プログラミング教育情報

小学生英語はいつから学ぶ?学習するときに気を付けるべき8つのポイント

小学生の英語は必修!準備はいつすればいい?

英語学習の重要性は年々高まっており、小学校でも英語教育の導入が始まっています。具体的には、2020年度に教育カリキュラムが変更され、小学3年生から外国語活動、小学5年生から外国語の必修化が実現しました。

小学校に入学する前から英会話スクールに通う子どもたちも増えています。幼い頃から英語を学ばせるのは、乳児期あるいは幼少期から英語に触れたほうが、英語特有の音やリズムに親しみやすく、学習意欲も高まるとされているためです。

この記事では、小学生のお子さんを持つ保護者様に向けて、英語教育の実際と家庭でできる英語学習について詳しく解説します。英語教育を効果的に行うために、ぜひ参考にしてみてください。

実際に英語の授業が始まるのは何年生から?

学校での英語の学習が始まるのは小学3年生からであり、小学5年生より正式に教科として学びます。ここでは、小学校での英語の授業に関する基本的な事項を確認します。

小学3年生で「外国語活動」がスタート!

小学3年生から始まる「外国語活動(週1コマ)」では、楽しみながら英語を学ぶことが重視されます。写真やイラストを使って英単語に親しんだり、シンプルな英会話を通じて言語の魅力に触れたりするのが主な内容です。

体験的な学習を通じて子どもたちは英語に対する興味や関心を高め、自信を持って楽しく英語を聞いたり話したりできるようになります。言語だけでなく、他国の異なる文化や考え方にも触れながら、豊かな人間性を育むことも期待されています。

小学5年生になると「教科」として英語を学ぶ

小学5年生からは外国語(週2コマ)が正式な教科として導入され、他の教科と同様に教科書を使って授業が行われます。外国語活動と異なり、文法や少し複雑な表現なども学ぶ点が特徴です。

授業では単語や基本的なフレーズを覚えるだけではありません。子どもたちは身近なテーマに関連した実践的な学びを通じて、自分の考えを表現したり、他者と円滑に会話をしたりするための素地を養います。

外国語活動と教科の違い

小学生の子どもたちが英語を学ぶ際は、「外国語活動」と「外国語(英語)科」といった2種類の授業形態が採用されます。ここでは、外国語活動と教科の違いについて解説します。

外国語活動|「聞く・話す」を通じて、言語に慣れ親しむ

小学3、4年生の外国語活動は、英語に慣れ親しむための重要な学習ステップです。この活動では、主に「聞く」と「話す」を通じて、自然な英語の音やリズムに慣れ、日常的な会話や指示を理解する力を養います。

たとえば、英語の歌を聞くことで耳を慣らし、簡単な自己紹介や好きなものについて話す練習をします。外国語活動を通じて子どもたちは英語に対する親しみを深め、コミュニケーションの基礎を築いていけるのです。

教科|日本語と英語の違いに気付き、知識として定着

外国語科は日本語と英語の違いを理解し、その差異を実際の言語活動で体験することが主な内容です。

たとえば、英語では主語、動詞、目的語の順序で文章が成り立つという文法を知り、文章構造を比較しながら学びます。また、異なる表現や慣用句を正確に使い分けることで実用的な言語力が確立されます。

教科学習では読み書きの学習も重要な要素となりますが、学習の楽しさを保ちながらバランスよく進めることが重要です。

教科|コミュニケーションに活用できる基礎的な技術の定着

外国語科では、子どもたちが聞くこと、話すこと、読むこと、書くことの各言語活動を通じてコミュニケーション能力を育成します。特に重要視されるのは、自分の意見や感情を外国語で表現する力を養うことです。

英語の授業では、習った単語やフレーズを駆使しながら身近なテーマをもとに短いスピーチをしたり、友だちや先生と自分の考えや思いを伝え合ったりする活動が展開されます。教科学習を通じて基礎的なスキルを定着させ、コミュニケーション力の向上を図ることが求められます。

小学校で英語を学ぶ際につまづきやすいポイント

小学生のうちに取り組む英語学習では効果が非常に期待されていますが、同時に課題も存在します。ここでは、小学生が英語を学ぶ際につまづきやすいポイントについて解説します。

単語を覚えられない

まず挙げられるのが、英単語の覚え方です。小学校では中学年から数多くの英単語に触れますが、日々の生活であまり使うことが無い場合はすぐに忘れてしまいます。また、1週間に1コマだけの外国語活動では繰り返し覚える機会も少なく、なかなか定着しない点も課題の一つです。

初めて英語に触れる子どもたちにとっては、「聞き取れない」「うまく発音できない」といったように苦手意識を持ってしまう場合もあり、余計に単語が耳に入らず覚えづらくなる状況も見受けられます。

読み方が難しい

特に小学校高学年の子どもたちがつまずきやすいのは、英単語や英文の読み方です。中学年までの外国語活動の際に耳で慣れ親しんできた英単語をいざ読むとなると、英語のつづりが難しく、途中で諦めてしまう場合もあるかもしれません。

たとえば、アルファベットのaは「ア」と読むばかりでなく、「エイ」や「オ」のように発音する場合もあります。たとえばmakeという単語を見て、「マケ」のように読むことも考えられるかもしれません。ローマ字とは異なる音に違和感を持ち、「英語は難しい」といった印象につながります。

