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小学生の自宅学習|家庭での学習に集中するコツとおすすめの勉強方法

小学生のうちに自宅学習を習慣化したい!

「小学生の子どもが家で勉強してくれない……」「テストの成績が悪いのに、本人に危機意識がなくて不安……」と悩んでいる保護者様は多いのではないでしょうか。お子さんの勉強への苦手意識を変えるためには、自宅学習の習慣化が求められます。

今回は、小学生の自宅学習についてご紹介します。自宅学習のメリットや、学習をスムーズに進めるコツなども解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

自宅学習を習慣化するメリット

ここでは、小学生の自宅学習を習慣化するメリットをご紹介します。学習は小学校を卒業した後も生涯続いていく習慣です。小学生時代から自宅学習に慣れておくことで、お子さんの人生の幅がさらに広がります。自宅学習のメリットを学び、生活に取り入れていきましょう。

学力向上につながる

自宅学習のメリットとして、学力向上につながることが挙げられます。学習の基本は、インプットとアウトプットの繰り返しです。余程優れた感性やセンスを持っている人ではない限り、学校の授業を受けただけで知識は定着しません。

耳や目にした情報を自分のものにするためには、脳内で繰り返し反芻(はんすう)する習慣が求められます。自宅学習は、新しい知識や既存の知識を繰り返し頭に入れる作業です。自宅学習を習慣化できれば、より幅広い知識を得られるでしょう。

学習意欲が高まる

自宅学習の習慣化は、学習意欲の向上にもつながります。大人や子どもにかかわらず、学習へのモチベーションは「目的意識」や「成功体験」によって培われます。日々の学習のなかで小さなハードルを設定していけば、努力が実る過程を実感しやすくなるでしょう。

勉強を習慣化できていないと、知識がなかなか定着せずに学力に結びつきにくくなります。何度も同じ範囲を復習したり、同じ課題でつまずいたりしていると、モチベーションは上がりませんよね。習慣化による着実なステップアップは、学習における自己肯定感を養い、意欲向上をサポートしてくれるのです。

勉強に対する苦手意識が減る

勉強に対する苦手意識が減ることも、自宅学習を習慣化させるメリットです。多くの子どもたちにとって、勉強は「面倒臭いもの」「後回しにしたいもの」であるケースが多いでしょう。勉強にネガティブな印象を抱く理由として、ルーチン化できていないことが挙げられます。

食事やお風呂、歯磨きなどの日常的な習慣と同じように、勉強も生活に組み込めれば、学習への苦手意識は減っていきます。「やらなくてはいけないもの」から「当たり前にやるもの」という意識に変えることで、ストレスなく学習に励めるでしょう。

集中力が身につく

自宅学習を習慣化させると、集中力も向上しやすくなります。とくに小学生の学習範囲は、中学生と比べて少ない傾向です。知っている知識やセンスで問題を解くだけで、点数が取れる場合もあるでしょう。その結果、自宅学習が習慣化できないまま成長してしまうことが危惧されます。

長時間勉強と向き合うための集中力が養われないままだと、進学した際に当人が苦労してしまいます。自宅学習という「学校以外で勉強と向き合う時間」をつくることで、小学生を卒業した後にも役立つ集中力が育まれるでしょう。

自己管理できるようになる

自宅学習の習慣化は、自己管理力の向上にもつながります。学校の授業は、決まった時間で静かに受けることが求められますよね。しかし自宅学習は、騒いだり遊んだりしても周りに迷惑をかけません。だからこそ、自分で自分をコントロールする能力が求められます。

たとえばゲームやスマホの誘惑を断ち切る自立心や、自分でゴールを設定してプロセスを考える計画力、最後まで怠けずに取り組む忍耐力などが挙げられます。自宅学習によって総合的に養われる自己管理力は、今後の受験勉強や社会で活躍する際にも役立つでしょう。

自宅学習が苦手な子もいる…その理由とは

小学生の子どもたちのなかには、自宅学習が苦手な子も存在しています。ここでは、自宅学習がストレスに感じやすい小学生の特徴をご紹介します。お子さんの特性やライフスタイルと照らし合わせながら、適した自宅学習の環境を考えていきましょう。

