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客観的とは|主観的との違いは?客観的視点を得るために必要な3つの要素

子どもの客観的視点を育て、自己効力感や分析力を引き出す!

自己理解やビジネスで成果を出すためには、客観的な視点が求められます。自分を取り巻く環境や自分自身の状態を客観的に把握することが、抱えている課題への本質的な理解につながるのです。

今回は、客観的な視点の重要性や、子どもの客観的視点を育てる方法などをご紹介します。子ども時代から客観的視点を養って自己理解を深め、自己効力感や分析力を引き出していきましょう。

客観的とは|意味を解説

客観的とは、自分の主観や思想の偏りを遠ざけ、第三者の目線から物事を観測する様を指します。私たちは、生活のなかでさまざまな物事を学習する際に、経験や知識と同時に先入観や思い込みも獲得してしまいます。

客観的視点を得るためには、実際に起こった出来事や事実のみを思考の基とし、自分の感想や好き嫌いを手放すことが大切です。感情をコントロールして冷静さを持ち、自分や環境を一歩後ろの視点から観測するような視点が、客観的視点といえます。

客観的の類義語・対義語

客観的の類義語として、公正・客体的・公平・平等などが挙げられます。なかでも「客体」には「意識から独立して存在する物事」という意味があるため、「客体的」は事象やソースを重視する客観的と近しい意味があるでしょう。

客観的の対義語は「主観的」です。主観的とは、物事を判断する際に主観(外界に対する自我)による価値を優先する様を指します。つまり、「自分ひとりの価値観を中心に考える態度・思考プロセス」だといえます。

主観的な視点しか持たない人はどうなる?

主観的な視点しか持たない人は、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があるでしょう。ここでは、主観的な人が陥りやすいトラブルをご紹介します。主観にとらわれるデメリットを学び、教育につなげていきましょう。

感情や主観に基づいた判断をしてしまう

主観的な人は、感情や主観に基づいた判断ばかりをしてしまいます。その結果、物事の本質を理解する機会に恵まれず、誤った認識を持ってしまうでしょう。とくに情報のソースやバックグラウンドを調べる習慣が乏しい人は、主観的な判断にとらわれがちです。

失敗の原因に気づけず、同じミスを繰り返すリスクがある

失敗の原因に気づけないことも、主観的な人が陥りがちなトラブルです。思い込みが強いため、一度決めつけてしまうと他の可能性をなかなか考えられません。原因の改善が行われず、同じミスをいつまでも繰り返してしまうでしょう。

主観的な判断により、コミュニケーションに弊害が生じる

主観的な視点にとらわれている人は、コミュニケーションに弊害が生じやすくなります。たとえば相手と少しすれ違いが起こっただけで、「自分のことが嫌いなのか?」とか「影で悪口を言われているのでは?」などと思い込むことも。その結果、攻撃的になったり塞ぎ込んでしまったりするケースもあるでしょう。

「主観的思考=悪」ではない!客観的視点とのバランスが大切

前項では主観的視点にとらわれることのデメリットをご紹介しましたが、主観的視点を持っていること自体は悪ではありません。主観とは、自分の感じ方や考え方を尊重する態度を指します。自分らしく生きるためには、自分の気持ちを優先して考える必要もありますよね。

たとえば友達からのジョークを不快に感じたときに、客観的視点を重要視しすぎると、自分が抱いた不快感を軽視してしまいます。「相手は冗談のつもりだから許さなくては」と思い、本音を押さえ込んでしまうこともあるでしょう。

客観的にはジョークだとわかったうえで、主観的な不快感は尊重してもよいのです。円滑なコミュニケーションのためには、自分が「嫌だ」と感じたことを相手にしっかり伝える必要があります。主観的視点と客観的視点のバランスをとり、使い分ける訓練をしていきましょう。

自分を客観的に見るために必要な3つの要素

ここでは、自分を客観的に見るために必要な要素を3つご紹介します。

  • 情報収集による相対的な自己評価
  • 多様な価値観を肯定的に受け入れる姿勢
  • 感情論を手放す姿勢

どの要素も、家庭教育や親子のコミュニケーションのなかで後天的に育めるものです。遊びや会話のなかで、子どものペースに合わせながら客観的な思考を引き出していきましょう。

情報収集による相対的な自己評価

客観的視点の獲得のためには、情報収集による相対的な自己評価が求められます。自分という性質の特徴や、能力的な立ち位置を適切に理解するためには、自分以外からの情報が必要です。自分と比較する対象が増えれば増えるほど、幅広い視野をもって自己理解を進められるでしょう。

多様な価値観を肯定的に受け入れる姿勢

多様な価値観を肯定的に受け入れる姿勢を持つことで、客観的視点が育まれます。なぜなら、客観的視点の獲得においては、幅広い可能性を視野に入れて検討する習慣が求められるからです。子どもの場合は習い事やボランティア活動などを通して、他者の価値観に触れる機会を増やしましょう。

感情論を手放す姿勢

客観的視点を育むためには、感情論を手放す姿勢が求められます。自分のなかだけの正義にとらわれていると感情的になりやすいため、やはり多様な価値観による視野の拡大が重要です。冷静な状況把握能力や判断力を失わないためにも、感情をコントロールする習慣を取り入れるとよいでしょう。

客観的視点を得るための方法

ここでは、客観的視点を得るための具体的な方法をご紹介します。物事を理解するための姿勢は、一朝一夕で変わるものではありません。ゆとりのあるコミュニケーションのなかで、焦らずゆっくりと進めていきましょう。

論理的思考力を高める

客観的視点を得るためには、論理的思考力を高める必要があります。論理的思考力とは、情報や知識を組み合わせ、物事を体系的に考える力です。

論理的思考力の高まりは、事象や情報を深く理解するために役立ちます。物事を表面だけで判断せずバックグラウンドまで考える習慣が、客観的視点の獲得につながるでしょう。

他者の意見や感想をリサーチする

他者の意見や感想をリサーチすることも、客観的視点を育成する方法です。なぜなら、客観的視点では自分の価値観を手放し、第三者の視点で考える力が求められるからです。

たとえば一つの話題に対して、自分の意見を考えるだけではなく、幅広い世代や価値観の人たちの意見を調べてみましょう。Webにおけるリサーチでは、SNSのハッシュタグを活用した検索が役立ちます。

ソースや引用元を調べる習慣をつける

客観的視点の育成では、ソースや引用元を調べる習慣をつけることをおすすめします。主観的視点にとらわれている人は、一つの情報源による偏った発信を鵜呑みにしがちです。その結果、物事の全体像が見えなくなる傾向にあります。

論文や医学的証明など、明確に信用できるソースを調べることで、主観にとらわれない本質的な理解を得られるでしょう。リサーチの習慣によって情報リテラシーが高まれば、情報の正誤を見分ける力も養われます。

客観的視点を養う習い事なら「プロクラ」

今回は、客観的とは何かや、客観的視点を養う方法をご紹介しました。客観的視点を得るためには、論理的思考力や想像力などが求められます。これらの能力を万遍なく引き出せる習い事として推奨されるのが、プログラミングです。

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