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小学校の入学準備を始めよう!用意する物&気をつけたいポイント

目次

もうすぐ一年生!小学校の入学準備を始めよう

お子さんが小学校に入学するのを心待ちにしている保護者様がいることでしょう。小学校に入学する準備を始めるのは喜びと期待が膨らみます。

そのなかで、学校から提供されるシラバスや資料を確認することは、お子さんの入学へのステップをスムーズに進めるために必要です。

小学校のシラバスや資料には入学までにそろえておきたい持ち物や入学式当日の流れ、学校生活に関わる事項がたくさん含まれています。

必要な物品を事前に準備し、お子さんが安心して新しい環境に慣れるよう、必要な物品を事前に確認してお子さんと一緒に準備を進めていきましょう。

小学校の入学はいつ?

小学校の入学は通常4月上旬です。入学式を開催する日程については、地域や小学校ごとに決められます。

公立小学校の入学式は、地域内すべての小学校で同じ日であるケースが多い傾向です。

なお、公立や私立問わず、事前に入学説明会が実施され、日程について詳しい説明を受けます。公立小学校の場合、自治体から送られる入学通知書に詳しい日程が書かれているため、受付や式の開始時刻などを確認しましょう。

入学説明会の日取りをチェックしよう

小学校の入学説明会は一般的に1月後半から2月にかけて開かれます。各自治体や小学校によって入学説明会の案内方法は異なりますが、おもに郵送で知らされます。なかには1~2週間前に通知される場合があるため、心配な場合は事前にWebサイトで確認するなど早めに把握しておきましょう。

入学説明会では、入学までに必要な学用品や持ち物、学校のルール、毎日の持ち物について詳しく説明されます。また、お子さんが身につけておくべき生活習慣や、物品に関する細かな助言があるため、メモを取るなどしてしっかり確認しましょう。

小学校の入学準備で必要なもの

ここでは、小学校に入学する際に必要な持ち物について紹介します。小学校ごとに指定物品があるかどうか不安な場合は、入学説明会で質問したり確認したりするなど適切に対応しましょう。また、すべての持ち物に記名することを念頭においてください。

ランドセル・手提げ袋

小学校の入学準備として一番に浮かぶのはランドセルでしょう。最近のランドセルは色やデザインが豊富です。お子さんの好みに合わせながらも長く使えるものを選ぶことが大切です。

また、手提げ袋も必須アイテムとなります。ランドセルに収まらないものをまとめるのに必要です。ただし、学校によっては指定されていることもあるため、確認した後に購入しましょう。

上履き・上履き入れ

保護者様のなかには成長を見通して大きめの上履きを購入する場合がありますが、毎日の活動に支障をきたさないよう、お子さんのサイズに合わせて選びましょう。

上履き入れは上靴がすっぽり入るもので、出し入れしやすいスタイルが適しています。巾着袋式の場合、紐が長すぎると床に付いてしまうため、適度な長さに調整しましょう。

体操服・体操服入れ

体操服や帽子などは体育の授業や運動会で使用します。小学校ごとに指定されていることが多いため、説明会などで確認してから購入しましょう。

ほとんどの場合、体操服を入れる袋に指定はありませんが、1年生が出し入れしやすい大きさの体操服入れを用意しましょう。

文房具・学用品

学用品は学校説明会の指示に従って慎重に選びましょう。文房具や学用品については以下のポイントを参考にしてください。

  • 学習ノート: 小学校から配布されることが多い 
  • 連絡帳: 心配ごとや連絡ごとがある場合に活用する
  • 連絡袋: 小学校からのプリントを収納する
  • ネームペン: 油性タイプのものが良い
  • ふでばこ: 低学年には箱型が使いやすい
  • 鉛筆・赤鉛筆: 2BもしくはBが推奨される
  • お道具箱:(学用品を入れる箱):色鉛筆・クレヨン・はさみ・のり・セロテープ・油ねんど・ねんど板などを収納。  

これらのアイテムは学習に必要なものです。小学校が指定する品に注意しながら確実にそろえましょう。

給食袋・給食グッズ

給食袋にはおはしやコップ、歯ブラシ、マスクなどを入れます。入学準備として給食に関する物を以下にまとめました。

  • おはし: スプーンとのセットを指定される場合がある
  • ランチクロス: 机の上に敷いて使う
  • マスク: 子どもに合うサイズで用意
  • コップ: 持ち手のついたプラスチック製のもの
  • 歯ブラシ: 食後の歯ブラシを励行する学校が多い

