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問題と課題の違いを子ども向けに解説!家庭教育で意識すべきこと
問題と課題の違いは?意味を学んで学習に生かそう!
子ども教育では、しばしば問題や課題が発生します。学業だけではなく、部活や人間関係、家庭内のコミュニケーションなど、子どもによりそれぞれ異なる問題・課題が存在するものです。問題・課題を乗り越える力を子ども時代から身につけられれば、大人時代でも役立つ自己肯定感や自信が育まれるでしょう。
今回は、問題・課題の意味や違い、それぞれ解決するために必要な要素をご紹介します。子どもたちの問題・課題解決力を育成し、将来の可能性を広げていきましょう。
「問題」と「課題」の意味の違い
まずは、問題と課題の意味の違いについて解説します。「問題」とは、自分が理想とする状況と実際の状況との間に存在している「ギャップ」のことです。目標を達成するために解決しなければならない事柄を指します。
「課題」とは、問題を解決するために具体的に取り組むべき「タスク」のことです。たとえば「足が速くなりたい」と考えている場合、問題とは「足が遅いこと」や「目標タイムに届かないこと」であり、課題とは「足を速くするために行うべき事柄」を指します。
問題解決で必要な要素
ここでは、問題解決において必要な要素をご紹介します。
- 問題の具体的な原因の発見
- 原因に関連する要素の分析
- 明確な目標の設定
子どもたちが目標達成ができずに悩んでいる場合は、問題解決のフローを提示する形でサポートしていきましょう。
問題の具体的な原因の発見
問題解決では、問題の具体的な原因を発見することが求められます。表面的な事象ばかりに目を向けるのではなく、一つひとつの事象の背景にどのような要素が隠れているのかを推理・洞察することで、本質的な問題の解決に近づきます。
原因に関連する要素の分析
問題解決では、原因に関連する要素を分析する習慣をつけましょう。分析のためには、ビジネスシーンの問題解決でも用いられるPDCA・ロジックツリー・マンダラート・5W1Hなどのフレームワークが役立ちます。
明確な目標の設定
明確な目標の設定も、問題解決力には欠かせません。問題とは「現実と理想のギャップ」そのものであるため、目標やゴールを明確にすることで現在地との距離感が把握でき、解決するべき問題が何であるのかを理解できるのです。
課題解決で必要な要素
ここでは、課題解決において必要な要素をご紹介します。
- 自分の能力や立ち位置の客観的な把握
- 新しいアイデアや発想の導入
- 目標までのプロセスの設定
課題解決のプロセスでは、知識や技術だけではなく精神的な成長も期待できます。子どもたちが建設的に課題を解決できるよう、できるサポートを探してみましょう。
自分の能力や立ち位置の客観的な把握
課題解決には現状の自分に合ったプランやタスクを設定する必要があるため、自身の能力や立ち位置の客観的な把握が求められます。自分の立ち位置を見失うと、実際のレベルより低い目標を設定したり、無茶な目標に挑戦して不必要な挫折を経験してしまったりなどが考えられます。
新しいアイデアや発想の導入
課題解決のためには、新しいアイデアや発想の導入が求められます。課題の内容は自分の状態やシチュエーションごとに異なるため、TPOに応じた解決方法が必要です。既存の知識や経験を組み合わせ、オリジナルな解決方法を発案する力が重要になるといえるでしょう。
目標までのプロセスの設定
課題解決では、目標までのプロセスの設定が重要です。ゴールから現在地を逆算し、必要なタスクや優先順位を決定していく力が求められます。またイレギュラーの発生に備え、余裕を持ったスケジュールを組むための計画力も大切な要素です。
問題解決力・課題解決力を高めるために必要な能力
ここでは、問題解決力・課題解決力を高めるために必要な能力を3つご紹介します。
- 論理的思考力
- 想像力
- 創造力
これらの能力は、社会に出たあとに自分らしく働くためにも重要なスキルです。子どもたちに秘められた力を引き出し、豊かな将来をサポートしていきましょう。
論理的思考力
問題・課題解決力を高めるためには、論理的思考力が求められます。
論理的思考力とは、情報同士をつなげ合わせて網羅的に考える力のこと。物事の全体像を把握する力でもあり、問題・課題の背景を論理的に考えるために必要です。論理的思考力に優れている人は感情に流されにくく、冷静に原因や解決法を考えられます。
想像力
想像力も、問題・課題解決力の育成で必要な能力です。
想像力とは、経験や記憶に基づき「まだ起こっていないが、起こり得る可能性があること」を考える力です。想像力が高い人は、問題・課題に隠された可能性を広く考えられるため、本質的な解決に近づけます。また周囲と良質なコミュニケーションをとれるため、他者からの協力も得やすくなるでしょう。
創造力
問題・課題解決力では、創造力も求められます。
創造力とは、何もない場所から新しい価値やアイデアを創り出す力です。問題・課題の解決では、対象や状況に応じたオリジナルの解決方法が求められます。常に最適に近い解決方法を提案するためには、既存の方法や常識に縛られてはいけません。創造力に基づいたクリエイティブな感性が必要なのです。
小学生が問題解決力・課題解決力を高める方法
ここでは、小学生が問題・課題解決力を高める方法をご紹介します。子どもの問題・課題解決力の向上は、円満な学生生活や良質な人間関係の生成につながります。家庭教育でできることを取り入れて、子どもたちの生活をサポートしていきましょう。
物事に疑問を持つ習慣をつける
小学生が問題・課題解決力を高めるためには、物事の疑問を持つ習慣をつけることが大切です。たとえば「空は青い」という当たり前のことでも「なぜ?」が生まれれば、光の性質や地球と太陽の関係性などを学ぶきっかけになります。
興味関心や気づきによって得られた知識は、異なる問題・課題を解決するためにも役立ちます。さまざまな知識や経験を積み重ねることによって、論理的思考力の種となる「情報」を得られるのです。手持ちの情報が多いほど、幅広い問題・課題を解決に導けます。
プログラミングの学習
小学生の問題・課題解決力を高めるために適した習い事が、プログラミングです。プログラミングでは、学習の過程でほぼ必ず疑問や問題に直面します。プログラミング上達のためには、問題・課題の原因を分析し、改善策を実行するプロセスが必須です。
この「トラブルの発生・原因の分析・改善策の実施」こそが、問題・課題解決力の育成に必要な要素となるのです。プログラミングでは知識や経験が求められ、感性や思いつきのみでは問題・課題を解決できません。だからこそ、問題・課題解決のために何が必要なのかを考える力が身につけられるでしょう。
問題解決力・課題解決力を養う習い事なら「プロクラ」
今回は、問題・課題の違いや、子どもの問題解決力・課題解決力を高める方法をご紹介しました。問題・課題解決力を高めるためにはプログラミング学習が優れていますが、プログラミングに興味がない子どもたちにとってはハードルが高いものです。
そこでおすすめしたい習い事が、子ども向けプログラミングスクール「プロクラ」です。プロクラでは、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べます。
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