や家庭での勉強習慣は、子どもにとっての責務でもあります。「勉強を押し付けられている」「好きなことだけをやりたい」と思うのも自然なことです。

今回は、子どもが「勉強めんどくさい」と思う原因や、保護者が出来るサポートについてご紹介します。お子さんが勉強に苦手意識を持っている原因を分析した上で、適切な学習環境につなげていきましょう。

子どもが「勉強めんどくさい」と思う原因

ここでは、子どもが「勉強めんどくさい」と思う原因をご紹介します。勉強に面倒くささを感じる原因は、子どもの特性やライフスタイルによって異なるものです。やみくもに勉強を強要するのではなく、根本的な原因を理解することから始めてみましょう。

脳が覚醒していない

子どもが「勉強めんどくさい」と思う原因として、脳が覚醒していないことが挙げられます。たとえば寝起きの状態で勉強に取り組んでも、頭がスッキリしていないため時間がかかってしまいます。

食後に勉強に取り組む家庭も多い傾向にありますが、食後は消化活動のために体温が上がっている状態です。頭がぼんやりしやすいタイミングのため、なかなか勉強に集中できません。集中力が欠如した状態で勉強に取り組んでも、面倒くささばかり感じてしまいます。

体力的・精神的に余裕がない

体力的・精神的に余裕がないときも、勉強に面倒くささを感じがちです。たとえばプールや持久走の授業があった日や、学校帰りにスポーツの習い事をして帰ってきた日は、体力の余裕がなく普段の勉強にも面倒くささを感じます。

また、学校や家庭で悩みを抱えている子どもは、勉強に使うための心の余裕が足りません。勉強机に向かっても、不安や悩みで頭がいっぱいになってしまいます。教科書やノートをめくるだけでも必要以上のエネルギーを使うため、なかなか勉強がはかどりません。

勉強に苦手意識を抱えている

勉強に苦手意識を抱えている子どもも「勉強めんどくさい」と思う傾向にあります。特に過去に努力が報われない経験をしたり、勉強に関することで叱られた経験があったりする子どもは、苦手意識を抱えがちです。

「勉強=嫌なこと」というイメージが固まっているため、着手までに時間がかかります。取り組んでいる間も「どうせ頑張っても意味がない」「答えだけ写せばいいや」などのように考えてしまい、学習効果に結びつきません。

新しい学習内容が始まった

新しい学習内容が始まるタイミングでは、勉強に面倒くささを感じてしまいがちです。大人でも、今までの習慣を変える際にはストレスを感じますよね。人間は、あらゆる物事の変化に対して無意識に精神的な負担を感じるものです。

学習内容が変わると、新しい知識を覚える必要があります。教科書やドリルだけではなく、学習環境や勉強方法自体も変化する場合があるでしょう。多くの変化によるストレスを受け、勉強自体を避けるようになってしまいます。

勉強をする理由がわからない

勉強をする理由がわからない子どもは、勉強に面倒くささを感じます。勉強の大切さは大人になるほどわかるものですが、子どもにとっては遠い未来の話です。現実感がない「将来」のためにやりたくもない勉強を頑張るよりも、今の自分が楽しいと思う物事に時間を使いたくなってしまいます。

勉強が好きではない子どもにとって、勉強は「楽しいことを邪魔する存在」です。同時に、どれほど勉強を嫌がる子どもにも「勉強はやらなくてはいけないこと」という自覚はあるものです。気持ちを割り切れずにモヤモヤしたまま学習に向かうと、勉強の面倒くささばかりを感じてしまいます。

勉強嫌いの原因を放置すると、学習が何も楽しくない状態に…

子どもが「勉強めんどくさい」と言う状態を放置していると、学習に対する慢性的なストレスを抱いたまま進学します。学習の楽しさややりがいを感じられない状態で、定期試験や受験に立ち向かわなくてはなりません。

勉強の習慣は学生時代だけではなく、社会に出た後にも必要になります。勉強嫌いの性格は子どもの可能性を狭め、人生におけるチャンスを減らしてしまうのです。子ども時代からの学習習慣の定着は、より自分らしい人生を歩むために必要不可欠といえるでしょう。

面倒臭い勉強方法から脱却!スムーズに進む学習のコツ9選

ここでは、「勉強めんどくさい」と思う子どもに向けた学習のコツをご紹介します。新しい習慣を日常に取り入れる過程は、慣れるまでにストレスを感じるものです。継続的な学習のために、無理のない範囲で新習慣を始めてみましょう。

勉強前にゴロゴロする習慣をやめる

スムーズな学習のためには、勉強前にゴロゴロする習慣をやめることが大切です。とくに学校や習い事からの帰宅後に勉強時間を取る場合は、リラックスタイムに制限をつけるように心がけましょう。