生活習慣が整っていない

自宅学習が苦手な小学生の特徴として、生活習慣が整っていないことが挙げられます。たとえば「夜遅くまでゲームして、朝は遅刻ギリギリまで寝て、下校したらすぐに習い事。帰宅後は疲れと眠気でボンヤリしている」という状態だと、自宅学習する余裕がありません。

規則正しい生活は、健全な学習習慣の基盤です。そもそも学習は心身のスタミナを要する営みであるため、日常生活を送るだけで疲労困憊になっているお子さんには向いていません。まずは正しい生活習慣を取り戻すことから始める必要があります。

面倒なことを後回しにする

面倒なことを後回しにしがちな小学生も、自宅学習には向いていないでしょう。自宅学習では、自ら目標を設定したうえで邁進する必要があります。面倒臭がり屋のお子さんは、目標をなるべく楽な内容に設定しがちです。

簡単に達成できる目標ばかりを繰り返すため、成長の実感が湧かず成功体験もなかなか得られません。勉強でわからない部分があっても「今は大して困っていないし、いつか必要なときに調べればいいや」と感じ、質問や調査すらも後回しにしてしまいます。

宿題をしない

家で宿題をする習慣がない小学生も、自宅学習には不向きです。単に宿題自体を後回しにする子はもちろん、宿題をすぐに学校で終わらせてしまう子も含みます。そもそも自宅学習には、子どもたちが主体的に取り組む自主学習の他に、学校から課される宿題も含まれています。

宿題は、子どもたちが自分で最終目標を設定する必要がない学習です。宿題すらも習慣化できていない子には、内容や計画を自分で考える必要がある自主学習は困難といえるでしょう。まずは学校の宿題を家でやる、という習慣の定着が必要です。

親の姿や態度を見ている

自宅学習の習慣化に向かない小学生の特徴として、親の姿や態度を見ていることが挙げられます。なぜなら親の顔色を伺って行動する子は、自分のための学習よりも「親を喜ばせるため・親に褒められるための学習」を重要視する傾向にあるからです。

そのため自宅学習の習慣を取り入れた場合でも、表面的な学習態度ばかりを気にして、内容が定着しないことが危惧されます。たとえば答えを丸写しして全問正解を装ったり、親が視界に入るときにだけ勉強したりするなどが考えられるでしょう。

家庭での学習に集中するコツとポイント

ここでは、家庭での学習に集中するコツとポイントをご紹介します。自宅学習は、お子さんの性格や自宅の環境によってコツが異なります。お子さんの現在の学習進捗を把握しつつ、無理なく習慣化できる方法を考えていきましょう。

基礎を大切にする

自宅学習に集中するためには、学習の基礎を固めることが大切です。学校の授業や塾では、わからない部分があればすぐに先生や講師に質問できますよね。しかし自宅学習では質問環境に乏しいため、わからない部分を解決しにくいケースがあります。

すぐに質問できる環境に乏しいため、基礎がわからないといつまでも問題を解けず、自宅学習のモチベーションが減少してしまいます。お子さんがどこでつまずいているのかを把握し、少しずつでも着実に学習を進められるようにサポートしましょう。

目的を明確にする

自宅学習での集中力をアップさせるためには、目的を明確にすることが大切です。どれほど能力が高いお子さんでも、目標がない状態では十分なパフォーマンスを発揮しきれません。「いつまで、どれくらい頑張ればいいのか」を定量化させることで、高い集中力が引き出されます。

たとえば「〇時までにドリルを〇ページ進める」や「〇月までにテストで〇点をとる」「〇習慣でドリルを〇冊終わらせる」などのように、数値で表せる目標を設定するとよいでしょう。目標設定における曖昧さを減らすことで、自分が今何をすればいいのかがハッキリしていきます。

