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ポモドーロとは?ポモドーロ勉強法の特徴やメリット・デメリット

子どもにあった勉強法を見つけたい…

「うちの子、なかなか勉強に集中できない…」「机に向かってもすぐに飽きてしまう…」そんなお悩みを抱える保護者様は少なくありません。とくに長時間の勉強が苦手な子どもたちに、ダラダラと机に向かわせることは逆効果です。

そこでおすすめなのが、時間を短く区切りながら効率よく勉強できる「ポモドーロ勉強法」です。実際にこの方法を取り入れたことで「メリハリをつけて勉強できるようになった」という声が多く聞かれます。

とはいえ、いくつかのデメリットがあるため、すべての子どもたちに合うわけではありません。そこで今回は、ポモドーロ勉強法の特徴やメリット・デメリットを詳しくご紹介します。お子さんに合う勉強法を見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

ポモドーロ勉強法とは

ポモドーロとはイタリア語で「トマト」の意味です。ポモドーロ勉強法は、考案者であるフランチェスコ・シリロが使用していたトマト型のキッチンタイマーに由来しています。この勉強法では、25分の学習+5分の休憩を1セットとして勉強します。

勉強内容を決める

何を勉強するかを明確にせずに始めると、途中で迷ったり手が止まったりしてしまい、集中力が分散してしまいます。短時間で効率よく学習するためには、事前に「この25分で何をするか」を決めておくことが重要です。

たとえば、数学なら「この25分で5問解く」、英語なら「単語を20個覚える」といったように、具体的な目標を設定することが挙げられます。ポモドーロ勉強法では、迷いなく取り組めるように事前に勉強内容を決めることが大切です。

25分間勉強する

人間の集中力は長く続かないため、時間を短く区切ることで効率的に学習を進められます。とくに子どもたちは長時間の勉強が苦手なことが多いため「25分間」という適度な時間設定が効果的です。

キッチンタイマーなどを使って時間を測り、25分間は勉強に集中します。「この時間だけ」と決めることで、勉強のハードルが下がり、やる気も維持しやすくなるでしょう。ポモドーロ勉強法は勉強する時間を「25分間」で決めることで、集中力を維持できるのです。

5分間休憩する

休憩を取らずに勉強し続けると疲れが溜まり、かえって効率が落ちることも。そのため、ポモドーロ勉強法では25分間勉強したら、5分間休憩を取ります。脳をリフレッシュさせることで、次の勉強への集中力を高めることができるのです。

5分間の休憩中は、軽くストレッチしたり水を飲んだりして気分転換すると効果的です。ただし、スマホを触るとそのままダラダラ使い続けてしまう可能性があるので、短時間でリフレッシュできる方法を選びましょう。

4ポモドーロで30~40分程度休憩する

4セット勉強したら、30〜40分程度の休憩を取ります。長時間勉強し続けると脳が疲れてパフォーマンスが落ちるため、定期的に休むことが大切です。

30〜40分の休憩では、仮眠したり軽く運動したりして頭をリフレッシュさせるのがおすすめです。好きな音楽を聴いたり外に出たりしてリラックスするのも良いでしょう。

長時間勉強し続けるためには、適切なタイミングで十分な休憩を取ることが大切です。

ポモドーロ勉強法の特徴

「うちの子、すぐに集中力が切れてしまう…」とお悩みの保護者様は少なくありません。しかし、実は人間の集中力は長く続かないことがわかっています。ポモドーロ勉強法には、その人間の特性が考慮された特徴を持っているのです。

キッチンタイマーがあれば実践できる

勉強法によっては特別なツールが必要なこともありますが、ポモドーロ勉強法は「時間を測る」だけなので、すぐに取り入れられます。とくに子どもたちにとって、シンプルでわかりやすい方法は続けやすいですよね。

事前準備はキッチンタイマーを25分にセットするだけ。あとはアラームが鳴るまで集中して勉強すればOKです。スマホのタイマー機能やアプリを使っても良いでしょう。ポモドーロ勉強法は特別な準備が不要なので、誰でもすぐに始められる手軽な勉強法です。

時間管理で効率よく勉強できる

時間を区切らずに勉強すると、集中力が続かず学習の効率が落ちてしまいがちですよね。しかし、ポモドーロ勉強法では「25分集中+5分休憩」をくり返すため、メリハリがつきやすくなります。

たとえば、25分の間で「このページを読み終える」「英単語を20個覚える」など、具体的に目標を決めることで、やるべきことが明確となるでしょう。

ポモドーロ勉強法は、時間を区切ることで集中力が持続するため、学習効率アップが期待できます。

集中力の限界を考慮されている

一般的に、人が高い集中力を維持できるのは20〜30分程度といわれています。長時間勉強し続けると、脳が疲れて記憶の定着率が下がるため、適度な休憩を挟むことが重要です。

25分間集中して勉強したあとに5分間休憩を取ることで、脳をリフレッシュしながら学習できます。4セットごとに30〜40分程度の休憩を取ることで、さらに効率的な学習が期待できるでしょう。

ポモドーロ勉強法は、人が集中できる時間を考慮した方法なので、無理なく勉強を続けられます。

ポモドーロ勉強法のメリット

ポモドーロ勉強法は「長時間机に向かっているのに、思ったほど成果が出ない…」という悩みを抱えるお子さんに、ぴったりの勉強法です。ここでは、ポモドーロ勉強法のメリットについて解説します。お子さんの学習習慣に取り入れるヒントになれば幸いです。

