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子ども教育

ゲームのデメリット|ゲームが子どもに与える危険性や悪影響、対策とは

子どもはゲームを始めると、やりすぎてしまう…

子どもたちにとって、ゲームの世界は非常に魅力的。達成感や爽快感が得られるゲームは、子どもたちを夢中にさせてしまいます。

とくにオンラインゲームでは、ほかのプレイヤーとの約束やゲーム内のイベントなどにより、「あと少しだけ」が何度も繰り返されがちです。また、ゲームの報酬システムは子どもたちの脳に強く働きかけ、ついつい長時間プレイしてしまう原因に。

スマートフォンの普及により、いつでもどこでもゲームができる環境が整っているため、子どもたちが自制することはより難しくなっています。このような状況は、生活リズムの乱れや学習時間の減少など、さまざまな問題につながる可能性があります。

ゲームのデメリット|子どもへの悪影響とは

子どもたちの心身の健康や成長に影響を与える可能性があるゲームのデメリットについて、気になる保護者様も多いのではないでしょうか。以下では、具体的なゲームのデメリットについて見ていきます。

勉強時間の減少

ゲームに夢中になりすぎることで、学習時間が確保できなくなるケースが増えています。とくに宿題や予習・復習といった家庭学習の時間が減少し、学力の低下につながる可能性も。夜遅くまでゲームをすることで、朝起きられなくなることや授業中の集中力低下なども心配されます。

そのため、ゲームと学習時間のバランスを意識的に管理することが大切です。親子で一緒に時間の使い方を考えていけると良いでしょう。

睡眠不足による集中力の低下

ゲームで遊ぶ時間が長くなると、就寝時間が遅くなりがち。スマートフォンでゲームをする場合は、布団に入ってからもついつい続けてしまうことも。

睡眠時間が短くなると朝からぼんやりしてしまい、学校での集中力が低下します。また、画面の光の影響で寝つきが悪くなり、睡眠の質も低下する可能性があります。十分な睡眠は子どもたちの成長に欠かせないため、遅くとも就寝の1時間前にはゲームを終える習慣づくりを心がけましょう。

視力の低下

ゲームに熱中していると、画面を長時間見続けることになりますよね。近くのものを見続けることで目の疲れが蓄積し、視力の低下を引き起こす可能性があります。また、ゲームに夢中になるとまばたきの回数が減少するため、目の乾燥も気になるところ。

暗い部屋でのゲームは目への負担が大きくなるため、定期的に休憩を取り、遠くを見て目を休ませることが大切です。明るい場所でゲームができるよう、環境を整えてあげましょう。

運動不足

外遊びや運動の機会が減ってしまうことも、ゲームのデメリットといえます。とくに休日は、朝からゲームを始めてしまうと、一日中室内で過ごすことにもなりかねません。

運動不足は体力低下につながるだけでなく、骨や筋肉の発達に影響を与える可能性もあります。また、外遊びを通じた友達との交流が減ってしまうことも。ゲームの合間に外遊びの時間を設けたり、家族で公園に出かけたりするなど、意識的に体を動かす機会をつくることをおすすめします。

姿勢の悪化

お子さんは普段、どんな姿勢でゲームをしているでしょうか。ソファやベッドに寝転んで長時間ゲームをすると、首や背中、腰に負担がかかりやすく、姿勢の悪化につながる可能性があります。

スマートフォンでのゲームは、首を前に曲げた状態が続きやすいため要注意。成長期の子どもたちは、正しい姿勢を意識することが大切です。目線が自然に保てる位置で、背筋を伸ばして椅子に座ってゲームができるよう、環境を整えてあげましょう。

過激なゲームよる暴力的な影響

アクションゲームやバトルゲームの中には、過激な戦闘シーンや暴力的な表現を含むものがあります。このようなゲームを長時間プレイすることで、暴力的な表現に対する感覚が鈍くなったり、攻撃的な行動が増えたりする可能性があります。

とくに小学生は現実と空想の区別がまだ難しい年齢のため、ゲーム内の表現の影響を受けやすいもの。お子さんの年齢に合った適切なゲームを選ぶことや、ゲームの内容について一緒に話し合うことが大切です。

