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非認知能力の育て方7選!子どもの力を育てるために親ができること
子どもの将来を広げるために…非認知能力の育て方を知りたい!
「非認知能力」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。非認知能力とは、リーダーシップや協調性といった数値化できない能力のことです。社会経済情勢が急速に変化する現代においては、柔軟に対応できる「非認知能力」が求められます。
しかし「子どもの非認知能力の育て方がわからない」とお困りの保護者様も多いかもしれませんね。
そこで本記事では、非認知能力とは何か、非認知能力の育て方を解説します。家庭で取り組める方法をご紹介するので、教育に興味のある保護者様はぜひ最後までご覧ください。
非認知能力とは?意味を解説
「非認知能力」とは、数値で測ることが困難な社会的スキルのことです。反対に、テストによって測定可能な知的能力を「認知能力」と呼びます。
非認知能力の具体例は、以下の通りです。
- リーダーシップ
- 協調性
- 自己肯定感
- 粘り強さ
- 集中力
- チャレンジ精神
- 行動力
- 創造力
- 思考力
保護者様が「子どもに身につけてほしい」と思うスキルばかりではないでしょうか。
非認知能力が世の中に広まったのは、アメリカで実施された「ペリー就学前計画」がきっかけです。非認知能力を養うためのアクティブラーニングを受けた子どもたちは、その後優秀な成績や高い収入を得ました。結果として、非認知能力と成績の優秀さ・収入の高さの関連性が示されたのです。
グローバル化や情報化が進む現代において、既存の価値観は変化し続けています。不安定な社会で今後生き抜くには、柔軟に対応できる行動力や、ゼロから価値を生み出す創造力などが欠かせません。そのため、近年では非認知能力に注目が集まっているのです。
非認知能力は、豊かな人生を送るために重要な能力といえます。
参考:内閣官房「幼児教育の効果に関する代表的な研究成果 ~ペリー就学前計画~」
非認知能力を伸ばすには、家庭教育や習い事が重要
非認知能力を伸ばすには「家庭教育」や「習い事」が大切です。教育現場でも非認知能力を育成する取り組みは進められていますが、学校によって取り組み方には大きな差があります。
子どもの主体性を尊重する家庭では、非認知能力が育成されやすいです。「〇〇しなさい」や「〇〇してはいけない」と決めつけず、子どものやりたいことをサポートする姿勢が非認知能力を伸ばすきっかけを作ります。
また、習い事は子どもの好奇心を刺激するため、非認知能力を高めるのに効果的。習い事を続けていると、周囲と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力や、何度失敗してもくじけないチャレンジ精神などが身につきます。
親とのコミュニケーションにも!非認知能力の育て方7選
非認知能力の育て方を7つご紹介します。
- 工作やブロック遊びで創造力を養う
- 絵画や芸術鑑賞で美意識や感性を養う
- 集団スポーツでリーダーシップや協調性を養う
- おままごとや「ごっこ遊び」で想像力を養う
- パズルや謎解きで忍耐力を養う
- 幅広い価値観の人と交流し、思いやりや多様性を養う
- 成功体験を積み重ね、自己肯定感を養う
非認知能力の育て方はさまざま。具体的な例を交えながら、以下で一つずつ解説していきましょう。
工作やブロック遊びで創造力を養う
工作やブロック遊びには正解がありません。「何を作ろうかな」や「どのブロックを使おうかな」と、子どもたち自身が遊び方を模索します。そのため、非認知能力のうちの「創造力」や「想像力」などを身につけられます。
家族と一つの作品を作り上げれば、コミュニケーション能力の育成も見込めるでしょう。「やってみたい!」という好奇心が刺激されるため、子どもたちは楽しみながらスキルアップができます。
お子さんを見守るなかで「こうしたほうがうまくできるのに」と思う場面もあるかもしれません。しかし、すぐに正解を提示するのではなく、お子さんのやりたいことを尊重することがポイントです。失敗も貴重な経験となることを理解して、作成物が完成するまで見守りましょう。
絵画や芸術鑑賞で美意識や感性を養う
絵画や芸術鑑賞を通じて、美意識や感性を養うのもおすすめです。気になる作品を鑑賞することで、自分の興味や価値観を把握するきっかけ作りになります。つまり、アート鑑賞は観察力や思考力、自己肯定感の育成に向いています。
