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子どもが習い事を嫌がる…行きたくない心理とは?理由と対処法を解説

子どもが習い事を嫌がる…どうすればいいの?

習い事を始めるのは小学生のころからのイメージが強いですが、最近では未就学児のころから習い事を始める子どもたちが増えています。

習い事を始めたてのころは、経験したことがない新しい刺激を受けて楽しく通う子が多いですが、回数を重ねるごとに習い事に行くのを嫌がる子もでてくるでしょう。保護者様としては習うと決めた以上、がんばって通ってほしいものですよね。

今回は、子どもたちが習い事に行きたくない心理や嫌がる理由、習い事を嫌がるときの対処法をご紹介します。「習い事に行きたくない」と伝えてきたときに、原因に寄り添った提案をしてあげることで、お子さんもストレスを感じることなく心が楽になるでしょう。

習い事に行きたくない心理とは|習い事を嫌がる理由

突然「今日は習い事を休みたい」とお子さんに言われた経験はありませんか?体調を崩しているわけでもないのに、いきなり休みたいと言われたら保護者様も驚いてしまいますよね。

ここでは習い事に行きたくないと感じる子どもたちの心理や、嫌がる理由をご紹介します。

成果や上達が感じられない

子どもたちが習い事を嫌がる理由のひとつとして成果や上達が感じられないということが非常に多いです。子どもたちは自分が頑張って努力をしたことに対して、目に見える形で成果を感じたいと思っています。

成果を感じることでモチベーションが高まり、「次も頑張ろう」という意識が芽生えます。ですが、何度やっても失敗してしまう、上達が感じられないことは子どもたちにとってストレスの原因にもなります。そのため習い事に行っても「楽しくない」と感じるようになります。

楽しいと感じない

習い事が楽しいと感じないという理由で子どもたちが嫌がることもよくあります。子どもたちにとっては、新しいことを学んでいるときに楽しさを感じることが重要で、楽しさを感じられないとやる気を失ってしまうことがあります。

そのため、保護者様が一緒に楽しさを見つけるサポートが必要不可欠です。たとえば、習い事をしているなかで特に楽しい部分を強調し「習い事で友達いっぱい作れたらもっと楽しくなるかもしれないね!」「これができるようになったらすごいよね!」など声をかけてあげると効果的です。

習い事を始めたばかりの場合は難しいかもしれませんが、一緒に楽しさを見つけてあげることで子どもたちが楽しく習い事に行くきっかけを作ることができます。

先生や他の生徒と相性が合わない

先生や他の子どもたちと相性が合わないという理由で習い事に通うのを嫌がる子もいます。子どもたちは習い事の環境が自分に合っていないと、モチベーションが低下したり、いやな気持ちになったりすることがあります。

先生の指導方法が厳しすぎる、他の生徒たちと関わるのが怖い、孤立してしまう、といった理由で習い事に行くのが嫌だとお子さんが伝えてきた場合、できるだけ早く環境を改善する方法を探す必要があります。

問題を解決するために子どもたちの話をよく聞いて共感することも非常に重要です。話を聞いたうえで、楽しくやりがいを感じることができるように別の教室や習い事を探すこともひとつの選択肢です。

他にやりたいことがある

他にやりたいことがあるのに習い事があるからできない、という理由で習い事を嫌がる子もいます。たとえば、友達と遊びたいのに習い事があるから遊べない、他の習い事をしたいけど今の習い事と同じ曜日で習うことができない、ゲームをしたいのにする時間がないなど理由はさまざまです。

まず本人がやりたいことはどんなことなのか、やりたいことを尊重しながら習い事を続けることは可能なのかを家庭で話し合う必要があります。また、可能であれば習い事の曜日や時間の調整なども検討してあげることで、子どもたちは習い事と他のやりたいことを両立させることができるでしょう。

習い事に興味がない

習い事に興味がないという理由で習い事を嫌がる場合は、どのようにサポートするかが非常に重要です。まずは、お子さんに興味がなくなった理由を聞いて、具体的に理解しましょう。

習い事の内容がつまらない、友達ができないから楽しくない、学習についていけないなど、考えられる原因はさまざま。原因がわかればそれに合わせて対処することができます。

他の習い事を検討する、仲のいい友達がいる教室に変えるなど、対処法も一緒に考えましょう。子どもたちが自分の興味にあったものをみつけるために、自分から主体的に楽しめる内容や環境を一緒に考える必要があります。

子どもが習い事を嫌がるときの対処法

お子さんが習い事に行くのを嫌がっているとき、保護者様はどう対応するのが正解なのか悩むことが多いと思います。次は子どもたちが習い事を嫌がっているときの対処法をご紹介しますので、ひとつずつ見ていきましょう。

