プログラミング教育情報
小学生向けプログラミングスクール|子どもにぴったりの教室を選ぶポイント
子どもがプログラミングに意欲的!習い事として通わせたい
ゲーム制作やロボット操作──。プログラミングは遊び感覚で楽しく夢中になれる要素があり、近年子どもたちの間では人気の習い事です。小学校ではプログラミングが必修化となり、「授業の予習復習をしたい」「もっとレベルアップしたものを作りたくなった」など、子ども自身がプログラミングスクールに意欲的なケースも多く見られます。
親としても、子どもにさせたい習い事として人気のプログラミングスクール。AIやIoTが発展していくこれからの時代に、プログラミングのスキルは必要とされます。プログラミングを通して他にもさまざまなスキルが身につくため、お子さんの将来を考えたうえでもおすすめの習い事です。
今回は、そんなプログラミングを習う際のプログラミングスクールの選び方をご紹介します。
習い事としてプログラミングがおすすめの理由
プログラミングスクールでは、小学校で必修化となったプログラミングの授業の予習復習ができます。塾に通って国語や算数を学ぶのと同じように、プログラミングスクールで補習するなど、小学生の今だけでなく、大学入試や将来に役立つ学びもあります。
習い事としてプログラミングがおすすめの理由について、具体的にみていきましょう。
小学校のプログラミング授業の予習・復習ができる
小学校のプログラミング必修化は、科目が新しく追加されたのではなく、従来の国語や算数といった授業のなかでプログラミング的思考を学ぶのが基本です。ソフトを使ってプログラミングを実践する授業もありますが、どちらにしても教わってすぐに習得するのは難しい分野。プログラミングの基礎知識や予習・復習が授業の理解度に大きく影響します。
プログラミングスクールへ通うことで授業の理解度が上がれば、お子さんの勉強意欲もさらに向上して、授業も習い事も前向きに努力してくれるでしょう。
将来の選択肢が増える
将来はプログラマーやシステムエンジニアといった職業に限らず、IT化が進むこれからの時代、プログラミングのスキルはどの業界でも役に立つものです。働き方の観点からも、パソコンがあればリモートワークが可能で働く場所を選びません。
仕事も働き方も選択肢が増えるプログラミングは、多様化の時代に合ったスキルです。お子さんが将来やりたいことを見つけたとき、やっていてよかったと思える習い事になります。
社会で必要な教養が身につく
IT化がより一層進むこれからの時代には、プログラミングは必要な教養です。大人になり社会に出て、必要と感じる時に勉強し始めるのでは遅れをとってしまいます。習い事に時間を費やせる小学生のうちに、プログラミングスクールで教養を身につけておくことがおすすめです。
また論理的思考や問題解決能力、創造力など、どんな仕事に就いたとしても、日常生活においても役に立つスキルが身につきます。人として必要なスキルも教養といえるでしょう。
大学入学共通テストで活かせる
2024年度、2025年実施分から大学入学共通テストで「情報」の科目が追加され、プログラミングに関する出題がされるようになりました。小学生のうちからプログラミングスクールで知識を身につけておくことで、大学入試を有利に進められます。
大学入学共通テストは試験科目がたくさんあるため、受験勉強ではあまり多くの時間を「情報」に費やせないのが現状です。小学生から大学入試の準備ができるのは大きなポイントです。
非認知能力やさまざまな力が身につく
プログラミングスクールでの学びは、単なる知識や技術の向上だけでなく、非認知能力などさまざまな力を身につけることができます。非認知能力とは、テストや成績表のような数字では測れない、人の心や社会性に関する能力のこと。社会に出たときに必要であり、自分の人生さえも豊かにしてくれる大切な能力です。
具体的には、失敗から改善策を考える問題解決能力。正確に伝えるためのコミュニケーション能力など。プログラミングはスキルだけでなく、人としても成長できる習い事です。
プログラミング学習で身につく力
プログラミングを完成させるまでには、論理的に考える力や、問題が発生したら解決する力など、さまざまな能力が必要になります。プログラミングスクールを通して、日常生活や将来に役立つ能力を身につけましょう。