コミュニケーション能力の低下

友達や家族との直接的なコミュニケーションの機会が減ってしまうことも、ゲームのデメリットの一つ。オンラインゲームでは、チャットやボイスチャットを通じて会話ができますが、表情や身振り手振りといった非言語コミュニケーションの機会は限られています。

ゲーム内での会話では、相手の気持ちを考えながら会話を広げていく練習にはなりません。学校や習い事など、対面でのコミュニケーションの機会を大切にしていきましょう。

ゲーム依存による日常生活への支障

ゲームに依存してしまうと、日常生活に支障が出ることがあります。朝の支度や食事の時間も「あと少しだけ」と言ってゲームを続けたり、約束の時間を守れなくなったりすることも。

ゲーム以外の趣味や活動に興味を示さなくなり、家族との団らんの時間も減少。コミュニケーション不足にもつながります。生活リズムが乱れると心身の健康にも影響を与える可能性があるため、ゲームと日常生活のバランスを意識することが大切です。

課金トラブル

スマートフォンゲームの多くは、アイテムの購入やガチャなどの課金要素があります。「レアアイテムが欲しい」「ゲームを有利に進めたい」という気持ちから、お小遣い以上の金額を使ってしまったり、保護者様のクレジットカードを無断で使用したりするケースも。

ガチャのような課金システムだと、「次こそ当たるかも」という気持ちから課金を重ねてしまいがち。お子さんがゲームで遊ぶ際は、課金に関する明確なルールを設けることが大切です。

デメリットだけじゃない!ゲームをするメリット

ゲームのデメリットが複数ある一方で、適切に活用すれば、ゲームが子どもたちの成長の後押しとなることもあります。以下では、ゲームが子どもたちにもたらす良い影響について見ていきましょう。

思考力・問題解決能力の向上

ゲームでは、目標を達成するためにさまざまな課題をクリアしていく必要があります。戦略を立てたり試行錯誤を重ねたりする過程で、論理的な思考力が育まれます。

失敗してもあきらめずに挑戦を続けることで、粘り強さも身につくでしょう。最近のゲームは子どもたちの発達段階に合わせて難易度が設定されているものが多く、達成感を味わいながら成長できる環境が整っているといえます。

オンラインゲームによるコミュニケーション能力の向上

オンラインゲームでは、目標達成のためにほかのプレイヤーと協力する機会が多くあります。チームで作戦を立てたり役割分担を決めたりするなかで、相手の意見を聞く力や自分の考えを伝える力が育まれます。

知らない人と適切にコミュニケーションを取る経験が、社会性を養うきっかけになることも。世界中にユーザーがいるゲームなら、英語やほかの言語に触れられて、国際交流を経験できるでしょう。ただし、対面でのコミュニケーションとのバランスを取ることが大切です。

創造力や発想力が養われる

ゲームのなかには、自分だけの世界を作り出せるものやキャラクターをカスタマイズできるものもありますよね。こうした自由な創作活動を通じて、子どもたちの創造力が育つでしょう。

限られたアイテムや条件の中で最適な解決方法を考えることで、柔軟な発想力も育まれます。ゲームで培った創造性は、図工や作文といった学校での創作活動や、現実の遊びの中でも発揮されるでしょう。

ゲームのデメリットや危険性への対策

保護者様の中には、お子さんのゲーム利用について心配される方もいるのではないでしょうか?実は、適切なルールと環境を整えることで、ゲームのデメリットの多くは対策ができます。以下では、具体的な対策方法をご紹介していきます。

親子でルールを決める

ゲームをする際の約束事は、お子さんと一緒に考えましょう。保護者様が一方的にルールを設定するのではなく、「なぜそのルールが必要なのか」をお子さんと話し合いながら決めていくことが大切です。

たとえば、1日のゲームの時間や終了時間、課金についてのルールなど。お子さんの意見も聞きながら決めることで、ルールを守る意識が高まります。また、定期的にルールを見直し、お子さんの成長に合わせて調整してあげることもおすすめです。

プレイ時間を管理する

ゲームで遊ぶ時間は、お子さんの生活リズムに合わせて設定することが大切です。平日は宿題を終えてから、休日は午前中に外遊びなどの活動時間を確保してからといったように、メリハリのある生活を意識しましょう。

長時間のゲームは目や姿勢への負担も大きくなるため、時間を区切って休憩を取るのがおすすめです。終了時刻を決める、タイマーを使うなど、子どもたち自身が時間を意識できる工夫も効果的。ゲーム機やスマートフォンには、使用時間を制限できる機能もあります。