適切な勉強時間を設定する

お子さんが自宅学習で集中するためには、適切な勉強時間の設定が必要です。慣れるまでは10分程度の短時間でも構いませんので、日々の勉強時間を定めてルーチン化させていきましょう。ゴールの時間が明確になっていることで、集中力の向上につながります。

慣れてきた頃におすすめしたい方法が、ポモドーロタイマーの導入です。短めの勉強時間と休憩時間を交互に繰り返すことで(例:25分の勉強と5分の休憩)、結果的に長時間の集中力が維持しやすくなります。

子どもの興味に合わせた教材を選ぶ

お子さんの興味に合わせた教材を選ぶことも、自宅学習の集中力アップには欠かせません。たとえば小学生向けの学習書では、アニメやゲームで人気のキャラクターが解説してくれる商品も展開されています。

デジタルネイティブ世代の小学生にとっては、オンライン学習ドリルやYouTubeの学習チャンネルなども良い教材となるでしょう。お子さんと一緒に本屋や通販サイトを見ながら、お子さん自身に教材を選択してもらうのも一つの手段です。

褒める

小学生の子どもの多くは、保護者様に褒められることを無条件に歓迎します。自主学習においても同様で、親に十分に褒めてもらえるお子さんはモチベーションもアップします。お子さんの自主学習では、具体的な言葉を使って褒める習慣を大切にしてください。

ただし「すごいね!」「偉いぞ!」のような曖昧な言葉は避けましょう。「先週から〇ページも進んでるの?すごい!」「毎日ちゃんと頑張っているから、この問題が解けるようになってて偉いね」などのように、お子さんをしっかり見ていることが伝わるような言葉を選んでくださいね。

学習環境を整える

自宅学習で集中力を上げるためには、学習環境を整えることから始めましょう。子どもの性格や性質によって、集中しやすい環境の条件は異なります。当人に直接リサーチを行いながら、より学習に取り組みやすい環境を構築していきましょう。

「静かな環境のほうが集中できる」という子もいれば「生活音や環境音があるほうが落ち着く」という子も。保護者が理想とする学習環境を押しつけず、子どものニーズに寄り添う姿勢が大切です。リクエストによっては、リビングやダイニングなどでの学習も柔軟に取り入れましょう。

学習する部屋に漫画やゲームを持ち込まない

自宅学習に集中するためには、身近な環境に娯楽を持ち込まないことが重要です。たとえば漫画やゲームなどは見えない場所に置き、スマホも必要なシーン以外では電源をオフにしましょう。

とくにスマホやタブレットなどのデジタルデバイスは、勉強しているのか遊んでいるのか周りからはわかりにくいものです。決められた学習が終わるまでは、保護者が預かることでメリハリが生まれます。テレビやおもちゃに大きな布を被せるだけでも、誘惑を断ち切るためのサポートになりますよ。

自宅学習におすすめの教材・勉強方法

ここでは、自宅学習におすすめの教材や勉強方法をご紹介します。自宅学習に明確なルールはありません。だからこそ、お子さんのやりやすさに合わせた教材・方法選びが重要です。一つのやり方が合わなかったからといって諦めず、前向きな気持ちでさまざまな方法を試してみましょう。

学校の宿題|習慣化するための大事なステップ

小学生の自宅学習の基本となるのが、学校の宿題です。小学校の宿題は数が少ないため、あらかじめ全体の量を把握しやすいという特徴があります。

着手の際は最初に総量を確認し、どの課題から始めるのかを決めていく習慣をつくりましょう。自主学習では、タスク整理を習慣化させることで効率的に進められます。

書店にある紙媒体の教材|興味がある内容に取り組む

現代の小学生はデジタルデバイスや教材に慣れ親しんでいますが、アナログの教材ならではの利点もあります。たとえば自分の手を動かして学ぶことで知識が定着しやすいだけではなく、つまずいた部分を振り返りやすいのもメリットです。

自主学習の際は、書店で販売されている紙媒体の教材を選びながら、興味がある内容に取り組んでもらいましょう。お子さんの知的好奇心は、学習意欲を高めるための大きな要素になります。