論理的思考力
プログラミング的思考とはゴールに向けて動きを論理的に組み立てる考え方のため、論理的思考力がどんどん向上します。特別なトレーニングをするわけではなく、プログラミングを実践していくことで自然と鍛えられます。
ただ単に論理的に組み立てるのではなく、効率を良くするにはどうしたらいいのか、間違いはどこにあってどう直していくのかを考える。そのプロセスは、プログラミングや学校の授業だけでなく、日常生活や社会に出てからも必要な力です。
問題解決能力
プログラミングは実行と検証を繰り返すことから、問題解決能力が身につきます。自分の意図するゴールに対して、なかなかスムーズにはたどり着けないもの。問題が発生したら、なぜできなかったのか、どうしたらうまくいくのか、何度も考えてゴールへと向かいます。
正常に作動するというゴールが明確であり、問題が解決できてプログラムが完成したときには達成感が味わえることから、最後まで諦めずに集中しやすいという良さもあります。
創造力
新しいプログラムをイチから作り上げる作業は、創造力や想像力が必要です。作りたいものをイメージし、それを形にしていくことは簡単ではありませんが、プログラミングスクールで学ぶうちに身についていきます。
可能性は無限大のプログラミング。できることが増えるにつれて、今度はもっとこうしたい、こんなものを作りたいと思うように技術のレベルアップにあわせて、創造力もますます向上していきます。
デジタルリテラシー
コンピュータの仕組みを理解していなければできないプログラミングは、デジタルに関する知識だけでなく活用する能力、デジタルリテラシーが身につきます。知識にとどまらず、小学生の頃から使いこなせるようになるのは大きなアドバンテージです。
将来、どんな仕事に就いたとしても必要になるデジタルリテラシー。大人になってからの習得は簡単ではないため、プログラミングスクールで触れておくことをおすすめします。
コミュニケーション能力
プログラミングは自分の意図した動きをさせるために、1から10まで細かく正確に指示しなければならないので、自分の意思を的確に伝えるコミュニケーション能力が身につきます。言わなくてもわかるだろう…はプログラミングでは通用しません。
たとえば頼みたいことがあったとき「これやってほしい」よりも、具体的に「この時間に、これを使って、こうしてほしい」と伝えた方が分かりやすいはず。的確に伝えることは相手への思いやりにもなります。
子どもにぴったりのプログラミングスクールを選ぶポイント
プログラミングスクールによって、学べる内容やレベルは大きく違います。いくつかピックアップしたら、ポイントをおさえて見比べることがおすすめです。お子さんが楽しく続けられるように、ぴったりのプログラミングスクールを選びましょう。
対象年齢が合っているか
プログラミングスクールのレベルは幅広いため、事前に対象年齢が合っているか確認が必要です。成長の早い小学生は、1年が大きな差になることもあります。
対象年齢が合わないとどうなるか。低いと簡単すぎてしまい、高いと付いていけなくなり、結果楽しいと思えずに続けられなくなってしまいます。どんな習い事でも、お子さんにとって楽しいことが一番大切です。プログラミングスクールへ楽しく通い続けてもらうためにも、対象年齢をよく確認しておきましょう。
カリキュラムの内容が目的に合っているか
学びの先のゴールをイメージしながら何を学びたいのかを明確にし、目的に合ったカリキュラムのプログラミングスクールを選びましょう。スクールによってカリキュラムはさまざまです。遊びながらプログラミングに触れたい、自分でゲームを作りたい、ロボットを操作したい。
やりたいことと教わることの相違は、モチベーションの低下につながります。お子さんのやりたいことを聞きながら、一緒にプログラミングスクールを探しましょう。
対面かオンラインか
プログラミングスクールへ通い対面で指導を受けるのか、自宅にいながらオンラインで学ぶのか、お子さんに合った授業の方式を選びましょう。対面のメリットは、分からなければすぐに聞ける環境があったり、友達ができたり、発表など対面だからこそのカリキュラムがあること。
