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競争心がない…競争意識がない人の特徴や心理、競争心の必要性を解説
子どもたちが成長していくなかで競争心は必要?
子どもたちの精神的な成長のためには、さまざまなきっかけが必要です。なかでも友達との競争は、子どもたちの能力を飛躍的に高める要素の一つです。保護者様のなかにも「あの人には負けたくない!」という気持ちから、普段以上の忍耐力や集中力を発揮できた経験がある人も多いのではないでしょうか。
もちろん、他者との競争をともなわずに自己成長できるお子さんもいます。当人に大きなストレスを与えてまで、学習に競争心を取り入れる必要はありません。しかし競争自体を肯定的に受け入れられるお子さんの場合は、ぜひ効果的に導入してモチベーションを高めることが推奨されます。
今回は、子ども教育における競争心の必要性や、お子さんの競争心を育成する際のポイントをご紹介します。競争心による学習モチベーションの向上は、中学・高校・大学と進学しても役立つものです。お子さんの競争心を適度に刺激し、より高い能力を引き出していきましょう。
競争心とは
競争心とは、他者に負けないために張り合う心を指します。「負けたくない」「勝ちたい」と思う気持ちこそが、競争心の本質です。競争心が高いお子さんは、常に他者と自分を比較する環境を求めています。
また競争心は、競争自体ではなく、競争の結果として勝利することを望む心でもあります。勝利までのプロセスが困難であるほど心が満たされ、次なる競争へのモチベーションアップにつながるのです。
競争心や競争意識がない子どもの特徴
ここでは、競争心や競争意識がないお子さんの特徴をご紹介します。前提として、競争心がないこと自体は悪いことではありません。競争心の有無にはそれぞれメリット・デメリットが存在していると認識したうえで、競争意識の不足による懸念点を学んでいきましょう。
何事にもやる気がない、無気力
競争心や競争意識がないお子さんは、何事にもやる気がない傾向にあります。他者との競争で負けることに対して抵抗感を抱かないため、他人より劣っている部分を自覚してもやる気に結びつきません。外的要因によってモチベーションが刺激されず、無気力な状態が続くのです。
やる気を出すためには自発的な気づきや発見が必要ですが、本人は「無理に頑張る理由を見つける必要はない」と考えているため、いつまでもやる気が起こりません。現状に満足しており、わざわざ自らに課題を課す理由や目的はないと考えます。
物事に対して消極的
物事に対して消極的であることも、競争心がないお子さんの特徴です。他人と競い合って達成感や充実感を得ることよりも、穏やかに平和に過ごすことを望んでいます。自分と他者を比較して劣等感に苛まれる機会を増やすくらいなら、挑戦自体を諦めようと思う傾向にあります。
勉強やスポーツなど、他者との競争が刺激になり能力を伸ばすきっかけが生まれる出来事は多いものです。消極的な姿勢は、お子さんが新しい分野にチャレンジする機会を失わせてしまいます。その結果、自らに秘められた可能性に気づかないままになってしまうでしょう。
自己肯定感が高く、競う必要を感じていない
競争心が低いお子さんのなかには、自己肯定感が高いケースも存在しています。「自分は人と戦わなくても十分に自己価値を感じられている」と思うからこそ、競争によって勝敗を決める行為を好みません。競争は無駄な争いの種を増やすだけだと感じている場合もあります。
競争によって勝つことは自己肯定感のさらなる向上につながりますが、負けることで敗北感を得るわけではありません。「勝っても負けても自分は変わらない」という確固たる自信があるからこそ、競争自体を無駄なプロセスだと認識しているのです。
子どもの競争心を育てるメリット
ここでは、お子さんの競争心を育てるメリットをご紹介します。子ども教育には度々、子どもたち同士の競争心を煽るメソッドやカリキュラムが存在していますよね。ときには、子どもたちの対立を煽るように見える学習方針の本質的な意図を組み、効果的に教育に取り入れていきましょう。
向上心ややる気が芽生える
お子さんの競争心を育てることで、向上心ややる気の向上が後押しされます。同級生や友達に「勝ちたい」と思う気持ちは、自発的な努力につながります。競い合う仲間がいるからこそ、自分に秘められた能力や可能性をさらに引き出せるのです。
学習においても同様のメリットがあります。たとえばテストで友達にわずかな点差で負けた場合、「次こそは絶対に勝つ」と思える気持ちがあるかどうかで、今後の努力の方向性が変わります。社会に出た後も、競争心が高い人ほど周りに負けじと努力や工夫を重ねられるため、より高い成果を出せるでしょう。
勝ち負けのうれしさや悔しさを感じられる
勝ち負けのうれしさや悔しさを感じられることも、お子さんの競争心を育てるメリットです。たとえば勉強をほとんどせずに取れた90点と、友達と競い合って努力の末に勝ち取った80点とでは、喜びの性質が異なります。
努力が報われた事実だけではなく、勝利という他には代えられない財産を得るからこそ、自己肯定感や自信につながっていくのです。また勝負に負けたときに感じる悔しさも、競争心があってこそ。本気の悔しさを体験できたお子さんは、さらなる努力を重ねるための強さや忍耐力が得られます。
達成感を味わうことができる
子どもたちの競争心は、達成感を味わうためにも役立ちます。どれほど才能に恵まれたお子さんでも、努力せずに報酬を得続けるのは虚しいものです。子どものうちに一生懸命に頑張る経験を得ることで「努力はいつか報われる」という大切な教訓を学べます。
達成感によって得られた成功体験はお子さんの自信につながり、課題の大きさや挫折に負けない精神力が身につきます。競争心は達成感を得るために効果的な心情であり、他人に勝ちたい気持ちが強いお子さんほど地道な努力を継続できるでしょう。
ただし、競争心は無理矢理育てるものではない
ここでは、競争心を育てるにおいて気をつけたいポイントをご紹介します。子どもたちの性格や性質は人それぞれ異なるもの。周りと競争するよりも、平和に仲良く暮らすことを望むお子さんも多く存在しています。お子さんの心のあり方を尊重しながら、適切なアプローチを心がけましょう。
劣等感や失敗を恐れる感情が芽生えることも
お子さんの競争心を無理に育てようとすると、劣等感や失敗を恐れる感情が芽生えてしまう場合があります。当たり前ながら、競争心を満たすためには競争の場に足を踏み入れる必要があります。そして競争の結果には、勝利か敗北しか存在しません。
お子さんの得意分野であっても、勝利だけを得続けることは困難です。敗北に直面した結果、自分に自信をなくしてしまう可能性もあるでしょう。自信の低下によって自己肯定感が下がると、挑戦自体を恐れてしまいます。
結果だけを見ず、過程もきちんと褒めよう
お子さんの競争心を育てる際は、結果だけを見ずに過程もしっかりと褒めることを心がけましょう。競争心を育成する本質的な目的は、表面的な勝利ではありません。競争による達成感や充実感の獲得、忍耐力やモチベーションの向上などが目的です。
そのため重視するべきは、努力の過程におけるお子さんの精神的な成長なのです。保護者様が結果だけを評価すると、お子さんは勝利のために手段を選ばない思考を持ってしまうことも。努力のプロセスに正当な評価を与え、競争を学習に効果的に取り入れましょう。
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今回は、競争心の意味やお子さんの競争心を育てる際のポイントなどをご紹介しました。学校と家庭が社会の大半である子どもたちにとって、勉強は身近な競争の機会です。学習効果を上げる習い事を導入することで、競争による自信の獲得が期待できます。
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