疲れた体でゴロゴロしていると、いつの間にか眠くなってしまうことも。勉強が終わるまでスマホやタブレットの使用に制限を設けると、主体的な学習につながりやすくなります。

一気に勉強する習慣をやめ、毎日少しずつ進める

勉強をスムーズに進めるためには、一気に勉強する習慣をやめましょう。何時間も集中して勉強に取り組める姿勢は立派ですが、継続性がなければ本末転倒です。1日5~10分程度でも構わないので、決まった時間に毎日取り組むための工夫を取り入れましょう。

勉強が苦手な子どもでも「5分だけなら頑張れる」「10分だけ勉強すれば遊べる」と思えれば、継続しやすくなります。中長期的な学習習慣をつくるためには、まずはハードルを下げ、継続することです。勉強時間を増やす取り組みは、学習が習慣として根付いてからでも遅くはありません。

定量的な目標を決める

スムーズな学習のためには、定量的な目標を決めましょう。定量的とは、数値や数量で表せる要素を指します。たとえば「月曜から金曜日まで、1日5分勉強する」や「次のテストで80点を取る」などのように、明確に数値化した目標を設定してください。

「できる限り頑張る」や「一生懸命勉強する」のようなあいまいな目標は、自分がどこまで頑張ったのかを認識しにくいため、達成感を得にくい傾向にあります。無理のない範囲でハッキリとした目標を決めると、学習の取り組み方にも変化が現れます。

「遊びや娯楽は勉強の後」を徹底する

学習習慣を根付かせるためには「遊びや娯楽は勉強の後」を徹底しましょう。漫画・ゲーム・スマホ・YouTubeなど、子どもにとって魅力的なコンテンツは時間を忘れさせるものです。「勉強は後ですぐにやろう」と思っていたはずが、何十分も経過してしまうこともあるでしょう。

「勉強しないと遊べない」とネガティブなルールを提案するのではなく、「勉強が終わったら遊び放題」とポジティブなイメージで伝えるのがポイントです。子どもが率先して勉強に向かえるように、遊び時間にもメリハリをつけましょう。

友達や家族と一緒に勉強する

主体的な勉強のためには、ライバルや仲間の存在が重要です。友達や家族と一緒に勉強すると、子どもの学習がスムーズになります。子どもと家族が一緒に家にいる時間帯に、家族全体の勉強タイムを設けるのもよいでしょう。

とくに小学校低学年〜中学年の子どもにとっては、保護者がそばにいることで安心して勉強に取り組めるものです。「頑張っているのは自分だけではない」と思えると、学習のモチベーションに直結します。

わからない部分で長時間悩まず、質問する習慣をつくる

子どものスムーズな学習を妨げる要因として、わからない部分の放置が挙げられます。不明点を自分で調べる姿勢は素晴らしいものですが、いつまでもわからないままだとモチベーションが低下してしまうでしょう。

子どもの学習を円滑なものにするためには、質問環境の整備が大切です。わからない部分を気軽に聞けるような親子関係を構築することはもちろん、学習アプリや塾なども取り入れながら、不明点をすぐに解決できる状態をつくりましょう。

机や部屋を勉強に適した状態にする

学習に集中できない原因は、机や部屋の状態が悪いからかもしれません。たとえば学習机に座ったときに、ゲームやおもちゃが視界に入る状態だと、集中力が乱れてしまいます。

勉強だけに集中できるように、机周りを片付ける機会をつくりましょう。また椅子や机の高さや照明のタイプなども、集中力に影響を与える要因です。

勉強に積極的な友人をつくる

子どもが勉強に集中できないときは、勉強に積極的な友人をつくりましょう。「朱に交われば赤くなる」ということわざの通り、人の性格や性質は、付き合う人間によって変わります。

勉強嫌いの友達と一緒にいると「勉強する人はダサい」というイメージを持ってしまうことも。反対に、勉強の意義を理解して真面目に取り組んでいる友達と付き合えば、学習に対してポジティブなイメージを持ちやすくなります。

子どもが望む環境づくりをサポートする

子どもの性格や家の立地条件によって、勉強に集中できる条件は異なります。子どもがスムーズに学習するためには、本人が望む環境づくりをサポートしましょう。

家に幼い兄弟がいる場合や、テレビの音・騒音などが大きい場合は、あえて家の外で勉強するのも一つの手段です。本人の意見を尊重し、レイアウトやインテリアなどの希望も聞いてみましょう。

楽しく学習方法をつける習い事なら「プロクラ」

今回は、子どもが「勉強めんどくさい」と感じる原因や対処法をご紹介しました。勉強が苦手・嫌いな子どもの原因として、頑張っても成績に反映されないことが挙げられます。学習効果を上げる習い事として注目されているのが、プログラミングです。

プロクラは、子どもが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べる習い事です。「子どもに勉強めんどくさいと言われて困っている」「子どもには楽しく勉強に取り組んでもらいたい」と思っている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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