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子どもの集中力が続かない…原因と集中力を高めるための対処法をご紹介

子どもの集中力が続かないことが気がかり…

「子どもが勉強に集中できない……」「勉強机には向かうが、すぐによそ見して遊んでしまう……」。そんな悩みを抱えている保護者様は多いのではないでしょうか。お子さんの家庭学習は、親の理想通りにはなかなか進まないものですよね。

今回は、子どもたちの集中力が続かない原因や、集中力を向上させる方法などをご紹介します。子どもたちの集中力を高めるためには、集中力を乱す原因を明確にすることが大切です。お子さんの気持ちに寄り添いながら、リラックスできる環境を整えましょう。

小学生の集中力ってどれぐらい続くの?

ここでは、小学生の集中力がどれくらい続くのかをご紹介します。当然のことながら、大人と子どもでは肉体的・精神的なスタミナが異なるもの。お子さんが集中力を発揮できる時間の目安を知り、年齢・体力・特徴に見合った対処法を取り入れましょう。

低学年で15分程度、高学年で30分程度

子どもたちが集中力を維持できる時間は、低学年で15分程度、高学年で30分程度といわれています。ちなみに、大人の集中力の平均持続時間は約50分。つまり小学校に入学したばかりの子どもたちは、大人の半分の時間も集中できないのです。

また集中力には「波」があります。大人が集中力を維持できる50分のなかでも、15分周期で「とくに集中できるタイミングと、そうでないタイミング」に分かれています。子どもたちは心身のスタミナが低く、集中力が一時的に下がる波を乗り切ることが難しいのです。

10〜20分しっかり集中することができれば十分

子どもたちの体力や特性によっては、集中力が10分続かないことも珍しくありません。とくに学習習慣がまだ根付いていない子どもたちにとっては、勉強自体にストレスや違和感を抱いてしまいがちです。

そのため学習が習慣化するうちは、10~20分程度しっかり集中できれば十分といえるでしょう。まずは物事に集中する行為自体に慣れさせつつ、お子さんの心身の成長に応じて時間を延ばしていくことが大切です。

子どもの集中力が続かない原因とは

ここでは、子どもたちの集中力が続かない原因をご紹介します。子どもたちの性格が一人ひとり異なるように、集中するための条件やできない理由もさまざまです。表面的な態度だけを見て叱らずに、集中力が欠如する根本的な理由を探していきましょう。

勉強に興味が持てない、楽しくない

子どもたちの集中力が続かない原因として、勉強に興味が持てないことが挙げられます。勉強する意味や目的がわからず、親や学校に言われて仕方なく学んでいる状態です。学習による成功体験が得られていない場合に陥りやすいパターンといえるでしょう。

とくに努力が結果に反映された経験がないお子さんにとって、勉強は苦痛の原因となります。楽しいと思えないまま嫌々勉強するものの、モチベーションが低いため学習効果も上がらず、さらに勉強が嫌いになるという悪循環に陥ってしまいます。

勉強内容が苦手、得意ではない

勉強内容が苦手、得意ではないことも、子どもたちの集中力が続かない原因です。大人でも、得意分野と苦手分野で集中力が異なるものですよね。とくに劣等感を抱かせる領域の学習は、モチベーションも集中力も下がってしまいます。

子どもたちの学習の場合は「授業がつまらない」「担当の先生が怖い」という理由でも、勉強が苦手だと感じてしまいがちです。苦手な科目を後回しにした結果、学習への理解が遅れてさらに苦手になっていくのは珍しいことではありません。

学習環境が整っていない

学習環境が整っていないことも、子どもたちが集中力を維持できない原因です。集中力を発揮するための条件は、子どもによって異なります。親が良かれと思って勉強部屋を与えたとしても、1人で個室に籠ることで孤独感を抱き、結果的に集中力が欠如してしまうケースもあるでしょう。

窓の外からの環境音や車の音、室内の照明の明るさ・暗さなども、集中力を下げる原因に。また幼い兄妹がいる家庭では、泣き声や遊んでいる音などが理由で集中できない可能性も考えられます。

生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れているお子さんは、集中力が欠如する傾向にあります。大人も子どもも、集中力を発揮するためには適切な食事・睡眠・運動が必要です。小学生は毎日9〜12時間程度の睡眠時間が求められており、適切な睡眠時間を下回ると睡眠不足に陥ってしまう可能性があります。

また寝る前にスマホやタブレットなどで強い光を浴びると、睡眠の質が下がる原因に。ベッドに入るギリギリまで動画やゲームを楽しんでいると、翌日の集中力にも悪影響を与えます。

参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針の改訂について(案)」

ストレスや心配事がある

ストレスや心配事がある子どもは、集中力を維持しにくくなります。「真面目に勉強に取り組もう」と思っても、悩み事が頭の中をよぎりネガティブな気持ちに。集中したいのにできない状態に苛立ちを感じ、ますます心が不安定になってしまいます。

集中力を取り戻すためには、ストレスの根本的な解決が必要です。しかし精神的に未熟な小学生時代では、ストレスの原因を言語化することはおろか、本質的な原因の理解すら難しいケースもあるでしょう。