対してオンラインは近くにプログラミングスクールがなくても学べたり、送迎の手間が省けたり、曜日や時間にしばられることなく自由度が高いことです。どちらがよいかは、お子さん次第。学びに集中できる環境を選んであげることが大切です。
料金設定は適切か
複数のプログラミングスクールを見比べて、料金設定が適正か確認しましょう。月謝は1.5万円前後の設定が多く、加えて入会費や教材費、パソコンの使用料が必要な場合もあります。
教材費はカリキュラムによってさまざま。たとえばロボット制作をするのであれば作成キットを購入しなければなりません。ひとつだけでは判断しにくいので、いくつか気になるプログラミングスクールをピックアップし、見比べることがおすすめです。
子どもが無理なく通えるか
学校や他の習い事との両立ができるように、無理なく通えるかお子さんとよく相談しておきましょう。曜日設定は学校の下校時間が遅い日は避けたり、他の習い事とのバランスをとったりすることで負担が減ります。土日を使うのもおすすめですが、外出などでお休みすることもあるため、休んだときの振り替え授業の有無がポイントになります。
送迎の負担もまた大事な要素です。プログラミングスクールが遠いと、それだけ時間と労力が必要です。保護者様も無理なく通えるように検討しましょう。
周囲の評判や口コミを調べる
プログラミングスクールへ通っている人の話や、口コミを調べましょう。HPやパンフレットの情報だけに頼らず、実際の声を聞くことで入った後のギャップが軽減できます。せっかく始めたのに思っていたものと違った…となってしまっては、お子さんのモチベーションが下がって続けられません。
友達がプログラミングスクールに行っていれば、同じ所へ通うのもおすすめです。スクールの話も聞きやすく、お子さんも友達と一緒なら楽しく通えます。
習い事を決めるときに注意すべきこと
習い事は始めることよりも、続けることの方が大変です。モチベーションを保ち、諦めずに続けられるように。注意すべきことを頭に入れながら、お子さんとよく話をして決めるとよいでしょう。
親が勝手に決めない
習い事を始めることはもちろん、ゴールまで勝手に決めてはいけません。習いたいと思っているのか本人の意思を尊重し、親自身が「習い事を始めたのだからここまでできてほしい」というゴールを決めないことです。
親が決めた目標と子どもの実力の差にとらわれて結果重視になり、頑張っている過程を見落としてしまうことも。意図せず過度なプレッシャーを与えかねません。お子さんが楽しく前向きに通えたら、自然に力はついていきます。大きな心で見守りましょう。
本人の意思を尊重する
お子さんの「やりたい」気持ちを尊重して習い事を決めましょう。やってみたいと言える子もいれば、保護者様が少し背中を押してあげるのが必要な子もいます。新しい環境へ飛び込むのに抵抗を感じる子どもたちが大半です。どちらにしても「やりたい」や「やってみたいかも…」といった気持ちをくみ取り、後押しができると良いですね。
お子さんが自分で決断して踏み出すはじめの一歩は、その後を左右する大事な瞬間。保護者様の思いもありますが、ぐっと堪えてお子さんの意思を尊重して見守りましょう。
体験があれば参加し、雰囲気を確認する
無料体験があれば積極的に利用して、事前に雰囲気を確認しておきましょう。教室内や授業や先生の雰囲気は、実際に行かないと分からないものです。相性もあるので、体験が終わった後はお子さんとよく話をしてみてください。
可能であれば、体験会に複数回参加することがおすすめです。はじめての場所はどうしても緊張してしまいます。何回か通って場所に慣れるとまわりを見る余裕が出てくるので、自分に合うかどうか、より判断がしやすくなります。
先生との相性チェック
可能な限り体験へ参加して、先生との相性を事前に確認しておきましょう。何を学ぶかと同じくらい、誰から学ぶのかはとても重要なポイントです。前向きに学べるのか、続けられずに辞めてしまうのか、明暗を分けるといっても過言ではありません。
先生の指導を素直に受け入れられるかは、成長するための大きなカギ。この先生からもっと教わりたいと思えたら、素直な子どもたちはぐんぐん成長します。人と人なので相性はそれぞれ。実際に会って話を聞いてみましょう。
子どもがプログラミングでできることって?
