プログラミング教育情報
子ども向け|プログラミング初心者の勉強方法7選
小学生の子どもがプログラミングを学ぶ方法は?
現代社会に生きる私たちの生活において、プログラミングは切っても切れない存在です。あらゆるオンラインサービスやデジタルデバイスは、プログラミングによって動作しています。インフラや家電製品なども、プログラミングによって日々進化を続けています。
プログラミングは、これからの未来をつくる子どもたちのためにも推奨されている学習領域です。今回は、小学生の子どもや初心者がプログラミングを学ぶ方法をご紹介します。プログラミング学習の意味や方法を知り、将来の可能性を広げていきましょう。
子ども時代からプログラミングを学ぶ理由
ここでは、子どもの時代からプログラミングを学ぶ理由をご紹介します。とくに保護者様がプログラミング初心者である場合、プログラミング学習が人生にどのように関連するのかイメージしにくいものですよね。子ども教育にプログラミングが必要な理由を学び、家庭学習に役立てていきましょう。
プログラミング的思考の育成
子ども時代からプログラミングを学ぶことは、プログラミング的思考の育成につながります。プログラミング的思考とは、実際のプログラミングで扱う思考パターンを取り入れた考え方です。
プログラミング的思考では、ゴールに到達するまでの動きを細かく分解しつつ、効率的に動くルートを考え、トライアンドエラーを繰り返しながら最適なルートを導き出す考え方が求められます。プログラミング的思考は学習効果を上げるだけではなく、将来のキャリアアップにもつながると考えられます。
IT社会で活躍できる人財の育成
プログラミング学習は、IT社会で活躍できる人財の育成も目的です。昨今ではデジタル技術の発展に伴い、人間の仕事の一部がAI(人工知能)に奪われつつあります。単純作業やマニュアル化された仕事は、今後もどんどん機械に奪われていくでしょう。
プログラミング学習で育まれる能力は、現在のAIには代替されないスキルです。たとえば想像力・創造力・コミュニケーション能力などが含まれます。プログラミング教育はAIに奪われない仕事に就くためだけではなく、さらなる発展を遂げるデジタル社会で専門技術を活用するためにも役立つでしょう。
さまざまな非認知能力の育成
プログラミング教育は、さまざまな非認知能力の育成に役立ちます。非認知能力とは、学校のテストや成績表などのように数字・数値で評価できない能力を指します。積極性・忍耐力・モチベーション・リーダーシップ・コミュニケーション能力などが代表的です。
社会人でいう「世渡り力」にも通じる非認知能力は、子どもの人生の可能性をどんどん広げていきます。画一的な学校の授業を受けたり、受験に合格するための勉強をしたりするだけでは得られない能力が、プログラミング学習では育まれるのです。
小学校の授業だけでは、プログラミング技術は学べない!
2020年に学習指導要領が変わり、小学生のプログラミング学習が必修化されました。「プログラミングを学ぶなら学校の授業だけで十分では?」と思うかもしれません。しかし、小学校でのプログラミング学習ではプログラミングの専門知識を得られるとは限らないのです。
なぜなら小学校でのプログラミング学習は、実際にプログラミングを学ぶ前の準備段階にあたるからです。プログラミングという科目が増えるわけではなく、従来の教科にプログラミング的思考を交えながら授業を進めていきます。
プログラミング技術に関する授業を受けられるケースもありますが、学校によって学習内容は異なります。学校設備や教員の理解度によって授業内容が変わるため、十分にプログラミング技術を学ぶためには、家庭学習や習い事でサポートする必要があるのです。
プログラミング学習で必要なもの
プログラミング学習には、一定の条件を満たした環境が必要になります。主に以下の3つが、プログラミング学習で必ず必要になる要素です。
- パソコン
- インタネット環境
- コーデエディタ
用意するパソコンはノート・デスクトップのどちらのタイプでも構いませんが、あらかじめ取り組みたいプログラミング言語やソフトがある場合は、推奨されるスペックを満たすものを選びましょう。インターネット環境は学習だけではなく、わからない部分を調べるためにも用いられます。
多くのプログラミング言語では、学習の際に、開発環境のコードエディタのダウンロードが必要です。事前に学びたいプログラミング言語を定め、言語ごとの説明を確認しておきましょう。
初心者向けのプログラミング勉強方法7選
ここでは、初心者向けのプログラミング勉強方法をご紹介します。初心者がプログラミングを学ぶ際は、学習方法自体に興味や関心を抱けるかが重要です。複数のプログラミング学習方法を試しながら、自分に合うものを見つけていきましょう。
プログラミングスクール
初心者がプログラミングを学ぶ場合、プログラミングスクールの活用をおすすめします。プログラミングスクールでは、実際に現場でプログラミングを活用している人が講師を務めることが多く、実践的なスキルを教えてもらえます。
一緒に学ぶ生徒と意識を高め合える点もうれしいポイントです。プログラミング学習の進捗によってクラスやコースを選べるため、自分のレベルや学習ペースに合わせてプログラミング知識を学べます。また「いつでも質問できる」という安心感は、プログラミング学習のモチベーションにもつながるでしょう。
オンラインプログラミングスクール
オンラインプログラミングスクールも、プログラミング初心者におすすめの学習方法です。好きなときに好きな場所で学べるため、ライフスタイルを崩さずにプログラミングが学べます。小学生であれば、リビングや自室から授業を受けられるため保護者にとっても安心感があります。
プログラミング初心者は、慣れるまでは疑問点やトラブルが多発するものです。そのため、オンラインプログラミングスクールを選ぶ際は、質問へのレスポンスが速いスクールを選びましょう。ビデオチャットで質問ができるオンラインプログラミングスクールもおすすめです。
ブラウザの学習サイト
初心者がプログラミングを学ぶ場合は、まず「プログラミング 学習サイト 無料」と検索してみましょう。登録なしでプログラミングを体験できるサイトもあります。
