プログラミング教育情報
日本語のオリジナルゲームを作ろう!子ども向けの作成方法を解説
小学生でも、日本語のオリジナルゲームは作れる!
デジタル化が進む現代の小学校では、ICT教育が拡大しています。保護者様のなかには「子どもが学校の授業でデジタルゲームを作ってきた!」と驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。
オリジナルゲーム制作は、学校だけではなく家庭でも挑戦できます。今回は、小学生が日本語のオリジナルゲームを制作する方法やポイントをご紹介します。
そもそも「プログラミング」とは?子どもでも扱える?
日本語のオリジナルゲーム制作で欠かせない要素が、プログラミングです。そもそもITにおけるプログラミングとは「コンピュータに正しく指示を行うための作業」を意味します。今この記事が正しく表示されているのも、スマホやパソコンのプログラミングが正しく機能しているからです。
プログラミングはスマホやパソコンだけではなく、家電やインフラ、ビジネスツールなど幅広い用途で活用されています。基礎を学べば子どもたちや初心者でも手軽に扱える技術であり、現在は子どもたち向けの学習書やスクールなども多く展開されています。
小学生が日本語のオリジナルゲームを作る際のポイント
小学生でも、日本語のオリジナルゲームを制作することは可能です。ここでは、小学生がゲームを作る際のポイントをご紹介します。学習の補強にはもちろん、ITスキルの向上や長期休みの自由研究などにも、ゲーム制作を役立てていきましょう。
ビジュアルプログラミング言語を活用する
小学生が日本語のオリジナルゲームを制作する際は、ビジュアルプログラミング言語から始めることをおすすめします。
ビジュアルプログラミング言語とは、コードが記載されたブロックを組み立てることで、積み木遊びのように簡単にプログラミングを行える言語です。子どもたちのプログラミング学習の入口として、世界中で多くのユーザーに支持されています。
子ども向けの学習書や教材を参考にする
お子さんがプログラミング学習を始める際は、子どもたち向けの学習書や教材を参考にしましょう。たとえばYouTubeで「プログラミング 小学生」「子ども向け ゲーム制作」などのキーワードで検索すると、子どもたち用に作られた優しい教材動画が出てきます。
また子どもたち用の参考書では、人気のキャラクターが解説する書籍や、カラフルなイラストや図形でわかりやすく説明してもらえる書籍も多く展開されている点が魅力です。
子どもにおすすめのビジュアルプログラミング言語
ここでは、子どもたちにおすすめのビジュアルプログラミング言語をご紹介します。どちらの言語も、初めてプログラミングに触れるお子さんにわかりやすい内容となっているため、ぜひ導入してみてくださいね。
Scratch
Scratchは、クリック・ドラッグ・マウス入力のみでオリジナルゲームが作れるビジュアルプログラミング言語です。カラフルなブロックを感覚的に操作でき、制作したゲームは同プラットフォーム内に公開できます。漢字が読めない子や、タイピングが苦手な子でも安心して取り組めます。
Viscuit
Viscuitは、文部科学省も推薦するプログラミング教材であり、同名のビジュアルプログラミング言語です。自分で描いた絵を使ってプログラミングが制作でき、簡単で直感的に理解しやすいUIが魅力です。パソコンがない場合でも、タブレットやスマホで学習できます。
子どもがゲームを作成する際におすすめのツール
ここでは、お子さんがゲームを作成する際におすすめのツールをご紹介します。ゲーム制作ではパソコンやインターネット環境のほかに、ゲームエンジンと呼ばれる制作環境や専門的なツールが必要です。
Unity(ユニティ)
Unity(ユニティ)は、誰でも無料でオリジナルゲームを制作できるゲームエンジンです。マルチプラットフォームに対応しており、1つのゲームデータを幅広いプラットフォームに変換できます。
素材を自由にダウンロードできるアセットストアが展開されており、自分で作画や作曲ができない人でも、イラストや3D、BGMなどを活用してゲームが制作できます(有料素材あり)。
Springin’(スプリンギン)
Springin’(スプリンギン)とは、文字を使わずに簡単にデジタル作品が作れるプログラミングツールです。すべての機能を無料で使え、読み書きができない小さな子どもたちでもクリエイティビティを発揮できます。
プログラミング関連の創作ツールのなかでも特にハードルが低く「まずはプログラミングの技術に楽しく触れて見たい」という人にもおすすめです。
オリジナルゲームの作成は、MacとWindowsのどちらがいい?
日本語のオリジナルゲームを作成する際は、ゲームを公開するプラットフォームによってパソコンの選び方も異なります。
AppStoreやGoogle Playでスマホ向けの日本語のオリジナルゲームを公開する場合は、Macが推奨されます。なぜならWindowsのプラットフォームで作られたゲームは、iOSで公開できないケースが多いからです。
パソコン向け・家庭用ハード向けの日本語のオリジナルゲームを公開する場合は、Windowsが推奨されます。なぜならパソコン用ゲームは、ユーザー数の多いプラットフォームであるSteamによる公開が視野に入るからです。
Steamでは、Windowsのみに対応しているゲームが多い傾向にあります。また家庭用ハード向けに作る場合も、Windowsは各メーカーが提供しているスターターに幅広く対応しています。
ただしUnityのように、マルチプラットフォームに対応しているゲームエンジンもあるため、制作したいオリジナルゲームの内容と照らし合わせながら検討していきましょう。
アップデートやバグ対応など、専門的な対応のためにはプログラミング知識が必要…
日本語のオリジナルゲーム自体は、小学生でも比較的簡単に制作できます。しかし公開後のアップデートやパッチ対応、バグ対応などでは、専門的なプログラミング知識が必要です。
修得したいプログラミング言語は、制作環境や公開するプラットフォームによって異なります。またアクションゲームやロールプレイングゲームなど、高度な動きやシステムが求められるゲームでは、プログラミング言語の修得は必須です。
小学生がプログラミングを学ぶ方法
小学生がプログラミングを学ぶためには、以下の方法が挙げられます。
- 学習書や参考書による独学
- プログラミングスクール
- オンライン教材
- YouTubeやブログなどWeb上に公開されている教材
結果的にはどの方法でもプログラミングを学べますが、初心者やお子さんの学習で重視したいのは「質問環境の有無」です。わからない部分を手軽に解決できる環境が整っていれば、モチベーションを維持したまま学習に励みやすくなります。
上記の方法のなかでも「現役のプログラマーやエンジニアが講師を務めているプログラミングスクール」は、上質な質問環境が整っているといえるでしょう。
プログラミングを楽しく学ぶなら「プロクラ」
今回は、子どもたちが日本語のオリジナルゲームを作るポイントや、実際にゲームを制作できるツールなどをご紹介しました。お子さんがプログラミングをさらに楽しむためには、独学だけではなくプログラミングスクールの活用もおすすめします。
「プロクラ」は、子どもたちが大好きなマインクラフトの世界でプログラミングを学べるスクールです。「子どものITリテラシーやスキルを養いたい」「子どもの幅広い非認知能力を引き出したい」と考えている保護者様は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてくださいね。
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