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子ども教育

なぜ勉強するのか?なんのために?子どもに聞かれたときの答え方とは

「なんで勉強するの?」正しい答え方がわからない…

「なんのために勉強しなくちゃいけないの?」とお子さんに聞かれて、返答に困った経験がある保護者様は多いのではないでしょうか。「将来のためだから」という回答だけではお子さんが納得してくれないこともありますよね。

「なぜ勉強するのか」というのは大人にとっても難しい問いですが、適当に流してしまうと「勉強なんて意味がないんだ」とお子さんが感じてしまうかもしれません。子どもたちの好奇心や学ぶ意欲を失わせないためには、この問いにどう答えるかがとても大切です。

本記事では「なぜ勉強するのか?」という問いに対する具体的な言葉かけやポイントをご紹介します。お子さんの疑問に寄り添い、勉強に対する前向きな気持ちを育んでいきましょう。

なぜ勉強するのか?勉強しないといけない理由

勉強が大切なことは頭では分かっていても、なんのためにするのかいざ聞かれると返答に困ってしまいますよね。ここでは勉強しないといけない理由を5つご紹介します。保護者様もぜひこの機会に勉強をする理由について整理しましょう。

将来の選択肢を広げるため

学校で学ぶ基礎的な知識やスキルは、高校、大学、専門学校、さらには職業選択に至るまで、あらゆる進路の土台となります。勉強をすることで将来の選択肢が広がり、好きなことに挑戦できる可能性が高まるのです。

たとえば、医者やエンジニア、デザイナーなど専門的な職業に就きたい場合には、それぞれの分野で必要な知識や資格が求められます。しっかりと勉強して学力を身につけておけば、「やりたいこと」に近づけるチャンスが広がるでしょう。

言語能力や論理的思考力など、さまざまな力を養うため

学校での教科学習は、それぞれ異なるスキルを育てる機会です。たとえば、算数の文章問題を解くときには、単なる計算力だけではなく「どう解決すればいいか」を考える力を鍛えられます。

また、理科の実験では「現象を観察→仮説を立てる→検証する」という一連のプロセスを通じて、原因と結果を論理的に考える力が身につきます。勉強は知識を覚えるためだけではなく、「考える力」や「言葉を使う力」など、生きていく上で必要な力を育てるためでもあるのです。

新しい考え方や価値観を得るため

学校での勉強は、普段の生活では出会えない知識や考え方を学ぶ貴重な機会です。たとえば、歴史の授業では、過去の人々の生き方や考え方に触れ、自分の価値観と異なる考えを知ることができます。

また、理科の授業で自然の仕組みを学ぶことで「なぜ雨が降るのか」といった日常の現象を科学的に理解できるようになります。勉強を通じて新しい考え方に触れることで、自分の世界が広がり、他人の価値観を理解したり、物事を多面的に考えたりする力が育まれるでしょう。

自分に自信を持つため

何かを学び、実際に知識を活用・応用できることで、「自分にもできるんだ」という自己効力感が育まれます。またテストなどで結果が出れば、その成功体験がさらなる自信につながるでしょう。

たとえば、苦手だった算数の問題が解けたときや、漢字テストで満点を取れたとき、子どもたちは大きな喜びを感じます。「できた」という感覚が積み重なることで、次の挑戦にも意欲的に取り組めるでしょう。勉強は、達成感を積み重ねることで自信をつけるきっかけとなるのです。

学校内で競争社会を体験するため

学校では、テストの順位や成績が可視化されることで競争が生まれます。この競争を経験することで、自分の現状を知り、より良い結果を目指して努力する大切さを学べるでしょう。

たとえば他のクラスメイトよりもテストの点数が低いときには、悔しい気持ちが勉強への原動力になりますよね。今の自分に足りない部分を見つけて、次の目標に向けて自然と努力できるでしょう。学校内での競争を通じて、努力する大切さや、自分を高めるための行動力を身につけられます。

子どもに質問されたときの答え方

子どもたちが納得できるように「勉強の意味」を伝える方法があります。それは、年齢や理解力に合わせて具体的かつ共感を持って伝えることです。ここでは「なんのために勉強するの?」と質問されたときの答え方についてご紹介します。

「知らないことを知ることは楽しいことなんだよ」

子どもたちは本来「どうして?」「なぜ?」といった好奇心を持っています。その気持ちを生かして、「知らないことを知る楽しさ」を、具体例を交えて教えるのがポイントです。

たとえば「虹ってなんでできるのかな?という疑問は、理科で光の屈折や反射について学ぶことで答えがわかるようになるよね」といった具体例を話しましょう。「勉強は、知らないことを知る楽しさを教えてくれるものなんだよ」とポジティブに伝えることで、子どもたちの興味を引き出すことが大切です。

「諦めずに頑張ることに意味があるんだよ」

勉強を続けることで、わからない問題に向き合ったり失敗を乗り越えたりする経験を積み重ねられます。結果がすぐに出ないときでもコツコツと頑張る力は、将来どんな分野でも役立つ基礎となるでしょう。

たとえば「漢字の書き取りが苦手だけど、毎日練習して少しずつ覚えられるようになったよね」と具体的な成功体験を引き合いに出すといいでしょう。「結果だけではなく、頑張り続けること自体に意味があるんだよ」と教えて、努力の価値を伝えましょう。

「自分と違う考え方の人に会ったとき、勉強したことが役立つんだよ」

世の中には、自分とは違う考え方や価値観を持った人がたくさんいます。勉強を通じて、そうした人たちと話したり協力したりするための基礎知識や考え方を学ぶことができるのです。

