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夜の勉強は何時までがベスト?勉強に最適な時間帯と効率のいい学習方法とは

夜の勉強は何時まで?夜更かしは避けたい!

「子どもが夜遅くまで勉強していて、寝る時間が遅くなるから心配」「どの時間帯に勉強するのが一番効果的なのかわからない」といった悩みを抱える保護者様は多いのではないでしょうか。たしかに、夜の勉強時間が長くなると集中力が下がったり、翌朝の体調に影響したりすることもあり、どこまで見守るべきか迷いますよね。

実は、一人ひとりに合った「適切な勉強時間帯」を見極めることで、睡眠時間を確保しつつ効率良く学習できるのです。また、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、夜の勉強の質をぐっと高められますよ。

この記事では「夜の勉強は何時までが理想的なのか」を解説し、効率的な学習方法についてもご紹介します。お子さんの健康維持と学力向上の両立のため、参考にしてみてください。

夜勉強に最適な時間帯はいつ?

クラブ活動や塾などにより、勉強する時間が夜になってしまう子もいるでしょう。睡眠の質や学習効率を下げないためにはいつ勉強したらいいか、悩ましいですよね。ここでは、夜の勉強に最適な時間帯や学習内容についてご紹介します。

集中力のピークは21時~23時

21時〜23時は、脳が適度に覚醒しており、集中力が高まりやすい時間帯です。日中の活動を終えたあとで比較的ストレスが少なく、勉強に向いているとされています。

この時間帯には、数学の問題を解いたり暗記科目のインプットをしたりすることで、効率よく知識を吸収できます。次の日にテストが控えている場合は、とくにこの時間帯の学習がおすすめです。

21時〜23時は、集中力を必要とする課題や新しい知識を吸収する時間として活用しましょう。

考えをまとめる作業は23時~深夜1時

23時〜深夜1時は脳がリラックスモードに入り始めるため、アイディアをまとめたり学習内容を整理したりするのに向いています。逆に新しいことを学ぼうとしても効率が悪くなるため、難しい問題や暗記作業は避けるのが無難です。

日記を書くように学んだ内容をノートにまとめる、記憶したことを軽く思い出す練習をするといった作業に向いています。23時〜深夜1時は、復習やまとめの時間として活用すると、勉強の質が高まるでしょう。

深夜1時以降は避けよう

深夜1時以降は脳が疲れており、集中力や判断力が著しく落ちます。夜更かしは翌日のパフォーマンスに悪影響を与え、勉強の効率が落ちる可能性があります。

深夜まで無理に勉強を続けても、4〜5時間の睡眠時間では翌朝にすっきりと起きられず、学校の授業に集中できません。さらに、せっかく学習した内容も記憶として定着しづらいため、結果として学力低下につながることもあるのです。

そのため、深夜1時以降は勉強を切り上げ、しっかりと睡眠をとることを優先しましょう。

夜勉強が向いている人の特徴

朝勉強に向いている子もいれば、夜勉強に向いている子もいます。一般的に推奨されている朝勉強も、夜型の子にとってはかえって学習効率を下げてしまうかもしれません。どんな子が夜勉強に向いているのか、確認していきましょう。

静かな環境で集中できる

夜は家の中が比較的落ち着き、外からの音や家族の活動音も少なくなるため、集中力が高まりやすい時間帯です。

たとえば、兄弟姉妹がいることで日中に集中できないお子さんは、家族が寝静まった時間帯が集中して勉強しやすいですよね。リビングなどの共用スペースで勉強する場合も、夜の方が外の騒音が少ないため落ち着いて取り組めるでしょう。

そのため、静かな環境でこそ力を発揮する子には夜勉強が適している可能性があります。

夜になると頭が冴える

子どもたちのなかには、体内リズムが夜型になっている子もいます。日中よりも夜の方が集中力や理解力が高まる場合、夜勉強を取り入れることで効率的に学習が進められるでしょう。

「朝活」が人気なように朝勉強の方がいいと思う人も多いかもしれませんが、実は朝型と夜型の子どもたちの間で、成績に大きな差はないという統計もあります。そのため、夜型のお子さんが無理に早起きして学習習慣を変える必要はないでしょう。夜になると集中力が高まる子には、夜勉強が向いているといえます。