地域や小学校によって細かく指示される場合があるため、確認のうえ準備を進めてください。

防災頭巾

防災頭巾は小学校によっては指定アイテムとなっており、地域による差があります。一部の小学校では、災害時の備えとして防災頭巾を常備するように指示しています。

防災頭巾は非常事態に備える大切なアイテムです。学校の指示に従って用意しましょう。

通学用靴・ソックス

通学用の靴は履きやすく、足に合ったサイズで安定感があるものを選びましょう。また、ソックスについては小学校から指定されたもの、あるいはカラーやワンポイントの有無など細かな指示がある可能性があります。説明会などで確認したうえで、最適なソックスを選定しましょう。

長靴・レインコート・傘

長靴やレインコート、傘も重要なアイテムです。耐水性のある長靴やレインコートを選び、傘については軽量さを重視しつつも雨や風に強いものがおすすめです。このほかランドセルカバーや手提げを保護するカバーなど、適宜用意しましょう。

勉強机

宿題の際、リビングでさせたほうが学習習慣がつく可能性もありますが、学用品を整理するための学習机があると重宝します。その場合、お子さんの成長に合わせて高さを調整しやすいタイプのものを選ぶようにしましょう。

授業が始まったら・学年が上がったら必要になるもの

参考

小学校での授業が始まったところで、必要になるものがあります。以下に、1年生以降に必要になる学用品などについて紹介します。慌てて準備することがないようにしっかり確認しましょう。

プールセット

小学校によって水泳の授業の開始時期は異なりますが、およそ以下のアイテムを準備する必要があります。

  • スクール水着(紺など色が指定されている場合がある)
  • 水泳帽(学年ごとに色が指定されている場合が多い)
  • バスタオル(着替えがしやすい筒状のもの)
  • プールバッグ
  • ゴーグル
  • ビーチサンダル

ゴーグルのバンド調整はあらかじめ済ませておきましょう。また、小学校によってはラッシュガードを認めているところもあるため学校に確認しましょう。

お裁縫箱

小学校5年生からは家庭科の授業が導入され、ボタン付けや袋作りなどの学習が始まります。各小学校では、4年生の段階で複数の業者からお裁縫箱の注文書が配布されるのが一般的です。学校から提示された必需品を確認し、漏れのないように準備を進めましょう。

算数セット

1年生の算数授業では、算数セットを活用して学習する機会が増えます。算数セットは小学校から指定される場合が多く、セットにはおはじきや数え棒、時計などが含まれています。入学準備として算数セットの中身すべてに記名しなければなりません。

また、学年が進むにつれて以下の算数用具が必要となります。

  • 2年生:三角定規セット
  • 3年生:30cmものさしやコンパス
  • 4年生:分度器

学校で一斉購入の際は、指定されたアイテムを確認し、正確なセットを用意しましょう。

習字セット

小学1年生では硬筆といって鉛筆やかきかたペンを用いた書写の授業があります。3年生になると毛筆用の習字セットが必要です。セットには、太筆や細筆、すずり、墨液、文鎮、下敷きなどが含まれます。

学校によっては、12月から1月にかけて書初めの練習や校内書き初め大会があるかもしれません。この場合、書き初め用の筆やすずり、下敷きが新たに必要となります。

アウトドア用品(課外授業用)

課外授業やイベントに備えた物品、入学準備品として考慮しましょう。

  • リュック:軽くて防水性のあるもの
  • レジャーシート:お弁当が置けて子どもが1人座れるサイズのもの
  • お弁当箱:お子さんの食べる量に合わせたサイズ
  • お弁当袋:きんちゃく型または手さげ型が便利
  • 水筒:コップ式のものが推奨される場合がある

水筒については、夏季に毎日持参が求められる場合が多くなりました。お子さんの飲む量や体のサイズに合わせて適切な水筒を選びましょう。

楽器

小学校の音楽教育では、楽器の演奏を練習する機会が多くあります。たとえば小学校1年生では鍵盤ハーモニカ、3年生ではソプラノリコーダーが挙げられます。

鍵盤ハーモニカについては、幼稚園で使っていたものを使うケースもありますが、指導が始まる前に確認しておきましょう。リコーダーについては学校で一斉購入の場合が多い傾向です。

美術セット

美術セットには以下のようなアイテムが入っています。

  • 絵の具セット:1年生から(太筆、細筆、水彩えのぐ、筆洗、雑巾)
  • 彫刻刀:4年生から(5種類5本入りが一般的)

絵の具セットについては入学準備品として用意するケースがあります。彫刻刀は学校で複数の業者が注文をとる場合もあります。

入学時の出費はどれくらい?