たとえば、歴史の勉強では他国との文化の違いについて学べ、国語の勉強では自分の意見を整理して人に伝える練習ができます。「勉強することで、いろんな人の考えを知ったり、自分の考えを伝えたりできるようになるんだよ」と教えることで、お子さんが勉強の意味を実感できるようにしましょう。

子どもに勉強する意味を伝えるときのポイント

勉強する意味を伝えるときは、お子さんの気持ちを受け止めつつ、ポジティブな伝え方や成長を実感してもらえる伝え方を大切にすることがポイントです。一方的に教えるのではなく、共感や励ましを通じて勉強の意味を伝えることで、お子さんのやる気を引き出しましょう。

子どもの勉強に対する考えを否定しない

子どもたちが勉強に疑問を感じるのは自然なことです。勉強についてのネガティブな意見も「そう感じるんだね」と共感し、受け止めてあげることが大切です。

たとえば「勉強なんて役に立たない」とお子さんが言ったときは、「今は役に立たないと思うかもしれないね」と共感する姿勢を示しましょう。その上で勉強の必要性を伝えると、お子さんも少しずつ考え方を変えるかもしれません。お子さんの勉強に対する考えを否定せず、共感する姿勢を持って対応しましょう。

マイナスワードを使わない

「勉強しないと将来困るよ」といったマイナスな言葉を使った雑な伝え方では、お子さんの気持ちに変化を起こすことはできません。勉強に対する意欲を引き出すためには、ポジティブな言葉で伝えることが大切です。

たとえば「将来、やりたいことを自由にできるようになるためだよ」といった前向きな言葉を使うと良いでしょう。ポジティブな表現を心がけることで、子どもたちは自然と勉強に向き合う気持ちを持てるようになるでしょう。

周囲の人と比べない

他人と比べられると「自分はダメだ」と感じてしまい、自己肯定感が下がります。勉強はあくまでその子自身のペースで進めるもの。他人との比較ではなく、お子さんの成長そのものを見守ることが大切です。

たとえば「○○くんは100点だったのに」という他人と比べての評価ではなく、「前よりも漢字が上手に書けるようになったね」と、お子さん本人の成長を評価する言葉を使いましょう。周囲の人と比べるのではなく、お子さんの成長や努力を褒めることで、勉強への意欲を引き出せます。

結果ではなく頑張る過程が大事だということを伝える

テストの点数だけを重視していると、お子さんは「点数が悪いと怒られる」と感じがちです。一方で、勉強に取り組む姿勢を認めてもらえると「頑張ったことに価値があるんだ」と前向きに考えられるでしょう。

たとえば、テストの点数が思わしくなかったときに「結果は残念だったけど、毎日頑張って勉強していたのを知ってるよ」と伝えれば、お子さんは「次も頑張ってみよう」と思えるはず。頑張る過程の大切さを伝えることで、お子さんも自分の成長を感じられるでしょう。

勉強が楽しくなる!座学でおすすめの習い事

ここでは、座学でおすすめの習い事を3つご紹介します。それぞれに違った魅力があるため、お子さんの興味や性格に合ったものを一緒に選びましょう。「楽しい!」と思える学びの体験が、子どもたちにとっては成長を支える力になります。

プログラミング

プログラミングは、自分で作ったコードで実際に物が動くことで達成感や成功体験が得られます。また「どうすれば思い通りに動くのか?」を考える中で、問題解決力が鍛えられます。

ゲーム感覚で楽しめるため、座学が苦手な子どもたちも興味を持ちやすいのが特長。プログラミング教室では、キャラクターを動かしたり、自分だけの簡単なゲームを作ったりできますよ。プログラミングは「勉強はつまらない」というイメージを真逆のものに変えてくれるでしょう。

英会話

学校の英語は座学の授業が多く、苦手意識を持つ子も少なくありません。一方、英会話教室ではゲームや歌を取り入れながら楽しく学べる環境が整っており、自然と「英語で伝えたい!」という気持ちが芽生えます。

また、英会話教室で習った簡単なフレーズを使って先生と会話ができたという小さな成功体験が、学校の授業にも自信を持って臨めるきっかけになります。英会話は「英語を話せるようになる」という目に見える成果が得られる楽しい習い事です。

習字

文字を書く力は、勉強全般に必要なスキルです。習字では、正しい筆の使い方や文字のバランスを学ぶことで、普段のノートやテストの答案を丁寧に書く意識が身につきます。

また、習字で「きれいに書けた!」と感じる経験を積むと、学校でも文字を書くことに自信がつきます。「上手に書けた字を先生に見せたい」という気持ちから、国語や作文に積極的に取り組むようになることも。習字は、集中力や丁寧さを養いながら、勉強の基礎スキルを高める習い事です。

成功体験を積める習い事なら、プロクラ!

今回は「なぜ勉強するのか」と聞かれたときの答え方についてご紹介しました。「やってみたらできた!」という体験が勉強への自信につながるものですが、普段の生活では成功体験を積む機会が少ないかもしれません。

そんな体験を積み重ねられるのが、プログラミングです。プログラミングは、自分でコードを書いてそれが実際に動くという「目に見える結果」が得られるため、分かりやすい成功体験を得られる機会といえます。この自信は勉強だけでなく、日常生活や将来の挑戦にも良い影響を与えるでしょう。

「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求からスタートしてみてはいかがでしょうか。

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