なぜ嫌なのかを話し合う

まずはなぜ習い事が嫌なのかをしっかり家庭で話し合う必要があります。具体的にどんなことが嫌なのか、どんな感情があるのかをしっかり理解してあげることが非常に重要です。原因をはっきりさせ、適切な対処法をとることで、習い事を楽しく続けるための環境をつくることができます。

たとえば、「友達と遊びたいのに、習い事があって遊べない」という原因は、習い事の時間や曜日を変更したり量を調整したりすることで解決できます。また「練習してもうまくならない」という理由で習い事を嫌がる子には、家庭での練習をサポートし、自信を持てるようにすることで解決できるでしょう。

何回か休んで様子を見る

習い事に行くことが苦痛になってしまっている場合は、何回か習い事を休んで様子を見るのもひとつの対処法です。

子どもたちが過度に疲れている、精神的にストレスを感じている場合があるかもしれません。「休み癖がついてしまうのでは?」と不安になる保護者様もおられるかもしれませんが、無理に習い事へ行かせても余計にストレスを感じてしまい、学校生活にも支障が出るかもしれません。

どうしても習い事を嫌がる場合は、1日休ませてリフレッシュする時間を与えてあげましょう。適切な休憩や遊びの時間を設けてあげることによって、子どもたちは元気を取り戻し、習い事に対して前向きな気持ちになる傾向があります。

習い事の先生に相談する

子どもたちが習い事を嫌がる原因として、他の生徒との関係性や習い事の内容に問題がある場合、習い事の先生に相談することが非常に有効な対処法です。習い事の先生に相談することによって、指導方法やクラスの環境を調整してくれる可能性が高く、子どもたちが楽しく習い事に行けるようサポートしてもらうことができます。

また、問題解決の進捗を確認するためにも、保護者様は習い事の先生と定期的にコミュニケーションをとっておくことが大切です。習い事の先生とコミュニケーションをとっておくことで、習い事中のお子さんの様子などの気になったことを聞きやすく、相談しやすくなるでしょう。

習い事のきっかけや目的を見つめ直す

子どもたちが習い事を嫌がっているとき、習い事のきっかけや目的を見つめなおすことは、習い事に対するモチベーションを持てるようにするために有効な方法です。

習い事を始めたきっかけは友達の影響なのか、それとも子ども自身が興味を持って始めたものだったのかを思い出してみましょう。また、目的を見つめ直すことで子ども自身がやる気を出して、前向きに行動する可能性があります。

たとえば、ピアノを習っている子であれば「ピアノの発表会を目指して頑張ろう」などの目標を立てることでモチベーションを高めることができます。過度に難しい目標を立てるのではなく、達成できそうな目標を一緒に見つめ直してあげることで、子どもたちは再びやる気を持って習い事に取り組めるようになるでしょう。

泣くほど嫌だと言われた場合はどうすればいい?

子どもたちが泣くほど嫌だという場合は、一時的な不満ではなく深刻な問題がある可能性があります。この場合、無理に習い事へ行かせるのではなく、まずは子どもたちの気持ちを理解することが最優先です。次の対処法を参考にしてみてください。

一時的なものであれば落ち着くまで休む

お子さんが泣いて習い事を嫌がる場合は、冷静になれる時間を与えるためにも習い事は休ませてあげましょう。無理に習い事へ行かせてしまうと、さらに習い事が嫌いになってしまいます。

休ませている期間にしっかり話を聞いて、なにが原因なのかを分析し、適切な対応策を考えましょう。気持ちが落ち着くまでは一回とはいわず、何回か休ませてあげてリフレッシュできる時間を与えてあげると効果的です。嫌な感情が一時的なものであれば、再度習い事に対して前向きに取り組めるでしょう。

話し合った上で辞める

習い事を一時的に休んでも気持ちが変わらない場合は、しっかり家庭で話し合ったうえで習い事をやめるというのもひとつの選択肢です。無理に習い事を続けさせていると、子どもたちにとって大きなストレスになり、心のなかで拒絶感が強くなります。そのため習い事を辞めることを検討するのは適切な行動でしょう。

子ども自身の気持ちに寄り添い、どうして嫌なのか、解決方法はないのかを一緒に考え、その結果として辞めるという判断になるのであれば、それは正解です。また、習い事を辞めた後は子どもたちが気持ちを切り替えやすいように、保護者様のサポートは必要です。

たとえば、習い事を辞めることが悪いわけではないとしっかり伝え、自分の決断に自信が持てるように精神面でのサポートを忘れてはいけません。そのフォローをしっかりしてあげることで、子どもたちは次のステップに向かう準備をすることができます。

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