参考:ベネッセ教育情報「あなたは朝型?夜型? 体内時計のタイプにあわせて、生活を!」

勉強と睡眠の切り替えが上手

勉強後、頭が冴えたままだと寝つきが悪くなり、睡眠不足につながる可能性があります。しかし、勉強と睡眠の切り替えが上手な子の場合、学習で高めた集中力をうまくクールダウンできるのです。

好きな音楽を聴いたりストレッチや深呼吸をしたりすることで、リラックスモードに切り替えてすぐに眠りにつける人は多いでしょう。勉強と睡眠の切り替えが上手な子は、夜の勉強に向いているといえます。

生活習慣を整えることも勉強するうえで重要!

夜の最適な勉強時間についてご紹介しましたが、生活習慣が乱れていると、睡眠不足などによる学習効率の低下につながる可能性があります。

たとえば「夜の勉強時間を確保するために寝る時間が遅くなる」「勉強に集中しすぎて食事や運動がおろそかになる」などの生活習慣の乱れが考えられます。これでは、学力向上どころか健康を損ねてしまうリスクもあり、せっかく頑張った勉強時間が逆効果になってしまいますよね。

そこで重要なのが「生活習慣を整えたうえで、夜勉強に取り組む」という考え方です。具体的には、勉強の時間を決める前に「何時に寝て何時に起きるか」を親子で話し合い、それに基づいて勉強時間を計画するようにしましょう。まずは親子で生活習慣を見直し、夜の勉強を充実したものにできるといいですね。

効率のいい夜時間の学習方法

なんとなく机に向かっているだけでは集中力が続かなかったり、時間が無駄になったりすることもありますよね。ここでは、効率の良い夜の時間の学習方法についてご紹介します。夜の勉強にぜひ取り入れてみてくださいね。

暗記をメインにする

寝る前の時間帯は「記憶のゴールデンタイム」といわれています。そのため、寝る1〜2時間前は暗記科目をメインに取り組みましょう。たとえば、英単語や公式、歴史の年号などの学習が挙げられます。

睡眠中に脳が情報を整理・記憶する働きがあるため、暗記科目の学習後にはスマホ利用やゲームなどをせず、すぐに寝ることもポイントです。夜の学習は暗記をメインにすることで記憶に定着しやすくなり、効率的に学習が進むでしょう。

睡眠時間を削らない

睡眠時間を削って夜遅くまで勉強してしまうと、翌日の集中力が低下し、かえって学習の効率が悪くなってしまうことも。あらかじめ親子で「何時には絶対寝る」と決めておくと、メリハリをつけて学習に取り組めるでしょう。

理想の睡眠時間は、小学生で9〜12時間、中高生で8〜10時間とされているので、参考にしてください。夜勉強を行う場合は、計画的に時間を確保し、必ず決めた時間に就寝する習慣をつけることが大切です。

参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023 」

学習環境を整える

夜に学習する際には、部屋の明るさ調整や机の上の整理整頓など、快適な学習環境を作ることで効率が大きく向上します。

机の上には必要なものだけを置き、照明は青みがかった「白昼色」にすると、勉強モードに切り替えられ、集中して取り組みやすくなりますよ。また、スマホは勉強する部屋には持ち込まないようにすることで、無意識に触ってしまうことを防げます。

学習環境を整えることで夜の学習が効率的になり、短い時間でも高い成果を得られるでしょう。

勉強や生活の習慣を整えるなら、プロクラ!

今回は、夜勉強に最適な時間帯と効率の良い学習方法についてご紹介しました。お子さんが勉強する時間が夜になってしまうご家庭では、「勉強や生活の習慣が乱れているのが気になる」と悩んでいる保護者様も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するのがプログラミングです。プログラミングでは、自分で目標を設定し、計画を立て、問題解決を試みる力が自然と養われます。「今日はここまで作ろう」と計画を立てたり「どこで間違ったんだろう」と考えたりするプロセスは、勉強や生活の習慣づくりにつながります。

「プロクラ」は子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「子どもの勉強や生活の習慣を整えていきたい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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