小学校の入学時には、以下のような出費が発生します。

  • ランドセル(約2万円~5万円までさまざま)
  • 上靴(約2,000円)
  • 体操服(上下)+赤白帽子(約5,000円)
  • 防災頭巾・防災頭巾カバー(約4,000円)
  • 文房具セット(鉛筆、下敷き、色鉛筆、のり、セロハンテープなど、合計約5,000円)
  • 手提げバッグ、体操着袋、上履き袋(合計約3,000円)

上記に算数セットや絵の具セット、鍵盤ハーモニカ、水着などが追加されると入学前後に必要な経費は計6万円ほどになります。これらはあくまで参考にしていただく費用であり、地域や私立、公立小学校によって変動します。

入学準備にかかる費用を低く抑えたい場合は、家族や親戚のお下がりをもらったり、バザーやサイトなどで安く手に入れたりすることも検討しましょう。

入学式に保護者様が用意するもの

お子さんだけでなく保護者様も入学式に向けて準備していかなければなりません。ここでは、入学準備として保護者様が用意すべきものを順に解説します。

保護者用上履き

保護者様が入学式に用意するものとして、保護者用上履きが挙げられます。学校行事では保護者様に上履きの持参が求められ、入学式もその例外ではありません。学校が用意する来賓用スリッパの貸し出しがあるものの、基本的には各自上履きを持参することが通例です。

この場合はくたびれたスリッパ、あるいは派手すぎる上履きは避け、大切な式にふさわしく落ち着いたカラーや雰囲気の上履きを用意しましょう。

フォーマルな服装・サブバッグ

両親で出席する場合、男性はスーツ、女性はスーツまたはワンピースが好まれます。地域によっては着物のお母様も見かけます。

地味すぎず派手すぎない服装がポイントです。白やベージュを取り入れ、コサージュなど小物で華やかさをプラスすると良いでしょう。ただし、主役はお子さんであることを考慮し、目立ちすぎないように注意が必要です。

女性の場合、スカート丈は短すぎず、ストッキングはベージュを選び、黒や柄入りは避けましょう。

筆記用具・必要資料

入学式には筆記用具と必要資料が持ち物として不可欠です。必要なときにすぐに取り出して書けるように、ボールペンやメモ帳などを必ず用意しておきましょう。また、以下の書類を忘れないように準備します。

  • 入学通知書:入学手続きの際に必ず提示する
  • 家庭環境調査票:学校が児童の家庭環境を理解するための資料
  • 健康に関する調査書:疾患や食物アレルギー、フッ素洗口に関する書類
  • 下校指導帰宅先連絡票:下校時における帰宅先を学校に通知する票
  • 個人情報に関わる同意書:学校が子どもの個人情報を取り扱う際に必要な同意書

これらの書類は入学式当日に提出を求められるものです。小学校によって提出書類や内容は異なりますが、説明会での話を丁寧に聞き、漏れのないよう準備しましょう。

飲み物・防寒グッズ

入学式の最中に飲み物を摂取するのは避けたいところですが、式が終了したのちに適宜、喉の渇きを潤すことが必要でしょう。体調管理をしっかり整えることも、お子さんの大事な行事に臨む保護者様の姿勢として重要です。

また、春先は寒暖差が激しい時期です。外で長時間待機したり広い体育館で1時間ほどの式に参加したりすれば、体が冷えてしまう場合もあります。その際、軽く折りたためる防寒ブランケットや薄手のジャケットなどがあると役立ちます。

資料に記載された子どもの持ち物

入学準備に関する資料のなかで、当日に持っていくものとして以下のようなアイテムが挙げられます。

  • ランドセル
  • 上履きと上履き袋
  • 手提げバッグ

当日は小学校から配布される教科書(無償)をランドセルに入れ、家に持ち帰ることになります。上記のほか、算数セットや体操着セットなどを持参する場合もあります。忘れ物がないよう学校からの案内をしっかり確認しましょう。

