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タイピングが早くなるコツ&練習方法7選!大人も子どもも楽しく練習するには?

パソコンを使ううえで必要なタイピングスキル!

社会のIT化が急速に進む昨今において、基本的なデジタルスキルは欠かせないものとなっています。なかでも基礎的なスキルとして挙げられるのが、パソコンやタブレットのキーボードを操作するためのタイピングスキルです。

タイピングが早くなると、作業効率や問題解決の速度も上昇します。同じ能力を持っている人でも、タイピングの速さ次第で目的に辿り着くまでの期間が異なってくるものです。子どもの頃からタイピングの技術を磨いておくと、より効率的に目標を達成できるでしょう。

今回は、タイピングが早い人の特徴や、タイピングが早くなるための方法をご紹介します。タイピングが早くなると自分に自信がつき、ITへの苦手意識が下がります。お子さんはもちろん、タイピングが苦手な保護者様もぜひ参考にしてくださいね。

タイピングが早い人の特徴とは

ここでは、タイピングが早い人の特徴をご紹介します。タイピングが早くなるためには、得意な人のやり方をまねることがポイントです。自分なりの練習方法を見つけることも大切ですが、まずは見習うべき人のタイピングを意識してみましょう。

キーボードの位置を正しく把握している

タイピングが早い人は、キーボードの位置を正しく把握しています。実際のキーボードの配置と自分の手の大きさ・指の長さ・爪の長さなどを考慮したうえで、どのようにタイピングを行ったら正しく入力ができるのかを理解し、実行しています。

タイピング初心者がつまずきやすい要素として挙げられるのが、キーボードの位置を把握しきる前にタッチタイピング(ブラインドタッチ)を行うことです。ミスタッチが増えるほどトータルの入力時間が長くかかってしまうため、まずはキーボードの位置を正確に認識することが求められます。

正確に入力できる

タイピングが早い人は、ミスなく正確に入力することに長けていることも特徴です。これはキーボードの位置を正しく把握していることとも関連しており、配置への理解が深まるほどミスも減っていきます。

正確な入力によりデリートや打ち直しの手間が減り、より速度感を高めたタイピングが可能になります。自分の手や指の形によっては、キーごとに推奨される指以外の指で入力したほうが効率的であることも。タイピングが早い人は自分を客観視したうえで、正確性を高める動きを実現しています。

正しい姿勢を意識している

正しい姿勢を意識できていることも、タイピングが早い人の特徴です。タイピングの基本的な姿勢は、前腕に対して手首を真っすぐ伸ばし、キーボードの正面に体を置いている状態です。また背筋は伸ばし、手のひらはパソコンに強く押し付けないようにします。

正しい姿勢が守られていると体への負担が減り、無理のない状態で長時間テキストを入力することが可能になります。タイピングへの集中力を維持しやすくなり、いつでも正しく早い入力が実現できるのです。

タッチタイピングができる

タイピングが早い人は、総じてタッチタイピングを行っています。タッチタイピングでは手元を見ずに画面だけに集中してキーボードを打てるため、視線を移動する必要がほぼなく、集中力を維持しやすくなります。

ビジネスにおいて効果的にタイピング技術を使うために、タッチタイピングは必須のスキルです。タッチタイピングは日々の訓練のなかで少しずつ慣れていくものですが、まずはキーの位置を正確に把握しつつ、姿勢を整える習慣が求められます。

子どものタイピングが早くなるコツ・方法7選

ここでは、子どものタイピングが早くなるコツや方法を7つご紹介します。昨今では小学校の授業でもパソコンやタブレットが取り入れられていますよね。子どものタイピングが早くなると授業にもついていきやすくなり、学習モチベーションの向上も期待できます。

ホームポジションを意識する

子どものタイピングが早くなるためには、キーボードのホームポジションを覚えることが必要です。ホームポジションとは、効率よく正確にタイピングを行うために定められた「基本的な指の置き場所」です。

ホームポジションが守られているとどのキーにも対応しやすく、無理のない姿勢や動きでタイピングできるようになります。自分が入力しやすいポジションを知ることも大切ですが、まずは基本を学び、慣れたうえで少しずつ変えていくとよいでしょう。