小学生向けのプログラミングスクールでできることは、大きく分けると2つあります。オリジナルのゲームや世界を作り出す、ゲーム制作。ロボット制作キットを使って自分で動かすことができる、ロボット操作。やってみたいのはどちらですか?
ゲーム制作
プログラミングスクールによって、使用するソフトやレベルはさまざまです。初心者でも始めやすいおすすめは、ゲームソフト「マインクラフト」の世界で行うプログラミング。人気のゲームを使うので取りかかりやすく、プログラミングの基礎に楽しく触れることができます。
他には小学生でもゲーム作りができるScratch(スクラッチ)。本格的な3Dゲームが作成できるUnity(ユニティー)などがあります。やりたいことやレベルに合ったソフトでゲーム制作に挑戦してみてください。
ロボット操作
ロボット制作キットを使ってロボットを作り、自分でプログラミングして操作ができます。プログラミングの結果がロボットの動作としてあらわれるので、子どもでも視覚的に分かりやすいのが特徴です。
プログラミングスクールで使う教材によって内容もさまざまなので、どんなことができるのか事前にカリキュラムを確認しておきましょう。ロボット制作はどこまで精度の高い指示をプログラミングするのか、レベルは幅広く、可能性も無限大です。
プログラミングを学習する子どもに親ができること
どんな習い事でも、送迎やメンタルのサポートといった保護者様の協力は必要不可欠です。プログラミングスクールの場合はパソコンや周辺機器など、学習環境の整備も必要になります。始めるにはお子さんだけでなく、保護者様も一緒に心の準備をしましょう。
頑張っている姿を褒める
成果や結果よりもプロセスを褒めてあげましょう。結果だけを褒め続けると、成果を出さなければというプレッシャーを与えてしまいます。プログラミングスクールでお子さんがのびのびと楽しく学べるように、頑張る姿を褒めて応援してあげる気持ちが大切です。
注意すべきは兄弟や友達と比較して褒めること。子どもが結果重視になり、勝つために手段を選ばなくなることがあります。もうひとつは、この調子で頑張れと応援すること。逃げ道がなくなって過度なプレッシャーを与えかねませんので気を付けましょう。
学習環境を準備してあげる
パソコンや周辺機器などのハード面と、長く続けるためのサポートといったソフト面、両方の環境を準備してあげましょう。ハード面はプログラミングスクールによって準備するものが異なるので、事前に確認が必要です。オンラインの場合は、インターネット環境の整備も忘れずに。
ソフト面でのサポートは多岐に渡りますが、共通していえるのは「子どもがのびのび楽しく学べる」ようにサポートしてあげること。親子で協力してプログラミングを学んでいきましょう。
小学生向けプログラミングスクールなら「プロクラ」
小学生向けのプログラミングスクールなら、マインクラフトの世界でプログラミングを体験できる「プロクラ」がおすすめです。プログラミングを始めるのはハードルが高いと感じる人も多いでしょう。人気ゲームのマインクラフトの世界で学べるとあれば、子どもでも取りかかりやすく始めやすいです。
マインクラフトを舞台にするプログラミングスクールはたくさんありますが、プロクラはプロが作ったオリジナルワールドを展開し、唯一無二の体験ができます。
答えを教えるのではなく、どうしたら良いと思うか、答えを導き出す質問をして考える力を養う先生たちの指導。制作したものを発表して創造力と表現力を養う、発表の日というプログラム。プログラミングの技術だけでなく、さまざまなスキルを伸ばせるのが「プロクラ」です。
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