入学式までに保護者様が確認しておくべきこと

入学式当日までには非常に多くの物品を用意しなければなりません。入学準備物のほかにも、保護者様として確認すべきことがあります。ここでは、通学路の確認や登下校の時刻など5つのチェック事項を紹介します。

学校までの通学路

まず、家から小学校までの通学路を把握しなければなりません。通学路の確認はお子さんの安全を守るために不可欠です。以下のポイントを参考にして、お子さんと一緒に歩いて通学路をチェックしましょう。

  • 学校から指定される通学路があるか確認する
  • 家から小学校までの安全なルートを知る
  • 横断歩道や歩道橋、信号の確認が必要な場所をチェックする
  • 登下校中の緊急時の対応策を考える

通学道路を歩く際に危険な箇所はないか、万が一の際にお子さんが駆け込める家(ステッカーが貼ってある家など)はあるかなど、大切なお子さんを守るために必要な事項を確認しましょう。ほかの子どもたちと通学する場合、それぞれの家庭と連絡を交換するなど連携を図るとお子さんも安心します。

登校時間・下校時間

お子さんが入学する前に、登校と下校の時間を事前に確かめましょう。学校が開錠される

時刻や登校にかかる時間についてチェックします。下校時刻に関しても曜日ごとの帰りの予定を確認し、習い事があれば時間にゆとりをもたせるなど考慮しなければなりません。

下校時刻は学年によって変わります。朝は上級生が一緒に歩いてくれても、帰りは一人で帰ることになるかもしれません。下校後の安全をどう保つかも家族で話し合う必要があります。学童クラブを利用するなど適切な対応を考えることも重要です。

入学式と始業式の日程

入学式と始業式の日程は学校ごとに異なりますが、一般的には以下のように進行します。

  • 入学式:受付後、9時あるいは9時半ごろから開式(約1時間)
  • 始業式:通常は午後に2年生から6年生が参加して行われる(同)

入学式の後は各教室で担任からあいさつ、次の日からの予定などについて説明を受けます。始業式の後は新しい教室に移動して、同じく担任からあいさつ、教科書の配布、予定が説明されます。

これらの日程は地域や各学校の事情によって異なります。具体的な日程については学校から知らされるスケジュールや通知を確認しましょう。

名前の記入が必要な品の把握

入学準備の際、細かな物品まで名前を書く必要があります。その理由は、小学校1年生の持ち物は非常に多く、また落としてすぐわかるようにしたほうが紛失や取り違えを予防できるためです。

ランドセルや上履き、給食セット、学用品はもちろん、算数セットの中身であるおはじきや数え棒など一つひとつに記名しましょう。

名前の記入には防水性のあるマーカーを使い、場合によっては特注の名前シールを使用すると良いでしょう。

子どもの生活力のレベル

生活力のレベルは子どもたちによって異なります。たとえば、以下のような基本的な生活習慣が一人でできるかどうか確認することが必要です。

  • 身の回りの整とん
  • 排せつの仕方
  • 食事の仕方や片づけ
  • 着替え
  • 手洗いや歯磨き

上記のうち排せつについては、小学校入学にあたり注意すべきことがあります。小学校でも洋式トイレへの改修が進んでいますが、2020年の時点で和式トイレが4割といったデータもあります。地域差もありますが、小学校の状況によっては和式トイレでの排泄を練習する必要があるでしょう。

入学式までにつけておきたい子どもの習慣

入学準備として子どもたちが身につけておくべき習慣には、さまざまなものがあります。家庭ではお子さんが規則正しい生活を送れるように考慮し、小学校での生活を想定したサポートが求められます。ここでは、生活面や学習面で必要なポイントを確認しましょう。

規則正しい生活を送る

入学式までにお子さんに身につけておきたい習慣の一つは、規則正しい生活を送ることです。定時に寝て、起きて、食事を摂るといった生活のリズムを整えていきましょう。良い習慣が身につくことで、学校生活においてもスムーズに適応しやすくなります。

規則正しい生活は心身ともに健康な成長を促し、新しい学年や友達との交流に前向きな影響を与えます。小学校に入ってから慌てることなく、幼児期にゆとりをもってお子さんの心身の調整を図っていきましょう。