最初はスピードではなく正確さを大事にする

タイピング練習ではつい速度重視になりがちですが、慣れるまではスピードよりも正確さを大事にしていきましょう。

どれほど早くタイピングができても、内容が間違っていれば余計に時間がかかってしまいます。正確であることが何より大切なため、速度アップは間違えずに入力できるようになってからでも遅くはありません。最初は手元を見ながら、ゆっくりタイピング練習をするとよいでしょう。

声に出しながら入力する

タイピングに慣れないうちは、頭の中で打とうとしている文字と実際に打ち込まれる文字に乖離が生じがちです。そこで、イメージを現実につなげるためにも、文字や文章を声に出しながら入力する習慣をつけましょう。

声に出しながら練習すると、キーの場所や間違いやすいポイントが定着しやすくなり、効率的な学習が期待できます。声に出す練習を繰り返すと、母音をはじめとする「出現頻度が高いキー」にも気づけるため、どんどんタイピング速度が上昇していきますよ。

短い言葉から練習する

子どものタイピング練習では、短い単語や文章から練習することをおすすめします。長い文章では自分の弱点に気づきにくく、慣れないうちはミスも増えモチベーションの低下につながります。

まずは手元を見ながらでも構いませんので、短い単語を着実にタイピングできるよう精度を高めていきましょう。3〜5文字から始めつつ、少しずつ長い文章を打ち込めるようにすると、着実なステップアップが見込めます。

楽しめる範囲で練習する

子どものタイピングは、あくまでも楽しめる範囲で練習させるように努めることが大切です。イラストや音楽つきで楽しみながら学べるコンテンツも多いため、子どもの嗜好や特性に合うものを探してみましょう。

たとえば人気キャラクターのアニメーションが流れるソフトや、対戦要素が強いブラウザゲームなど、さまざまなジャンルのものが展開されています。

家族や友達とゲームで遊ぶような感覚でタイピングを学べれば、速度もどんどん上がっていきますよ。

「い」「う」「お」「あ」「え」から覚える

タイピング練習は、出現頻度の高いワードを覚えることで全体の入力速度が上がります。代表的な文字は「い」「う」「お」「あ」「え」の母音です。すべての子音のタイピングは、これらの母音を正確に入力できることで速度が上がります。

ホームポジションを覚える際も、母音を入力する際の感覚を重要視するとよいでしょう。母音の入力に悪い癖がつくと、文章全体のタイピングが遅くなります。タイピングの覚え始めだからこそ、基礎力を磨いていきましょう。

毎日コツコツと練習する

子どものタイピング練習では、毎日コツコツと取り組むことが大切です。とはいえスマホ世代の子どもにとって、パソコンのタイピングは少し遠い存在であることも。そのため、日々の習慣のなかにタイピングを取り入れ、日常的にキーボードに触れる機会をつくる必要があるでしょう。

たとえばSNSの投稿やブログ執筆をパソコンで行えば、キーボードに親しみやすくなります。それでもタイピングに抵抗がある場合は、デジタルイラスト作成やDTM(パソコンを使った音楽制作)などから始めるのも一つの手です。

さらにタイピングが上手くなる3つの方法

ここでは、タイピングがさらに上達するための方法をご紹介します。タイピング力が上がれば、読書感想文やレポートなどの長文テキストも簡単に作れますよ。子ども時代からタイピングをマスターし、自分の得意分野を増やしていきましょう。

タイプミスを減らすよう意識する

タイピングをさらに上達させるためには、タイプミスを減らす意識を高めることが大切です。

たとえば同じキーを何度も間違えたり、いつも隣のキーを押してしまったりする場合は、自分の弱点を認め改善につなげていきましょう。あやしい部分は手元を見るようにするだけでも、タイピングの正確性が上がっていきます。

