プログラミング教育情報

グローバル教育とは?子どもの価値観を広げる教育内容や考え方を知ろう

これからの時代、グローバル教育が必要?

グローバル教育は、1960年代にアメリカで提唱されました。昨今では「持続可能な社会」をテーマに掲げたSDGsの理念が広まったことから、関連性が深いグローバル教育のあり方に、日本国内でも注目が集まっています。

今回は、グローバル教育の意味や目的、子どもたちの価値観を広げるための方法などをご紹介します。グローバル教育では、個人の幸福だけでなく世界全体の幸福を考える力が必要です。グローバル化が広まり続ける世の中に適応するために、子どもたちに必要な教育を考えていきましょう。

グローバル教育とは?

ここでは、グローバル教育の基本的な意味や目的をご紹介します。インターネットや交通手段など多様なインフラが拡大し、海外の文化やビジネスが日常的に取り入れられる現代。社会の状態に着目しながら、子どもたちに求められる能力について考えていきましょう。

世界規模で物事を考えられるようにする教育

グローバル教育とは、世界規模で物事を考えられるようにするための教育です。あらゆるビジネスやサービスがグローバル化する現代では、個人や企業、国内ではなく、世界的規模で思考する力が必要です。

グローバル教育の目的の一つに「自分は地球という星の一員である」という認識を持つことが挙げられます。たとえば人種・ジェンダー・環境・貧困・経済・健康・テクノロジーなど、地球全体にとっての課題であるテーマを考えることで、広い視野を養います。

グローバル化する世界に適応できる人間を育てる教育

グローバル化する世界に適応できる人間を育てることも、グローバル教育の特徴であり目的です。そもそもグローバル化とは、ヒトやモノ、情報などが国境を超えて活発に移動し、国同士の結びつきが強まっていく状態を表しています。

海外の異なる文化が出入りする社会では、幅広い価値観を受け入れて協力し合う体制が必要です。またITの領域が著しく発達するなかで、人間ならではの非認知能力を高める教育も求められます。これらのニーズに応えられる人材を育成する方法の一つが、グローバル教育なのです。

英語教育と混同されがちだが違う!

グローバル教育と混同されやすい概念の一つに、英語教育が挙げられます。しかし英語教育とグローバル教育には明確な違いが存在しています。それは、英語教育はあくまでも「英語という言語」を学ぶ教育であることです。

グローバル教育を実現するためには、地球上で最も話者が多い言語である英語を学ぶ必要があります。しかし英語教育は「グローバル教育の一部」でしかありません。グローバル教育において多角的な視野を持つ人材を育てるためには、英語でのコミュニケーションの他に、言語自体のあり方や歴史、扱い方などの学習が求められるのです。

グローバル教育を受ける3つのメリット

ここでは、グローバル教育を受けるメリットを3つご紹介します。グローバル教育は子どもたちの価値観や視野を広げるだけではなく、社会で活躍するための幅広い非認知能力を養ってくれます。グローバル教育への理解を深めながら、これからの時代に必要な能力を考えていきましょう。

コミュニケーション能力が上がる

グローバル教育を受けるメリットとして、コミュニケーション能力の向上が挙げられます。グローバル社会では、自分の意見を主体的に発信する力が求められるからです。

日本人にとって奥ゆかしさは美徳ですが、グローバル社会では「発言しない人は意見がないと見なされる」のが常識となっています。コミュニケーション能力の向上は、キャリアアップや発言力を持つことに直結するのです。

海外で活躍できる可能性が高くなる

グローバル教育を受けることで、海外で活躍できる可能性が高まります。グローバル教育では、世界で活躍するための言語教育をはじめとする、グローバル社会で通用するスキルを磨いていきます。

グループワークやプレゼンテーションを含むアクティブラーニングも、グローバル教育の一貫です。自ら能動的に学びに向かうように設計された学習法を通じて、外国の多様で優秀な人材とも対等に渡り合うための精神的・人間的な基盤が養われます。

物事を多角的に考えられるようになる

グローバル教育では、異なる文化や価値観を持つ相手を尊重する姿勢が重要視されます。自分と異なる意見を否定せずに理解する姿勢を養うことで、物事を多角的に考えられるようになるでしょう。

広い視点で物事を考えるためには、自分の価値観をしっかりと確立させることも重要です。自己発信と傾聴を繰り返す中で、自分のあり方や他人を尊重する心が養われていきます。

子どもの価値観を広げる教育内容や考え方

ここでは、子どもたちの価値観を広げる教育内容や考え方をご紹介します。グローバル教育とは世界規模で物事を考える力を養う教育であるため、学校だけではなく家庭でもサポートが可能です。さまざまな社会活動や学習環境を通じて、お子さんの能力を引き出していきましょう。

イベントやワークショップに参加する

子どもたちの価値観を広げるためには、イベントやワークショップの参加がおすすめです。特に小学生の子どもたちは、学校と家庭以外の社会をほとんど知りません。親族・先生以外の大人や、クラスメイト以外の同年代と関わることで、視野が広がっていきます。

新しい人間関係を築くほど自分の価値観も広がり、より幅広い視点で物事を考えられるようになります。習い事やボランティア、体験学習など、直接的に他者と関わる体験を積み重ねていきましょう。

さまざまな国の人と出会う機会を増やす

子どもたちの価値観を広げる方法として、さまざまな国の人とのコミュニケーションが挙げられます。年齢やライフスタイルだけではなく、国籍や文化圏も大きく異なる人たちとの交流は、子どもたちの価値観の育成に大きな影響を与えてくれます。

英語関連の習い事を始めるのはもちろん、外国人が多い飲食店やイベントに出かけるのもおすすめです。またオンライン上で外国人と交流をするのもよいでしょう。ただしSNSを活用する際は、ITリテラシーの教育も同時に行うことが大切です。

世界に視野を広げて情報収集する

世界に視野を広げて情報収集を行うことも、子どもたちの価値観を広げる方法の一つです。たとえば日本で報道された外国のニュースに対して、異なる国のメディアではどのように報道されているのかを調べてみましょう。

同じ事象に対しても、国ごとの価値観や政治的立場、宗教観、国民性などにより、報道のあり方は大きく異なります。国によって表現が違う理由や、背景に隠された問題や社会情勢などをリサーチすることで、世界や社会への理解度が上がっていきます。

学校の成績以外で自己価値を高める

グローバル教育では、学校で勉強する各教科のテストの点数以上に「グローバル社会で活躍できる能力の向上」が重要です。学力ももちろん大切ですが、グローバル教育において学力は、子どもたちの特性を測るための一つの指針でしかありません。

グローバル教育においてさまざまな能力を養うためには、学校の成績以外で自己価値を高める取り組みを行いましょう。特に創造力・想像力・コミュニケーション能力・リーダーシップなど、定量的に評価しづらい非認知能力を高める習慣が重要です。なぜなら非認知能力は、グローバル社会で今後も発達し続ける人工知能にはまねできないスキルだからです。

子どもの価値観を広げる習い事なら、プロクラ!

今回は、グローバル教育の意味や目的、子どもたちの価値観を広げる方法などをご紹介しました。グローバル社会で生き抜くためには、さまざまな非認知能力が求められます。幅広いスキルを養うために注目されている習い事の一つが、プログラミングです。

プログラミングでは、論理的思考力・問題発見力・問題解決力・想像力・創造力・コミュニケーション能力など、グローバル社会に必要な非認知能力を養えます。昨今では子ども向けのプログラミングスクールも次々と展開中です。

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