教育的なゲームを選ぶ

最近は、学びの要素を取り入れたゲームが数多く登場しています。算数や漢字、英語などの学習ゲームは、楽しみながら基礎学力を身につけることができ、歴史や科学をテーマにしたゲームは、子どもたちの知的好奇心を刺激するでしょう。プログラミング的思考を育むゲームも人気です。

ただし、ゲームに教育的な要素があっても、長時間のプレイは避けましょう。遊び方のバランスを考えながら、お子さんの興味に合わせて選んでいくことが大切です。

休憩時間や姿勢を意識する

ゲームをする際は、目や体への負担を考えて適度な休憩を取り入れることが大切です。30分ごとに5分程度の休憩を取り、遠くを見たり体を伸ばしたりする習慣をつけましょう。

目と画面との距離は30〜40センチメートル程度とし、姿勢を正しく保つことも重要。寝転がってのプレイは首や背中に負担がかかるため、できるだけ座って遊べるように椅子やソファなどの環境を整えてあげましょう。明るい場所でプレイすることで、目の疲れも軽減できます。

ゲーム以外の遊びも増やす

ゲームだけでなく、外遊びや読書、スポーツ、工作など、さまざまな遊びをバランスよく取り入れましょう。とくに体を動かす遊びは、運動不足の解消だけでなく、ストレス解消にも効果的。

公園に出かけたり、ボードゲームで遊んだりするなど、家族で一緒に過ごす時間をつくることもおすすめです。お子さんの興味に合わせて習い事を始めるのも良いかもしれませんね。遊びの選択肢が増えることで、ゲームへの依存度も自然と下がっていきます。

課金ルールを設定する

オンラインゲームやスマートフォンゲームでは、思わぬ課金トラブルを防ぐためのルール作りが重要です。まずは、ゲーム内での課金の仕組みについて、お子さんと一緒に確認しましょう。

月々の課金可能額を決め、課金する前には必ず保護者様に相談する約束をしましょう。また、クレジットカード情報はお子さんの目の届かないところで管理し、パスワードなどのセキュリティ設定も忘れずに。

遊びのように楽しく学習できる!おすすめの習い事

ゲームが好きなお子さんには、ゲーム感覚で楽しく学べる習い事がおすすめです。デジタル機器を使った創造的な活動を通じて、お子さんの可能性を広げていきましょう。以下では、とくにおすすめの習い事をご紹介します。

プログラミング教室

プログラミング教室では、ゲーム感覚でプログラミングの基礎を学ぶことができます。自分でゲームを作ったり、キャラクターを動かしたりする体験は、子どもたちの創造力を大きく育み、プログラミングを通じて論理的思考力も自然と身につきます。

「もっとおもしろいゲームを作りたい」という意欲から、自主的に学ぶ姿勢も育まれるでしょう。ゲームがもともと好きなお子さんは、きっと楽しく通えるはずです。

ロボット教室

ロボットの組み立てからプログラミングまで、ものづくりの楽しさを体験できるロボット教室。パーツを組み合わせてロボットを作る過程では、空間認識力や器用さが育つでしょう。ロボットを思い通りに動かすためのプログラミングでは、論理的思考力も養われます。

ゲーム感覚で楽しみながら、科学的な考え方や問題解決能力を身につけることができるのがロボット教室の特長。作品づくりを通じて達成感も味わえるため、おすすめの習い事です。

ゲーム感覚で楽しくプログラミングを学ぶなら、プロクラ!

お子さんがゲームにはまっていると、ゲームのデメリットが気になりますよね。ここまで見てきたように、ゲームには良い面と気をつけたい面の両方があります。大切なのは、お子さんの興味や好奇心を活かしながら、健全な形で導いていくこと。

そんななかで注目したいのが、ゲームの要素を教育に活かしたプログラミング教室「プロクラ」です。プロクラでは、キャラクターを自由に動かしたり、オリジナルの世界を作り出したりする過程で、子どもたちの創造力や論理的思考力が自然と育まれていきます。

のびのびとした環境の中で、子どもたち一人ひとりの可能性を引き出すプロクラ。ゲームが好きなお子さんの新しい才能を見つける機会として、ぜひ一度、無料体験にお越しください。

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