家庭で学習するときに気を付けるべき8つのポイント

英語力を身につけるには学校の授業だけでは足りません。その理由は、母国語と同様に毎日見聞きして学び続けることが、語学の習得には必要であるためです。ここでは、家庭学習に英語学習を取り入れる場合に注意すべき点について紹介します。

低学年から少しずつ英語に触れさせる

低学年から英語に触れさせるのは英語学習の基盤を築くために重要です。英語を楽しみながら学ばせるために、保護者様は英語の歌や絵本、または簡単な英語のゲームを取り入れると良いでしょう。

たとえば、色や数字を英語で覚えるゲーム、アルファベットの歌を通じて基本的な言語スキルを育成できます。少しずつ取り入れることで子どもたちは英語に興味を持ち、学習意欲を高めるのに役立ちます。

「英語教育」と難しく考えず、ゲーム感覚で取り組む

英語教育について「〇〇しなければいけない」と難しく考えるのを避けましょう。遊びを通じてアプローチすることが、小学生の子どもたちが英語に興味を持つために効果的です。

たとえば、以下のような方法を採用しましょう。

  • 絵やカードを使ったゲームやアクティビティを行う
  • 英語の絵本や歌を取り入れる
  • 日常会話で楽しみながら英語のフレーズを使ってみる

以上のような活動を取り入れることで、小学生の子どもたちは英語が身近で楽しいものだと認識し、学習へのモチベーションを高めます。

アルファベットからマスターする

アルファベットをマスターするためには実際に書く練習が重要です。大文字と小文字の区別や各文字の形を覚えるために、英語用のノートに書きましょう。英語ノートは4本の横線が入っており、文字の大きさや位置を正確に把握するのに有効です。

たとえば、自分の名前や地名、学校で習った単語などを毎日繰り返し練習します。継続的な学習を通じてアルファベットをマスターし、英語学習の基盤をしっかりと築くことで自信にもつながります。

意欲が高い子には、英語検定などの目標を設定する

英語学習に対して意欲的なお子さんには、英語検定などの目標を設定しましょう。小学校高学年の場合は英検5級の受験を提案できます。英検5級は中学初級程度の英語力が求められるレベルであり、小学生向けの参考書も充実しています。

日常のトレーニングに加えて参考書を通じて試験のコツを学ぶことで、小学生でも合格可能です。合格すれば子どもたちは英語に自信を持ち、さらに学習意欲を高めることが期待できます。

オンライン英会話で楽しく学ぶ

オンライン英会話は、小学生の子どもたちにとって楽しく英語を学ぶ方法の一つです。自宅から気軽に受講でき、指導者との対話を通じて実践的な英会話が習得できます。

オンライン英会話のメリットは、通いの塾や習い事と比べて柔軟性が高く、お子さんのスケジュールに合わせてレッスンを予約できる点です。無理なく楽しみながら学習できれば、実践的なコミュニケーション力をさらに伸ばしていけるでしょう。

質問されたら教えてあげたり、一緒に考えたりする

保護者様がお子さんからの質問に答えたり一緒に考えたりすることは、お子さんの学習に以下のような利点をもたらします。

  • 自分の興味に対して積極的に学び、探求する姿勢が身につく
  • やり取りのなかで信頼関係が築かれ、安心して学習に臨める
  • 他者との対話を通じて新たな視点や考え方を学べる

親子のコミュニケーションはお子さんの思考力を向上させ、創造性や批判的思考力も育成できます。他者と協力して課題を解決する力も身につけられるでしょう。

間違っても笑ったりしない

お子さんが間違えたときに保護者様が笑って指摘してしまうと、お子さんの自尊心を傷つける可能性があります。間違えた際は学びの機会と捉え、温かいフィードバックを提供するようにしましょう。

お子さんには失敗から学ぶ姿勢や改善する方法を示し、ポジティブに学習を進められる環境を整える必要があります。お子さんが失敗を受け入れ、克服・改善するための助けとなるようサポートする姿勢が重要です。

子どものペースで進めていく

お子さんのペースで学習を進めることは、自信を持って学習に取り組むための重要な要素です。

たとえば、つまづいたときは学習のスピードを遅くして丁寧にサポートすることが求められます。逆に理解度が高い場合はテンポよく進め、場合によっては難易度の高い学習内容に挑戦させることも可能です。

個々のペースに合わせた学習法を取り入れて、お子さんの学習意欲をより高めていきましょう。

英語も学べるプログラミング学習なら、プロクラ!

小学生の英語教育は、小学3年生からの外国語活動と小学5年生からの外国語教科を通じて行われます。お子さんが積極的に英語学習を進めていくためには、学校だけでなく家庭での取り組みも不可欠です。

保護者様の中には、英語の学習塾や英会話スクールを検討している方もいらっしゃるでしょう。プロクラでは、プログラミングを英語を使って学ぶカリキュラムを採用しており、子どもたちが実践的な英語力を身につけるサポートをおこなっています。

楽しい活動を通じて英語を学ぶことで、子どもたちの学習意欲が高まり、学習習慣の形成にも役立ちます。興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせまでご連絡ください。

まずは、無料体験教室へ