「子どもの朝勉強は何時から始めればいい?」と悩んでいる保護者様は多いのではないでしょうか。朝は、子どもたちも保護者様も慌ただしい時間帯。新しい習慣を取り入れようとすると、何かと不安も多いものですよね。
今回は、お子さんの朝勉強を何時から始めればいいのか悩んでいる保護者様のために、朝勉強におすすめの時間帯やメリットをご紹介します。朝勉強は、学習効果をさらに向上させる習慣です。お子さんの性質や生活環境と照らし合わせつつ、ベストな時間帯や方法を考えていきましょう。
結論から言うと、朝勉強は何時からでも問題ないとされています。そのうえで、朝勉強に効率的な時間は「起床後から約3時間」とされています。
学校までの距離や部活の朝練の時間は人それぞれ。登校時間から逆算し、2~3時間取れる時間で勉強することで、より高い学習効果が期待できるといえるでしょう。とはいえ人間は、3時間も連続して集中することは難しいもの。また多くの子どもたちは、朝の4時や5時から起きて学ぶことに大きな苦痛を感じてしまいます。
まずは10~30分程度の短時間から慣らしつつ、お子さんの状態に合わせて調整していくように心がけましょう。
ここでは、朝勉強をするメリットや効果をご紹介します。とくに「学校から帰宅後は疲れて勉強できない」という子や、習い事や塾が忙しくて学校の予習復習が追いついていない子にとって、朝は絶好の学習のタイミングです。朝勉強のメリットを知り、生活習慣の改善につなげていきましょう。
朝勉強の大きなメリットとして、静かな環境で集中できることが挙げられます。朝は昼や夕方と比べ、車の交通量や人の往来が少ない時間帯。同じ学習環境でも、ほかの時間帯よりも勉強に集中しやすい傾向にあります。
とくに年齢の小さな兄弟がいる場合、帰宅後は何かと騒がしくなるものです。「勉強に集中したいのに、兄弟の泣き声や遊ぶ声、幼児用番組の音声などで気が散る」という子も少なくないでしょう。朝の時間帯は室外だけではなく、室内の静かさも維持しやすいタイミングなのです。
情報の吸収力が高くなることも、朝勉強のメリットです。1日分の情報量を受け取った脳は、睡眠中にその日の情報を整理整頓します。朝起きたタイミングは脳がリセットされている状態であり、新しい情報を受け取るのに適した時間帯といえるでしょう。
とくに論理思考力を必要とする複雑な問題や、疲労度が成果につながりやすい暗記学習などは、朝学習にぴったりの分野です。同じ問題集やドリルでも、朝と夜とでは進むスピードが異なりますよ。結果的に、1日の総合的な学習時間も短縮されます。
朝勉強のメリットとして、テストや受験などの重要なシーンで実力を発揮しやすくなることが挙げられます。普段から朝勉強の習慣を身につけておけば、大切な日の朝も無理なく起きられ、頭がよく働く状態で本番を迎えられるはず。朝の復習は頭に入りやすい点も、本番での成果につながるでしょう。
朝勉強に慣れていない子にとって、「テスト当日だけ早起きして勉強する!」と意気込んでも、実際は難しいもの。普段から早起きと学習が習慣化しているからこそ、ここぞというシーンでも無理なく実力を発揮できるのです。
ここでは、朝勉強に向いている人の特徴をご紹介します。人によって得意分野や生活習慣は異なるものです。朝勉強を取り入れる際は、お子さんの特徴や生活リズムに応じた方法を導入していきましょう。
朝勉強に向いている子の特徴として、集中力に自信があることが挙げられます。朝の忙しい時間帯での勉強は、集中力の維持と効率が大切です。登校までのタイムリミットがあるからこそ、夕方や夜の勉強よりも短時間で要領よく学ぶことが求められます。
反対に、集中力を発揮するまでに時間がかかるタイプの子や、短期集中が苦手な子は、朝勉強にストレスを抱えやすいでしょう。集中力の向上は当人の特性だけではなく、学習環境も関連している可能性があります。朝勉強を始めるにあたって、環境に変化を取り入れるのもいいでしょう。
早起きが得意な子も、朝勉強の習慣に向いています。ただし現時点で早起きが苦手な子であっても、生活リズムや睡眠環境を変化させることで、無理なく早起きができる可能性があります。寝室の温度や湿度、寝具との相性などを見直し、お子さんの睡眠の質を高める工夫をしてみましょう。
また時間管理が得意な子や、荷物やタスクの整理整頓が得意な子も、早起きにストレスを感じにくい傾向に。とはいえ、新しく朝勉強の習慣を取り入れることで自分のペースが乱れてしまうこともあるでしょう。早起きが得意な子であっても、まずは無理のない範囲で学習を進めることが大切です。
規則正しい生活を送っている子は、朝勉強が得意な傾向にあります。規則正しい生活とは、起床時間や就寝時間を守れることだけではありません。毎日同じ時間に食事をしたり、適度に運動したり、朝日を浴びたりできていることも大切です。
毎朝同じタイミングに、アラームと同時に自然と目覚めているのが理想の状態です。人によってベストな睡眠時間は異なるからこそ、日々無理なく継続できる生活リズムを探してみましょう。
夜型だと疲れやすい子も、朝勉強に向いている可能性が高いでしょう。たとえば体力が少ない子や、学校帰りに習い事に通っている子、家から学校までの距離が長い子などが挙げられます。
とくにスポーツ関連の習い事をしているお子さんにとっては、帰宅後は心身ともに休みたいタイミングです。疲労がたまっている状態では、勉強に身が入りにくいですよね。体力的に余裕がある朝の勉強なら、夜よりも高い学習効果を感じられるでしょう。
ここでは、朝勉強の効果を高めるためのポイントをご紹介します。朝勉強は、進学後や社会に出た後にも役立つ習慣です。子ども時代から効率的に朝勉強をおこなうことで、お子さんの人生はさらに豊かなものになっていくでしょう。
朝勉強の効果を高めるためには、前日の夜から勉強の準備をするように心がけてください。
限られた朝の時間では、勉強の準備や「何から始めればいいのか」を考える時間ももったいないもの。机に座ったらすぐに勉強を開始できるように、学習道具や学習範囲のメモを前日に準備しておきましょう。
朝学習を効果的に進めるためには、良質な睡眠の確保が先決です。
厚生労働省の資料によると「小学生の理想的な睡眠時間は9~12時間」「室温は1年を通して13~29℃、寝具の内部は33℃を推奨」とのことです。まずは上記の寝室環境を目指しつつ、お子さんの意見も取り入れて寝具や騒音、光などの外的環境もケアしていきましょう。
参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針の改訂について(案)」
今回は、朝勉強するメリットや効果、何時から朝勉強を始めたいかなどをご紹介しました。朝勉強の習慣を効果的に取り入れるためには、本人が学習に主体的になる必要があります。お子さんが自分から勉強する姿勢を持つために、勉強の楽しさを感じてもらいましょう。
ワクワクした気持ちで学べる方法の一つに、習い事が挙げられます。とくに小学生向けのプログラミングスクールは、ゲームやロボットなど、子どもたちの知的好奇心を刺激する教材を導入していることが魅力です。
「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「子どもには楽しみながら勉強する習慣をつけてほしい」「自分から勉強する姿勢を養いたい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求からスタートしてみましょう!
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