集中力を維持できる

一般的に人間の集中力は20~30分が限界とされています。ポモドーロ勉強法では、25分間の集中+5分間の休憩をくり返すため、無理なく勉強し続けられるのです。

たとえば「あと1時間勉強する」と考えると気が重くなりますが「あと25分だけ」と思えばハードルが低くなり、取り組みやすいですよね。25分の積み重ねで、結果的に勉強の継続時間も長くなりますよ。

ポモドーロ勉強法は、集中力が続かないと悩んでいる人にはとくにおすすめの勉強法です。

作業や勉強の効率が上がる

25分という限られた時間に作業することで「この時間内に終わらせよう!」という意識が働き、無駄な時間を減らせます。また、集中と休憩のバランスが取れているため、長時間の勉強よりも効率的に知識を吸収できるでしょう。

たとえば「この25分で英単語を10個覚える」「次の25分で数学の問題を3問解く」など、細かく目標を設定することで、着実にタスクを進められますよね。時間を意識しながら学習することで、効率的に勉強を進められるでしょう。

勉強の優先順位を決める習慣がつく

25分という限られた時間を有効に使うためには、事前に「今何をするべきか」を決めておくことが大切です。意識し続けることで、自然と優先順位をつける習慣が身に付きます。

たとえば「テストまであと3日。今日は数学の復習を優先しよう」「2セットで英語、1セットで理科をやろう」と計画的に学習を進められます。こうした習慣は、受験勉強や社会人になってからも役立つはず。勉強の計画を立てる過程で、優先順位を意識する力が自然と養われるでしょう。

時間の使い方を見つめ直せる

25分ごとに勉強の区切りができるため「何にどれくらい時間を使ったか」が明確になります。内訳がわかることで無駄な時間を減らし、効率的にスケジュールを組めるようになるでしょう。

たとえば「数学の問題集に2セット(1時間)使ったけど、解けたのはたった3問…もっと短時間で集中して取り組むべきだった」という気づきにつながります。振り返りを通じて時間の使い方を改善でき、無駄なく効率的に時間を活用できるようになるのです。

疲れが蓄積しにくい

長時間続けて勉強すると、脳が疲れて集中力が低下し、効率が悪くなることも。たとえば、試験前に1時間以上連続で勉強してしまうと、途中で疲れてしまい、内容が頭に入らなくなることがありますよね。

しかし、ポモドーロ勉強法なら「短時間の集中+こまめな休憩」をくり返すことで、疲れを感じにくくなり、結果的に長時間勉強できるのです。ポモドーロ勉強法は、定期的に休憩を取ることで、疲労を軽減しながら学習を進められるでしょう。

ポモドーロ勉強法のデメリット

ポモドーロ勉強法には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。大切なのは、自分に合ったやり方を見つけ、状況に応じて柔軟に活用することです。ポモドーロ勉強法の特性を理解し、うまく取り入れることで、効率よく学習を進めましょう!

学習内容によっては効率が悪くなる

ポモドーロ勉強法では25分ごとに休憩を挟むため、深い思考や長時間の集中が求められる勉強には不向きな場合があります。

たとえば、難しい数学の証明問題を解いているときや、論文や長文を読んでいるときが挙げられます。一旦中断すると、せっかくの思考の流れが途切れ、再開するときに時間がかかってしまうことも。ポモドーロ勉強法は、単純な暗記や短時間で区切れる作業には向いていますが、じっくり考える学習には適さない場合もあるのです。

人によっては合わない可能性がある

ポモドーロ勉強法は、すべての人に適しているわけではありません。もともと一度集中すると1時間以上続けられる人にとっては、25分ごとに区切ることでリズムが乱れ、かえって生産性が下がる可能性があります。

また「タイマーが鳴ること自体が気になってしまい、逆に集中できない」と感じる人もいます。ポモドーロ勉強法が合うかどうかは人それぞれなので、自分に合っているかを試しながら、最適な学習スタイルを見つけましょう。

時間を使い過ぎてしまい、遅れをとる

25分ごとに区切っていると「あと1セットだけやろう」と思い、つい予定よりも長く勉強してしまうことがあります。「数学を2セットやる予定だったのに4セットしてしまい、英語の勉強ができなかった…」ということも有り得るのです。

また「5分休憩のつもりが、スマホを見ているうちに10分以上経過してしまい、予定より勉強時間が削られた」ということも。ポモドーロ勉強法は、計画的に時間を管理しないと、思った以上に時間を使い過ぎることがあるのです。

勉強習慣を身につける習い事なら、プロクラ!

ポモドーロ勉強法は、短い時間で集中し適度に休憩を取ることで、無理なく学習を続けられる方法です。この「集中と休憩のリズム」を習慣化できれば、勉強効率はぐんと上がるでしょう。

実は、この「集中力をコントロールする力」は、プログラミング学習にも共通しています。プログラミングは、短時間で試行錯誤しながら問題を解決することをくり返すため、集中力と勉強習慣の両方が身に付くのです。「気づいたら夢中になっていた!」そんな体験を通じて、学ぶ楽しさを知ることができるでしょう。

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