指を動かすスピードを上げていく

正確にタイピングを行うことに慣れてきたら、指を動かすスピードを上げていきましょう。

基本的に、正確性を保持したまま速度を上げていくのが理想です。ただし、子どもの性格によっては「できる限り早くタイピングして、どれだけ誤字が多いのかを実感する」という方法を取り入れるのもよいでしょう。

文字を変換するタイミングを掴む

タイピングにおいて重要なアクションの一つが、文字の変換です。タイピングに慣れないうちは変換のタイミングを誤りやすく、せっかく作った文章が台無しになってしまうケースも。

速度感を大切にする練習を行っている最中でも、変換に関わる操作は慎重になるように心がけてください。確定・改行の役割を担うエンターキーの操作も同様です。

タイピングスピードを早くするメリット

ここでは、タイピングのスピードを早くするメリットをご紹介します。大人でも、タイピングがとくに早い人は一目置かれるものですよね。小学生からタイピング速度を上げれば自信につながり、ITに対する好意的な感情が芽生えるでしょう。

パソコンを使って操作するときに役立つ

タイピングスピードを上げれば、パソコンを使って操作するときに役立ちます。現代では、あらゆる情報がデジタル化されつつあります。ニュースやトレンド、インフラ、学習、ショッピングなど、多くの領域においてオンライン環境が必要です。

タイピング技術は、現代のデジタルサービスを効率的に活用するために欠かせないスキルです。タイピング力が上がるほど、自分が求める情報や成果に早く辿り着けます。タイピングを含むパソコンの基本的な操作スキルは、今後もニーズが高まっていくことでしょう。

効率的に情報を検索できる

タイピングが早くなると、効率的に情報を検索できます。たとえば「空が青い理由」を調べたいときに、タイピングができる人であれば、ほんの数秒で検索結果を表示できるでしょう。

しかしタイピングが遅い人は、「空」と打ち込むだけで数秒が経過してしまいます。求める情報をすでに得られている人がいるタイミングで、まだ検索すらもできていないのです。今後さらに社会の情報化が進むと考えると、早いタイピングで効率よく検索する力は不可欠になることでしょう。

パソコンを扱うことに対するストレスが減る

パソコンを扱うことに対するストレスが減ることも、タイピングを上達させるメリットです。現代のビジネスシーンにおいて、パソコンをはじめとするデジタルデバイスは欠かせない存在です。

当然、デバイスに付随して求められるタイピング力も、必須のスキルといえます。多くの企業では、否が応にもパソコンに触れざるを得ない環境が構築されています。パソコンに対するストレス度が低いことは、自分の心を守ることにもつながるのです。

プログラミングなど、キーボードを扱うことへの抵抗がなくなる

タイピングを覚えると、情報の検索以外のシーンでもパソコンを活かせるようになります。タイピングを活用した代表的なスキルの一つが、プログラミングです。2020年から小学校でプログラミング教育が必修化され、プログラミングを習い始めている子もいるでしょう。

プログラミングではキーボードを使用し、文字列や単語を入力していきます。タイピングの速度は結果に直結するため、プログラミング学習のモチベーションアップにつながるでしょう。キーボードを扱うことへの抵抗感がなくなることは、デジタル社会を生きる子どもにとって大きなメリットとなります。

大人になったとき、仕事にも生かせる

タイピングに慣れることで、大人になったときに仕事に生かせるようになります。たとえばデータ検索や資料作成、ビジネスメールなど、ビジネスにおいてタイピング力が役立つシーンは多いものです。

今や非デジタル領域のビジネスでも、タイピングスキルは基本中の基本。タイピングの早さは仕事の速度感にも反映されるため、評価やキャリアの向上にも役立ちます。

タイピングやパソコン操作を身に着ける習い事なら、プロクラ!

今回は、タイピングを早くする方法や、タイピングの速度を高めるメリットなどをご紹介しました。タイピングの上達は、ITリテラシーの向上をサポートします。またITに対する苦手意識を下げることは、職業選択の幅の拡大にもつながります。

「子どもにはITに強くなってほしい」と考えている保護者様におすすめの習い事が、プロクラです。プロクラでは、子どもが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べます。レッスンのなかで、もちろんタイピングの力は上昇していきますよ。

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