通信教育|学校の授業とは異なる学びを受ける

通信教育では、学校の授業とは異なる学びを得られます。自宅や帰省先など、場所を問わずに学べるのも大きなメリットです。

とくに娯楽への誘惑を断ち切るのが苦手な子や、自分で目標を設定するのが苦手な子の場合は、学校と同じように課題がもらえる通信教育が向いています。

タブレット教材|ゲーム感覚で学べる

デジタルネイティブ世代である小学生にとって、タブレット教材は親しみやすい学習環境です。動画や音声などで直感的に理解しやすいだけではなく、保護者様が学習進捗を把握しやすいメリットもあります。

ただしタブレット教材を導入する際は、ITリテラシーや個人情報の取り扱いについても教える必要があります。これらはリスクかつコストでありながら、お子さんの自主性や自立心を育成するために有効な機会ともいえるでしょう。

習い事に通う|学んだことを自宅でも実践できる

お子さんの自宅学習では、自宅での課題や練習が必要になる習い事もおすすめです。前項でも解説したように、学習はインプットとアウトプットの繰り返しによって定着します。

通学の日以外も反復して練習することで、自宅が学習の場として根付いていきます。その結果、学校の宿題や自主学習もストレスが少ない状態で着手できるようになるでしょう。

自宅学習をするときの注意点

ここでは、自宅学習する際の注意点をご紹介します。自宅学習は、テストや試験のように明確な結果が出にくいことも。お子さんのモチベーションを維持するためには、学習に対する取り組み方を見直す必要があります。小学生の長期的な自宅学習をかなえるために、押さえておきたい注意点を学びましょう。

難易度は少しずつ上げていく

小学生の自宅学習では、難易度を少しずつ上げていくことを心がけてください。とくに小学校低学年のお子さんは、まだ自宅での学習習慣が根付いていません。難しい勉強ばかりに向き合っていると、学習自体に苦しくネガティブなイメージがついてしまいます。

まずは少しの思考で乗り越えられる課題から与え、学習における成功体験を得てもらいましょう。「頑張れば努力は報われる」という実感を抱いてもらうことで、学習への達成感や自己肯定感が芽生え、自宅学習のモチベーションもあがっていきます。

親が干渉しすぎない

親が干渉しすぎないことも、小学生の自宅学習において重要な要素です。「勉強しなければ」と思っているときに、親に「いつになったら勉強するの?」と言われ、「わかってるっよ!うるさいなぁ」と思った経験は、多くの保護者様にも当てはまるのではないでしょうか。

自宅学習を成功に導くコツは、お子さんの自主性を重んじることです。保護者様がするべきことはお子さんへの命令ではなく、お子さんが自主的に学習に取り組むための環境構築であると認識しましょう。

子どもが前向きに取り組む姿勢が大事!

自宅学習では、お子さんが前向きな気持ちで学習に取り組む姿勢が大切です。お子さんがポジティブな気持ちで学習を進められるように、保護者様ができることを常に考えていきましょう。

たとえば「1人で勉強すると飽きてしまう」という子の場合は、保護者様がお子さんと一緒の空間で学習する時間を取ります。「何のために頑張るのかわからない」という子の場合は、達成感や成功体験を得やすい環境や、適度なご褒美を与えるのもよいでしょう。

自宅学習でも楽しく取り組める習い事なら、プロクラ!

今回は、小学生の自宅学習についてご紹介しました。自宅学習が習慣化されることは、お子さんと保護者様それぞれのストレス減少につながります。お子さんは保護者様からプレッシャーを与えられる機会が減り、保護者様は安心してお子さんを見守れる環境が整うでしょう。

楽しい気持ちで自宅学習に取り組むためには、勉強自体にワクワク感を抱いてもらう機会が大切です。そこでおすすめしたいのが、小学生でも楽しめるカリキュラムを展開するプログラミングスクールです。

プログラミング学習では、想像力・論理的思考力・問題解決能力・創造力など、学習効果の向上に役立つ幅広い力が養われます。楽しみながら学べるメソッドを活用すれば、自宅学習への向き合い方も良い方向へ変化していくでしょう。

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