翌日の準備をする

翌日の準備をする習慣は、子どもたちにとって非常に重要です。たとえば、前夜にランドセルや着ていく服、学用品を整えておけば、朝の準備時間をスムーズにすることが可能です。また、次の日の予定や持ち物を確認し、必要なものと欠けているものを把握できれば、忘れ物を防げます。

この習慣は自己管理力や責任感を養い、学習に対する前向きな姿勢の形成に役立ちます。規則正しい生活習慣の一環として、翌日の準備を整えることを積極的にサポートしましょう。

家で勉強する

家での勉強は、学校の授業を理解したり学習習慣を身につけたりするうえで大切な要素です。とくに1年生はひらがなやカタカナ、漢字の学習、たし算やひき算など基本的な学習内容を定着させる重要な時期です。

保護者様は積極的に関わり、お子さんが自分の力で問題を考えたり解いたりできるように支援しなければなりません。そのためには、目に見える場所でお子さんに宿題をさせたり、質問があれば一緒に問題を解いたりするなど協力的な取り組みが重要なポイントとなります。

時計を読めるようにする

時計を読むことは初めての学校生活において重要です。休み時間や授業の開始、終了時刻など、小学校生活では時間を意識した行動が求められます。

お子さんが時計を理解することで、時間を自主的に把握してスムーズに活動できるようになるでしょう。時計の読み方は算数の学習とつながります。数字の読み方や長短針の動きを少しずつ教えることで、お子さんは自然な形で時計の読み方を覚えていきます。この場合、就寝時刻や食事、おやつの時間と絡めて覚えるようにすると理解しやすいでしょう。

基本的なひらがな・文字を読めるようにする

小学校1年生ではひらがなとカタカナの学習が始まり、子どもたちは文字理解を通じて言葉に対する関心を高めていきます。保護者様はお子さんの進度を見守り、文字や言葉に対する興味を引き出すように手助けしましょう。

また「あ」から順番に教えようとするとお子さんによっては抵抗感を抱きやすくなります。その理由は「あ」の字形が子どもたちにとっては難しいためです。たとえば「つ」「く」「し」のように一画で書けるひらがなから始める方法があります。

このほか、ひらがなの読み書きに適した絵本を活用するなど、お子さんの興味に合わせて文字への関心と理解を促しましょう。

子どもの入学をスムーズにするために養いたい7つの能力

子どもたちが入学までに養っておきたいスキルとして7つ紹介します。これらは入学後から大人にかけて身につけておきたい能力ですが、基盤となる力は幼児期から始まっているといっても過言ではありません。ここでは各能力の意味と育て方について詳しく解説します。

コミュニケーション能力

小学1年生に求められるコミュニケーション能力は「自分のことを話す」「人の話を聞く」といったものです。小学校に入った際に、自分の思いを先生や友だちに伝えられないと円滑な人間関係を築きにくくなります。また、先生の話をよく聞けなければ適切な行動をとれず、お子さんは不安を抱えるかもしれません。

保護者様は、お子さんの話を聞く姿勢を重視しましょう。自分の話を聞いてもらう機会が多くあったお子さんは、人の話にも耳を傾けるようになります。お子さんの話を奪って「〇〇は▢▢でしょ」と答えてしまうのは良くありません。お子さんに質問しながら、少しずつ話を引き出す取り組みが対話力の素地となります。

読解力

読解力は学力の基盤となるものです。読解力を身につけることは、以下のような効果をもたらします。

  • 学習へのモチベーションが向上する
  • 新たな知識の獲得につながる
  • 学習内容の理解が高まる
  • 学習がよくわかるため自信につながる
  • 想像力の発展にも寄与する

保護者様は日常生活でお子さんと一緒に読書することで興味を引き、質問に答えるなど対話を通じて理解を深めることが重要です。読書を通して感性や道徳観、社会性も形成されるでしょう。

