お役立ち情報

子ども教育

留守番は何歳からできる?法律はあるの?小学生が留守番するときの注意点

小学生になったけど…留守番はいつから任せていい?

両親が共働きだけど子どもを預けられる人がいない、地域の学童に落選してしまった、などの理由で、子どもに留守番を任せなければならない人もいるでしょう。ですが、いざ小学生を留守番させるとなると、「本当に大丈夫なのか」という不安が生じますよね。

今回は、留守番は何歳からできるのか、また子どもが留守番することに関して法律があるのかなどについてご紹介します。保護者様が子どもの留守番のためにしてあげられることも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

日本には留守番に関する法律がない

まず、日本には留守番に関する法律はありません。小学生に留守番を任せるタイミングは法律で明確に定められているわけではないので、子どもの年齢や性格、家庭の状況によって判断することが極めて重要になります。

なお、海外では留守番に関する法律が定められているケースもあります。たとえば、ニュージーランドでは14歳未満の子どもだけでの留守番は違法です。子どもが14歳未満で留守番をさせた場合、最高で2,000NZドル(日本円でいうと約30万円)の罰金が課せられる可能性があります。

ニュージーランド以外にも、アメリカやオーストラリアなどで、年齢の差はあるものの、子どもだけでの留守番に関しての法律が定められています。

参考:Leaving children by themselves|New Zealand Government

何歳から一人でお留守番できる?

何歳からであれば一人で留守番ができるのかに関しては、子どもの性格や家庭の状況によって変わります。ここでは、一般的な目安や留守番の始め方を紹介します。

小学校1年生からお留守番する家庭が多い

共働きの家庭の増加や家庭環境の変化により、小学校1年生から留守番を始めさせる家庭が増えてきています。学童に入れるつもりだったが、定員オーバーで入れなかったという保護者様も多く、小学校に入ったタイミングで留守番を検討している家庭がほとんどです。

もちろん、子どもの性格や環境によって異なるため、小学1年生であれば絶対に留守番ができるとは限りません。小学校1年生から留守番を検討している場合は、早い段階で子どもに「勝手にドアを開けない」「火は絶対に使わない」といったルールを教えるなど、対策を考える必要があるでしょう。

短時間から慣らしていくのがおすすめ

子どもが一人で留守番を始める場合、短時間から徐々に鳴らしていく方法が最も安心です。最初は、数分間の留守番からスタートしましょう。たとえばゴミ出しにいく間、郵便を取りに行く間などから始め、子どもが慣れてきたら時間を少しずつ延ばし、子どもの感想を聞きながらゆっくり実践しましょう。

また、「インターホンが鳴ってもドアを開けない」などの基本的なルールを教え、困ったときに頼れる人を決めておくことも大切。保護者様の携帯番号を教えておく、近所の人に助けを求めるなど緊急時の対応方法も覚えさせておくと安心です。

子どもにお留守番をお願いするときの注意点

子どもに留守番をお願いするときは、安全性と子どもの心理的安心感を最優先に考える必要があります。ここでは、それらの注意事項を踏まえたうえで、子どもに留守番をお願いするときの注意点を3つご紹介します。

インターホンや来客への対応をさせない

子どもに留守番をお願いするときは、インターホンや来客への対応をさせてはいけません。子どもはまだ判断力が未熟で、知らない人に対する警戒心が不足している場合があります。

不審者やセールス、宅配業者などへの対応を誤ると、子どもに危険が及ぶ可能性があるでしょう。

たとえば、子どもがインターホン越しに「親は出かけています」などと答えてしまうと、不審者に留守がばれてしまい、事件に巻き込まれるリスクが高まります。子どもが一人で留守番する場合は、絶対にドアを開けない、インターホンが鳴っても対応しないことをしっかり教えていきましょう。

火や水回りなど、危険な場所についてルールを決める

子どもに留守番をお願いする際、火や水回りなど危険な場所についてルールをしっかり決めることが重要です。日常的に使用する場所ですが、誤った使い方をしたり予期せぬ事故が起こったりする可能性があるため、特に注意しましょう。

まず、ガスコンロや電子レンジ等は火災のリスクが高いため、ガスの元栓を閉める、コンセントは抜いておくなどの対策が必要。また、水回りのなかでもお風呂場は危険が多く、浴槽に水が溜まっていたり、洗い場が濡れていると転倒や溺れたりする危険があるため、近付かせないようにしましょう。