子どもの集中力を高めるための対処法

ここでは、子どもの集中力を高めるための対処法をご紹介します。集中力は見た目で判断しにくい能力だからこそ、子ども自身へのリサーチが重要です。当人の気持ちや特性を汲み取りながら、集中力を発揮できる環境を少しずつ整えていきましょう。

好きなものや興味があるものから取り組む

子どもの集中力を向上させるためには、当人の好きなものや興味があるものから取り組むことをおすすめします。苦手な領域の学習では、着手してすぐにモチベーションが下がりがちです。心身の体力は限られているため、得意分野に着手する頃には集中力も失われてしまっています。

まずは得意分野のタスクから消化することで、苦手な学習に差し掛かっても「あとはこれさえ終わらせればいい」と思えるはずです。ゴールまでの道をイメージしやすくなり、集中力も失われにくくなるでしょう。

学習環境を整える

学習環境を整えることも、お子さんの集中力を高めるために重要です。集中力が維持できないお子さんに、現在の環境におけるストレスの要因を聞き出してみましょう。時には音・光・臭いなど、意外な要素が判明するかもしれませんよ。

原因がわかったら、できる限りお子さんの要望をかなえられる環境を作っていきましょう。勉強空間のレイアウトを考える際は、お子さんと一緒に通販サイトを閲覧するのも楽しいですよ。

タイマーで時間を意識させる

タイマーで時間を意識させるのも、集中力を維持するためにおすすめの方法です。あらかじめ終わりの時間が明確になっていると「何時まで頑張れば自由時間になるのか」が可視化されるため、モチベーションや集中力のアップにつながります。

なかでもポモドーロタイマーは、子どもたちから大人まで使える時間管理方法の一つです。ポモドーロタイマーでは、学習時間と休憩時間を短いサイクルで回し、効率的な作業を目指せます。YouTubeでも無料のポモドーロタイマー動画が投稿されていますので、ぜひ検索してみてくださいね。

幼少期や小学校低学年からできる!集中力が高まるゲーム

集中力を上げるための方法として、子どもたちでも楽しめるゲームの導入が挙げられます。ここでは、幼少期や小学校低学年からできる「集中力が高まるゲーム」をご紹介します。親子で一緒にコミュニケーションをとりながら、お子さんの集中力を引き出しましょう。

ジグソーパズル

ジグソーパズルは、子どもたちの集中力を向上させるゲームの一つです。ジグソーパズルでは、注意力・洞察力・想像力が必要です。正しいピースをはめるためには、ピース同士の絵柄を見分ける集中力が求められます。

折り紙

折り紙も、子どもたちの集中力を高めるゲームです。折り紙の作品を美しく作るためには、繊細さが必要です。数mmのズレがあるだけでも、完成品のクオリティが下がってしまいます。集中力の効果が視覚的に反映されやすい遊びだからこそ、子どもたちでも楽しみながら集中できるでしょう。

オセロや将棋などのボードゲーム

子どもたちの集中力を磨くためには、オセロや将棋などのボードゲームも推奨されます。ボードゲームは、子どもたちでも戦法や戦略次第で大人に勝てる遊びです。とくに競争心や探求心が強いお子さんにとっては、楽しみながら集中力を磨くために効果的な方法になるでしょう。

習い事に通い、ガラッと環境を変えるのもおすすめ

集中力を維持するためには、環境を大きく変えるのも一つの手段です。なかでも習い事への通学は、環境の変化に大きな役割を果たします。ここでは、集中力向上における習い事のメリットをご紹介します。

みんなで学習する環境のため、触発されやすい

習い事は、学習意欲が高い子どもたちと同じ環境で過ごせることが大きなメリットです。同年代の子どもたちと一緒に学習するため、勉強が苦手な場合でも触発されやすくなります。周りの環境によって「勉強は特別なことではない」とお子さん自身が認識できれば、家庭学習も定着しやすくなるでしょう。

自分の好きなこと、得意なことを伸ばすチャンス!

学習塾だけではなく、スポーツ系や座学系の習い事にも大きなメリットがあります。習い事を通して自分の好きなことや得意分野に触れられれば、自己肯定感が育まれ、日常の学習へのモチベーションも維持しやすくなります。子どもたちが自分らしさや自信を獲得するための方法としても、習い事は推奨されるのです。

集中力を高める習い事なら「プロクラ」

今回は、子どもたちが集中力を維持できない原因や、集中力を発揮するための方法などをご紹介しました。子どもたちの集中力を向上させる方法として、習い事が挙げられます。なかでもプログラミングは、創造力を発揮しながら集中力も磨ける習い事です。

プログラミングでは、一つの成果物を完成させるまでに細かな作業が必要です。学習プロセス自体に多くの集中力が求められるため、楽しみながら通えるスクールとの出会いは子どもの集中力向上の大きなきっかけになるでしょう。

「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「子どもの集中力を向上させたい」「勉強に集中するための精神力を鍛えたい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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