自己肯定感

自己肯定感を入学前に育てることは、お子さんの学習や成長において非常に大切です。自己肯定感が高まると、次のようなメリットにつながる可能性があります。

  • 自信をもてる
  • 前向きな行動を示せる
  • 新しい環境や学びに対して物おじしない
  • 失敗を恐れず挑戦できるようになる

保護者様は、お子さんががんばったことや成果に対して褒めるようにしましょう。失敗した場合でも努力の過程を褒め、ポジティブな言葉で支える姿勢が大切です。

想像力

想像力が豊かなお子さんは物事を柔軟に考え、新しいアイディアを生み出す力が身につきます。

感性の育ちが著しいこの時期に、絵本や物語を通じてさまざまな世界に触れさせましょう。アートや音楽なども感性を刺激し、自分の感じたことを表現する力を高めます。

保護者様はお子さんの好奇心を重視し、自由な発想を大切にする環境を整えましょう。お子さんの「なぜ?」や「どうして?」に対して丁寧に答えます。一緒に探究する姿勢が好奇心と想像力を引き出し、その力は学習意欲の向上につながります。

集中力・じっとできる力

小学校入学前に集中力を育てることで、教室や宿題において反復練習に取り組むことが可能となります。また、じっとできる力があれば、長時間の授業や集中を要する活動にも耐えられ、静かな環境での作業がスムーズに進むでしょう。

これらの力を育てるためには、まず短い時間から始め、少しずつ時間を延ばしていくトレーニングが有効です。遊びや学習の合間に積極的な休憩をとり、無理なく集中する環境を整えましょう。また、興味を持ったことに対しては自主的に取り組む機会を与え、さらに集中力を鍛える取り組みが重要です。

社会性・一般常識

小学校入学前に社会性と一般常識を育てることで、人との関係性をより良く構築するうえで大切です。

社会性は他者と協力して、集団活動に参加する際に必要な力です。協力やコミュニケーションを通じて人との絆を深められます。一般常識としてマナーやルールを理解するのは、他者との協働的な活動をスムーズに進めるうえで重要です。

保護者様はお子さんに対して他者への思いやりやルールを大切にする意識を教えましょう。実際の状況を通して学ばせ、その経験から理解を深める手立てが有効です。

基礎的な運動力

小学校入学前に基本的な体力をつけておくのは、学校生活の忙しさに耐えうる力や疲労感の軽減にもつながります。良好な体力は長時間の勉強や運動、さまざまなイベントに参加する際に生かされるでしょう。

保護者様はお子さんと一緒に遊ぶ機会を通じて、運動の習慣化につなげていきましょう。鬼ごっこやサッカー、キャッチボール、アスレチックなどを通じて徐々に体力がついていきます。また、夏季にはプール遊びを積極的に取り入れ、入学後の水泳授業に備えておきましょう。

子どもの習い事にプログラミングが推奨される理由

子どもにプログラミングを学ばせることは多様な能力を育成するうえで有益です。その理由は、これまで紹介した7つの能力との関連が想定されるためです。

  • コミュニケーション力:チームとの対話を通じて課題を解決する力
  • 読解力:プログラムを理解しより良い解決法を導きだしたりする力
  • 自己肯定感:自信をもって挑戦したり失敗からも学び取ったりする力
  • 想像力:目標を設定したり目標に必要な流れをイメージしたりする力
  • 集中力:困難な状況でもあきらめずに取り組む力
  • 社会性:ルールやマナーを大切にしながら関係性を築く力
  • 体力:指を動かしたり適宜休憩しながら最後までやり抜いたりする力

プログラミングは未来の社会において必要とされる力であり、幼いときから習うことでその基盤が形成されます。個性の可能性を伸ばし、将来的に職業の選択肢を広げるでしょう。プログラミング学習は、子どもたちにとって未来を切り拓くための重要な習い事の一つと考えられます。

小学校から始める習い事なら「プロクラ」!

1年生になるお子さんをもつ保護者様は、計画的に入学準備を進めていきましょう。そのなかで、小学校入学後、お子さんが周囲との関係性を築きながら自分で行動できるよう、必要なサポートが望まれます。

基本的な生活習慣が身についており、人の話を理解してスムーズに行動につなげられるお子さんは、新しい生活でのストレスを軽減できるでしょう。毎日楽しく過ごし、お子さんの良さが伸ばせるよう、7つの力をしっかり育てていきたいものです。

7つの力を身につける習い事としてプログラミングは有効です。プログラミングは論理的思考力や表現力、学習意欲を向上させます。どのような習い事をさせようか迷っている保護者様は「プロクラ」の体験レッスンにぜひお問い合わせください。

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