さらに、包丁やハサミなどの刃物に触らせない、洗剤や漂白剤などは誤飲の可能性があるため手の届かない場所へ移動させるなど、危険な場所・物への対策を講じる必要があります。

何かあった場合の連絡方法を共有する

子どもに留守番をお願いするときには、何かあった場合の連絡方法をしっかり共有しておきましょう。不安なことが起きたり、予期せぬ緊急事態が発生したりした場合にスムーズに連絡をとれる体制を整えておくことで、子どもも親も安心できます。

まず、基本的な連絡方法として、保護者様の連絡先を覚えさせましょう。保護者様の携帯番号を暗記させるか、部屋の目立つ場所に置いておくことで、何か問題が起きた場合にも冷静に対処することができます。

子どもが携帯電話を持っている場合は、使い方を確認させ、緊急時には必ず電話をするよう教えましょう。携帯電話を持っていない場合は、近所の頼れる人に助けを求められるよう、あらかじめ相談しておくと安心です。

保護者が子どものお留守番のためにできること

子どもに留守番をお願いする際は、安全性に配慮し、事前の準備や環境の整備をすることが重要になります。ここでは、保護者様が子どもの留守番のためにできることをご紹介します。

親子でルールを決める

子どもの留守番を安全かつ安心できるものにするためには、親子で具体的なルールを決めて共有することが最も重要です。ルールを明確にすることで、子どもがしてはいけないことを理解でき、不安やトラブルを事前に防げます。

ルールを決める際は、子どもの年齢や性格に合ったルールを設定するようにしましょう。なお、ルールが複雑すぎると覚えることが難しかったり、実行できなかったりする場合があるため、シンプルでわかりやすい内容にすることも重要です。

見守りカメラを使う

子どもが留守番する際に保護者様ができることとして、見守りカメラを活用するのは非常に有効な方法です。見守りカメラを使うことで、外出中でもスマートフォンやパソコンを通じて、家の様子をリアルタイムで確認できます。

見守りカメラには、異常を検知した場合にスマートフォンへ通知を送る機能や、双方向通話機能がついているものもあります。うまく使用することで、子どもの安全を見守り、同時に安心感を与えることができるでしょう。

連絡手段を準備し、使い方を教える

子どもが留守番をする際は、連絡手段を準備して使い方を教えておくことも大切です。一般的には、連絡手段の一つとして携帯電話を持たせることが多いでしょう。携帯電話を所持していると、困ったときに電話やメッセージアプリを通じて、簡単に連絡を取れます。

また、GPS機能がついている携帯電話や、GPSアプリを活用することで、位置情報の共有ができ親も子も安心できます。簡単な操作方法を教え、練習し実際に試してみることで、万が一のときでも落ち着いて対応できることでしょう。

ホームセキュリティを整備する

ホームセキュリティを整備することも、子どもの留守番時に保護者様ができることの一つ。セキュリティの整備は、外部からの危険を最小限に抑え、安全を守ることにつながります。

最も基本的なセキュリティ対策は、家の出入口がしっかり施錠されていることです。子どもが家に一人でいる間、窓や玄関がしっかり施錠された状態になるかどうかを今一度確認しましょう。また、子どもが鍵を持つ場合は、鍵の管理方法を徹底し紛失しないようにする必要があることや、紛失してしまった場合の対処法も伝えておくと安心です。

その他、監視カメラやセンサーの設置、スマートドアロックの導入などもおすすめの方法の一つ。セキュリティ機器の設置後は、子どもにその使い方や目的をしっかり説明して、安心して留守番できる環境を作りましょう。

子どもが一人でも安心な習い事なら、プロクラ!

今回は、留守番は何歳からできるのかや、留守番に関する法律があるのかどうか、また小学生が留守番する際の注意点などについてご紹介しました。

子どもを一人で留守番させることが不安な場合は、学校後に習い事に通わせるのも一つの手です。講師や仲間と安全な環境で過ごせる習い事は、送迎の問題をクリアしてしまえば、親にとっても子どもにとってもよい選択肢となるでしょう。

プロクラは、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「一人で留守番させることに対する不安を軽減したい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか?

COLUMN

関連記事