まずはプログラミングを行う感覚に慣れ、苦手意識を克服していきましょう。その後、本格的なプログラミング学習サイトを探しつつ、無料・有料プランを見比べます。プログラミング初心者向けのブラウザ学習サイトは多数展開されているため、複数のプログラミング学習サイトをどんどん試してみてくださいね。
スマートフォン・タブレット用学習アプリ
スマートフォンやタブレットで使用できる、初心者から上級者まで幅広いターゲットを対象としたプログラミング学習アプリが展開されています。料金形態・学習内容・使い勝手・サポート機能なども多種多様です。
初心者のプログラミング学習では、利用者の口コミや質問環境を重要視しましょう。とくに、不明点の解決を手助けしてくれる機能はモチベーションの維持に直結します。まずは無料アプリや無料プランから始めつつ、相性を見ながら必要に応じて有料に移行していきましょう。
動画サイトの学習チャンネル
現在は、子ども向け・初心者向けのプログラミング学習チャンネルが、動画サイト上で多数展開されています。試しにYouTubeで「プログラミング 初心者」で検索してみましょう。初心者が何から始めればいいのかや、そもそもプログラミングとは何かまで幅広く解説してもらえます。
プログラミングの学習動画では、テロップやアニメーションなど視聴者を飽きさせない工夫が多く取り入れられています。基礎知識から応用技術まで、段階に応じて末長くサポートしてくれるでしょう。
学習書・参考書
初心者向けのプログラミング学習書や参考書も、おすすめのプログラミング学習法の一つです。ただし学習書だけでは質問環境がないため、他のプログラミング学習方法と並行して活用していきましょう。
小学生のプログラミング学習が重要視されている昨今では、人気キャラクターがプログラミングを解説してくれる本も展開されています。子ども向けにわかりやすく書かれたプログラミング書籍は、初心者の大人にもおすすめできる内容です。
動画のプログラミング講座
動画のプログラミング講座は、忙しくてプログラミング学習の時間を取りづらい人におすすめです。コースに登録したり、動画を購入したりすることで学べます。
移動中や休憩中などでも手軽に学べる点が魅力ですが、学習書と同様に質問環境に不安が残ります。オンライン上のコミュニティースペースや、講師に質問できるチャットサービスが備えられている環境を選びましょう。
プログラミング初心者が気をつけたい注意点・成功のコツ
ここでは、プログラミング初心者が気をつけたいプログラミング学習の注意点・成功のコツをご紹介します。子どもも大人も、初心者として今からプログラミングを学ぶ方は参考にしてくださいね。
学習書を丸暗記する必要はない
プログラミング初心者が陥りがちな失敗として、学習書を丸暗記することが挙げられます。プログラミングのコードは膨大で、現在も増え続けており、初心者が暗記できるような量ではありません。
初心者が最低限覚えておくべきプログラミング知識や、目標達成のために必要なプログラミング知識を厳選し、一歩ずつ着実にステップアップしていきましょう。
学習の目標を明確に決める
初心者がプログラミングを学ぶ際は、学習の目標を明確に決めることが大切です。プログラミング学習では、目的やテーマによって学ぶべきプログラミング言語が異なります。
たとえば「プログラミングでホームページを作りたい」や「プログラミングで〇〇の資格をとりたい」などのように、学習の方針を決めるためのゴールを設定しましょう。
必ず質問環境を用意する
初心者のプログラミングで非常に重要な要素が、質問環境の準備です。プログラミング学習では「習った通りの操作をしているのにうまくいかない」というトラブルがほぼ必ず発生します。
現役のエンジニアですらも、毎日のようにバグやイレギュラーと対峙しています。初心者がプログラミング学習のモチベーションを落とさないためにも、わからない部分を質問できる環境を必ず整えておきましょう。
学習のレベルに合った教材を用意する
初心者のプログラミング学習では、自分のレベルに合った教材を用意することが大切です。たとえば「初めてプログラミングに触れる」という人は、小学校低学年向けの学習書が適しているケースもあるでしょう。
背伸びをして難解なプログラミング教材を購入してしまうと、書いてある文章を理解することすらも困難になってしまいます。一歩ずつ着実に成長するためにも、自分の状態を客観的に分析することから始めましょう。
最初はビジュアルプログラミング言語から始めよう!
プログラミング初心者や小学生がプログラミングを学ぶ場合は、ビジュアルプログラミング言語による学習から始めることをおすすめします。ビジュアルプログラミング言語では、自分で手打ちでコードを打ち込まず、画面上のブロックを操作してプログラミングしていきます。
カラフルなブロックを直感的に操作できるだけではなく、コードの順番の大切さや、プログラミングを構成するイメージなどもしっかり学べることが特徴です。プログラミング初心者は、ビジュアルプログラミング言語で有名な「Scratch」というサービスをチェックしてみましょう。
楽しくプログラミングを学ぶなら「プロクラ」
今回は、小学生がプログラミングを学ぶべき理由や、初心者向けのプログラミング学習方法、初心者がプログラミング学習で気をつけるべき注意点をご紹介しました。
初心者のプログラミング学習では、ワクワク感を持ちながら学習に取り組むことが大切です。しかしプログラミングの参考書や学習書だけでは、なかなか興味や関心を持てない人も多いでしょう。小学生などの子どもであればなおさらです。
そこでおすすめしたい習い事が、プロクラです。プロクラでは、子どもに人気のマインクラフトの世界でプログラミングが学べます。
「プログラミング初心者の子どもに楽しく学んでもらいたい」「学校では習えないプログラミングスキルを養いたい」と思っている保護者様は、ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
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