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プログラミングに英語は必須?覚えておきたい英単語や意味をまとめて解説

プログラミングを始めたい!英語は必須なの?

プログラミング学習でぜひ身につけたいスキルの一つが、英語力です。今回は、プログラミングに英語力が求められる理由や、プログラミング学習で覚えておきたい基本の英単語をご紹介します。代表的なプログラミング言語であるPythonを用いたコード例も紹介していきますので、学習の参考として役立てていただければ幸いです。

英語力があると有利な理由

ここでは、プログラミングに英語力があると有利な理由をご紹介します。プログラミング言語を学ぶうえで、英語の理解度が深まると知識やスキルを習得しやすくなります。プログラミングに英語力が求められる理由を知り、学習に役立てていきましょう。

コードや言語の意味が理解できる

プログラミングに英語力が求められる理由として、コードや言語の意味を理解できることが挙げられます。プログラミング言語は英語や数字がベースになっており、英語の情報は英単語やフレーズが基になっています。英語への理解度が高いほど、初見のコードでも意図を把握しやすくなるのです。

たとえば、プログラミング言語に度々登場する「if」「else」「while」「return」などの英単語も、単語の意味がわからなければゼロから調べる必要があります。しかし元の意味がわかっていれば、リサーチをせずとも概要を認識できる可能性が上がるでしょう。

エラーの意味を読み解ける

英語を理解することで、プログラミングにおけるエラーの意味を読み解けるようになります。プログラミングでは、エラーやトラブルは日常茶飯事です。エラーの原因を読み解く力は、プログラミング作業全体の効率を上げてくれます。

プログラムが正しく動作しない場合に表示されるエラーメッセージは、基本的に英語で記載されています。エラーメッセージの度に英単語から調べ直しているようでは、英語力がある人よりも作業に多くの時間が必要になってしまうでしょう。日本語のテキストを読むのと同じような感覚で英語も読み解ければ、より円滑に作業を進められます。

覚えておきたい英単語の意味と使用例

ここでは、プログラミング学習において覚えておきたい英単語の意味と、使用例をご紹介します。プログラミングは言語によって取り扱う情報が異なりますが、これらの英語は幅広いプログラミング言語に応用されている情報です。

User|ユーザー

Userとは、コンピュータやネットワークにおいて、サービスを利用する人たちを指します。つまり、プログラミングによって構築された環境やWebサイトを活用する私たち自身のことです。ユーザーのなかでも「エンドユーザー」とは、ソフトやアプリの最終的な利用者を表しています。

  • プログラミングでの使用例

class User(プログラミング言語:Python。Userのクラス[設計図]を定義する。定義されたクラスは、オブジェクト指向のプログラミングにおいて、データとメソッドをまとめたものとして扱われる)

Password|パスワード

Passwordとは、コンピューターに記憶されている情報を利用する際に入力する「符号」のことを指します。個人情報を含む機密情報を保護する観点から、正式の登録者であることを確認するためのデータです。暗証番号の一種として扱われます。

  • プログラミングでの使用例

self.password = password(プログラミング言語:Python。ユーザーのパスワードを、オブジェクトの属性として保存する。保存されたパスワードは、Userによって定義されたデータに含まれる)

Web|ホームページ

Webとは「World Wide Web」の略称で、無数のコンテンツから構成されるインターネット上の情報のことです。Webにはテキスト・動画・写真などあらゆる情報が含まれています。Googleをはじめとする検索エンジンやYouTubeのような動画視聴サービスなども、すべてWeb内に含まれます。

  • プログラミングでの使用例

url = ‘https://example.com’(プログラミング言語:Python。データを取得したいターゲットの、WebページURLを設定できる。「https~」の部分に、実際のWebページを入力して使用する)

Contact|連絡先

Contactは、連絡先のことを指します。スマホやパソコンなどの連絡先もContactと呼ばれ、プログラミングにおいてはエラーメッセージの表示でも目にする機会が多い傾向にあります。「please contact your network administrator.(ネットワーク管理者に連絡してください)」などが一例です。

  • プログラミングでの使用例

class Contact:(プログラミング言語:Python。Contactのクラス[設計図]を定義する。クラスはUserと同様に、オブジェクト指向プログラミングにおいてデータとメソッドをまとめたものとして扱われる)

Read|ファイルを読み込む

「読む」を意味するReadは、プログラミングではファイルから指定サイズのデータを読み出すメソッドとして使われています。また、類似するメソッドである「readline」や「readlines」も、ファイルの内容を読み出すときに用いられます。

  • プログラミングでの使用例

content = file.read()(プログラミング言語:Python。ファイルの全内容を一度に読み取る。同コード内に「print(“File Content:”):」を記載した場合、読み取られた内容はcontent変数に格納される)

Write|ファイルに書き込む

「書く」を意味するWriteは、ファイルに対してテキストを書き込むメソッドです。指定したファイルに書き込んだり、既存のファイルの内容を上書きしたりする際に用いられます。

  • プログラミングでの使用例

file.write(content)(プログラミング言語:Python。「file.write」のメソッドを使用して、content変数に格納されたテキスト内容をファイルに書き込む)

Retrieve|データを検索する

Retrieveとは、取り戻す・検索する・回復するという意味の英語です。Webやプログラミングにおいては、おもにデータを検索・取得する際に用いられます。

  • プログラミングでの使用例

print(“Retrieved Data:”)(プログラミング言語:Python。SQLiteという軽量のデータベースを使用したデータ格納において、”Retrieved Data:” というメッセージを表示するために用いられる)

Register|データを登録する

Registerとは、データを登録するという意味を持つ英単語です。プログラミングにおいては、コンピュータのプロセッサが内蔵する記憶回路を指します。

  • プログラミングでの使用例

def register(self, username, email, password)(プログラミング言語:Python。新しいユーザーを登録するためのメソッド。Userオブジェクトを作成したうえで、self.usersのリストに追加する)

True|真

Trueとは、直訳すると「真実」という意味です。おもにFalse(偽)とセットで取り入れられる傾向にあり、条件式の結果か真か偽かを表します。

  • プログラミングでの使用例

is_raining = True(プログラミング言語:Python。is_rainingという変数にTrueを代入する例。これによって、雨が降っているかどうかを表す真偽値として機能する)

False|偽

Falseとは、直訳すると「偽」という意味です。True(真)とセットで使用される傾向にあり、Falseは条件式が成り立たないことを表す単語です。

  • プログラミングでの使用例

is_raining = False(プログラミング言語:Python。is_rainingという変数にFalseを代入する例。これによって、雨が降っていないことを表す真偽値として機能する)

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今回は、プログラミング学習に英語が求められる理由や、代表的な英単語をご紹介しました。

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