週に1回親子で芸術を鑑賞して、感想を話す機会を設けてみるのはいかがでしょうか。感想を言うときは、お子さんの考えを否定せずに、考えを深めるサポートをするように意識してみてください。
「なんでそう思ったのかな?」や「どんな風に感じた?」と、意見を引き出すようにするとよいですね。難しい場合は、お子さんの言葉を復唱して「確かにそう感じるね」と理解を示すことから始めてみましょう。
集団スポーツでリーダーシップや協調性を養う
スポーツに関するデータ収集・分析を行う「笹川スポーツ財団」は「スポーツ経験のある子どもたちのほうが非認知能力が高い傾向にある」という調査結果を発表しました。集団スポーツでは他人との関わり方が重要となるため、リーダーシップや協調性の育成につながります。
どのスポーツを始めるか迷ったときは、お子さんの興味や得意分野を参考にしてみましょう。興味がないスポーツを強要する行為は、お子さんの成長にとって逆効果になってしまいます。
参考:笹川スポーツ財団「子どもの遊び・スポーツ経験と非認知能力の関連」
おままごとや「ごっこ遊び」で想像力を養う
おままごとやお店屋さんごっこなどの「ごっこ遊び」も、非認知能力を育てる方法の一つです。たとえば、先生になりきるには、日頃から先生の話し方や行動を観察しなければいけませんよね。「なぜ先生はそんな行動をするのだろう」または「先生らしく見えるにはどうしたらいいかな」と考える必要があり、表現力や観察力、想像力が養われます。
友達や家族とごっこ遊びする際は相談して役割を割り振るため、コミュニケーション能力や協調性も身につくでしょう。
パズルや謎解きで忍耐力を養う
パズルや謎解きでは忍耐力や論理的思考力、問題解決能力の育成が期待できます。パズルにはさまざまな難易度のものがあるので、お子さんの年齢とスキルに合わせて選びましょう。簡単すぎるとおもしろみがなく、難しすぎても挫折してしまう可能性があります。
野外で行われる謎解きアクティビティならば、体を動かすことが好きなお子さんにもおすすめです。
幅広い価値観の人と交流し、思いやりや多様性を養う
親子で信頼関係を築くことも大切ですが、幅広い価値観の人との交流によって得られる経験もあります。自分のことを優先してくれる保護者以外の人とコミュニケーションを取るには、相手の価値観を理解したり譲歩したりしなければいけません。
自分と異なる価値観の人を認めることで思いやり・多様性が養われ、将来的にチームで成果を出せる人間に育つでしょう。
成功体験を積み重ね、自己肯定感を養う
習い事や遊びのなかで成功体験を積み重ねれば、自己肯定感が養われます。非認知能力が高い人の特徴は「自分なら目標を達成できる」という自信を持っていることです。
自信をつけるために、まずは小さな目標を設定しましょう。たとえば、水泳ならば「水に顔をつける」のを最初の目標とするイメージです。「10秒間息を止められた」や「バタ足ができた」という小さな成功体験を繰り返しながら、徐々に目標を高くしていくのがコツです。
非認知能力の育成でプログラミングが推奨される理由
非認知能力の育成にはプログラミングがおすすめです。プログラミングとは、プログラミング言語を使ってコンピューターに指示を出すこと。
一回のプログラミングで、完全に正しい動作になるケースはほとんどありません。基本的には間違っている部分を探しながら、修正を繰り返して完全形に近づけていきます。そのため、プログラミングでは論理的思考力や創造力、問題解決能力など幅広いスキルが習得できるのです。
プログラミングは参考書を用いた独学も可能ですが、プログラミングスクールのほうが効率よくスキルを伸ばせます。講師に質問したり、仲間と協力して作品を作ったりすれば、コミュニケーション能力や協調性も身につきます。
非認知能力を育てる習い事なら「プロクラ」
非認知能力とは、協調性や自主性といった数値化が困難な社会的スキルのことです。AIの普及や国際化によって社会情勢が激しく変化する中で、柔軟に対応するための非認知能力が重要視されています。
非認知能力を伸ばすには、家庭教育や習い事が大切です。たとえば、工作やブロック遊びでは創造力が育成されます。なかでもおすすめの習い事は「プログラミング」です。プログラミングとは試行錯誤しながら、コンピューターを思い通りに動作させるもの。そのため、論理的思考力や創造力といった幅広いスキルが身につきます。
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